「一心不乱」「七転八起」「十人十色」…日常でも耳にするこれらの四字熟語、実はすべて数字が入っていることに気づいていましたか?
数字が入る四字熟語には、人生の教訓や心構えを表す言葉が多くあります。
一つの行動で二つの成果を得る様子を表す言葉や、何度失敗しても立ち上がる強さを示す言葉など、その意味を知ると日々の暮らしがより豊かに感じられます。
こちらの記事では、数字が入った四字熟語を集めました。
意味や使い方も詳しく解説していますので、日々の会話の中に取り入れてみてくださいね。
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数字が入る四字熟語。意味や使い方をわかりやすく解説(1〜10)
八方美人
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日本ではネガティブな意味で使われる事が多い言葉、八方美人。
はっぽうびじんと読みますよ。
本来は、誰にでも愛想良く振る舞うという意味で、その能力の高さをたたえる褒め言葉としても使われます。
しかし日本では、裏表がある、誰に対してもいい顔をするというように捉えられてしまうため、八方美人と言われて喜ぶ人は少ないでしょう。
ですので、誰かを褒めたい時には使う事はオススメできません。
必ず別の言葉に言い換えて伝えてくださいね。
九死一生

九死一生は、もうダメだという危険な状態から命が助かる事を意味する言葉です。
みなさんも「九死に一生を得る」という言葉で聞いた事があるのではないでしょうか?
基本的には大病した方が回復した時や、大きな事故にあったけれど命が助かった時に使いますよ。
しかし実際には生死がかかわらなくても、ビジネスシーンで大きな失敗をしたけれどなんとか切り抜けた、日常生活で危ない目にあった時にも使ったりしますね。
読み方は、きゅうしいっしょうです。
二束三文

二束三文は、江戸時代から日本で使われている四字熟語です。
読み方は、にそくさんもん。
非常に安いこと、価値が低い事を意味します。
「もっと価値があると思ったのに、二束三文の品だった」というふうに使いますよ。
二束三文の二足は金剛ぞうりのこと、三文は一文銭三枚の事で、江戸時代の通貨の最小単位です。
つまり、金剛ぞうりが二束で三文だった事から、転じて非常に安い事を意味するようになりました。
粗悪品などマイナスなイメージで使われる事が多い言葉です。
五里霧中

五里霧中は、ごりむちゅうと読みます。
五里霧というのは、四方に広がる深い霧のことで、つまりはその中にいるという事ですね。
転じて、物事の状況がつかめず迷い、身動きが取れない状態の事を指しますよ。
区分けは、五里霧/中で、五里/霧中ではありませんので気をつけましょう。
「新しい事業を始め五里霧中の心境だ」「訓練や準備をおこたり、実際に災害が起こった時には五里霧中だった」というように使います。
五里霧中に陥らないよう、日頃からしっかり行動したいですね。
十中八九

十中八九は、じっちゅうはっくと読みます。
じゅっちゅうはっくと読み間違えないよう注意しましょう。
漢字が表す通り、十の中の八か九……転じて「おおかた」や「たいてい」という意味で使われ、まず間違いないという状態を指します。
「彼は十中八九この試合に勝つだろう」「その推理は十中八九あたっている」というように使いますよ。
会話の中でも使いやすい四字熟語の一つですし、ビジネスシーンで使われる事も多いです。
この機会にぜひ覚えておいてくださいね。
四苦八苦

みなさんもよく知る四苦八苦という四字熟語。
しくはっくと読み、非常に苦しむこと、あらゆる苦しみを指す言葉です。
これは仏教でいうところの苦の分類で、基本的な四苦「生」「老」「病」「死」に、「愛別離苦」「怨憎会苦」「求不得苦」「五取蘊苦」を足したものですよ。
「新しい環境で四苦八苦している」「思い通りにいかず四苦八苦する」というように使います。
この四字熟語はしっくはっくと読み間違える事が多いので気をつけましょう。
朝三暮四

朝三暮四……ちょうさんぼしは、目先の利益にとらわれて、結局結果は変わらない事実に気づかない事を意味します。
この四字熟語の由来は、中国の故事と言われていますよ。
狙公という人物が猿を飼っていましたが、お金がないために、餌を朝に3つ、夜に4つにすると伝えました。
猿は怒りましたが、朝に4つ、夜に3つと言い直すと、朝の分が増えた事に喜んだそうです。
1つ500円と書いてあるより、3つで1,500円と書いてある方が、なぜだか人はお得と感じるんですよね。



