数字が入る四字熟語。意味や使い方をわかりやすく解説
「一心不乱」「七転八起」「十人十色」…日常でも耳にするこれらの四字熟語、実はすべて数字が入っていることに気づいていましたか?
数字が入る四字熟語には、人生の教訓や心構えを表す言葉が多くあります。
一つの行動で二つの成果を得る様子を表す言葉や、何度失敗しても立ち上がる強さを示す言葉など、その意味を知ると日々の暮らしがより豊かに感じられます。
こちらの記事では、数字が入った四字熟語を集めました。
意味や使い方も詳しく解説していますので、日々の会話の中に取り入れてみてくださいね。
- 数字が入る四字熟語で語彙力アップ!小学生に覚えてほしい四字熟語集
- 思わず使いたくなる面白い四字熟語!一般常識として覚えておきたい表現集
- 心に響く四字熟語で前向きになれる!一般的だけど深い意味を持つ言葉たち
- 美しい四字熟語で心を豊かに!日常で使いたくなる表現集
- 小学生が覚える面白い四字熟語!意味がわかると思わず使いたくなる言葉
- 目標達成に効く四字熟語!一般的な場面で使える言葉たち
- 意味も学べる!小学生が覚えたいかっこいい四字熟語
- 【四字熟語】かっこいい響きが印象的!一般教養として知っておきたい名言集
- 【書き初め】新年にふさわしい四字熟語。心に響く言葉と意味をご紹介
- 覚えやすくて面白い!数字の語呂合わせアイデア集
- 意外に難しい!四字熟語クイズで一般常識をチェック
- 新年の抱負に使いたい四字熟語!やる気が出る言葉のアイデア集
- 小学生が夢中になる四字熟語クイズ!意味が分かると楽しくなる問題
数字が入る四字熟語。意味や使い方をわかりやすく解説(1〜10)
朝三暮四NEW!

朝三暮四……ちょうさんぼしは、目先の利益にとらわれて、結局結果は変わらない事実に気づかない事を意味します。
この四字熟語の由来は、中国の故事と言われていますよ。
狙公という人物が猿を飼っていましたが、お金がないために、餌を朝に3つ、夜に4つにすると伝えました。
猿は怒りましたが、朝に4つ、夜に3つと言い直すと、朝の分が増えた事に喜んだそうです。
1つ500円と書いてあるより、3つで1,500円と書いてある方が、なぜだか人はお得と感じるんですよね。
三位一体NEW!

三位一体は、さんみいったいと読み、キリスト教における概念の一つ。
父=父なる神、子=神の子イエス・キリスト、霊=聖霊が一体の唯一の神だとする考え方です。
四字熟語の意味としては、3つのものが本質的には1つであること、また3人が心を合わせて1つになる事を指しますよ。
使い方としては「会社が成長していくためには、◯◯、◯◯、◯◯の三位一体となる構造が必要だ」「◯◯、◯◯、◯◯が三位一体となり取り組めば達成できるだろう」などですね。
九分九厘NEW!

ほとんど完全に近い状態を表す四字熟語が、九分九厘です。
くぶくりんと読みますよ。
「分」と「厘」はそれぞれ単位を指しており、九分は90パーセント、九厘は9パーセントを意味します。
つまり九分九厘とは、99パーセントの事なのですね。
「あなたの成功は九分九厘決まっている」「彼は九分九厘ここに来るだろう」というふうに使いますよ。
みなさんも良く知る十中八九と似たような意味ですので、日常でも使ってみてくださいね。
数字が入る四字熟語。意味や使い方をわかりやすく解説(11〜20)
十人十色

「10人いれば10通りの色=考え方や好みがちがう」という意味の四字熟語。
例えば、カレーが好きな人もいれば、ラーメンが好きな人もいますよね。
それと同じで、人それぞれに大切にしていることや好きなものはちがって当たり前。
この言葉は、周りの人を思いやる心をもつときにピッタリです。
「どうして〇〇さんはこう思うんだろう?」と思ったら、「十人十色だな~」って思い出してみてくださいね。
みんながちがって、みんながいい。
それがこの四字熟語のステキなところ。
大人も子どもも、「ちがい」を楽しめると、毎日がもっとカラフルになりますよ。
一挙両得
@az0202za #一挙両得 #四文字熟語 #学び
♬ オリジナル楽曲 – 0202civo – az0202za
「公園で散歩すれば気分転換と運動不足も解消され、まさに一挙両得だ」と言います。
これは公園で散歩し、体を動かすことで気持ちも晴れて運動不足の解消にもつながっていくということです。
一つの行動から、二つ利益や成果を得ることを表す言葉として使われる四字熟語です。
一挙両得の四字熟語を使うときは、どんな行動で、どんな利益や成果を得られるのかを、はっきり説明することで説得力が増し相手にも伝わりやすくなりますよ。
一心不乱

この四字熟語は「いっしんふらん」と読み、ひとつの物事に集中して取り組む姿を表す四字熟語です。
さまざまなことに目を向けるのではなく、目的や目標のために突き進んでいる時に活用されます。
例えばスポーツの試合やテストの時間、好きな遊びに取り組んでいる時間は、無意識に一心不乱になっているのではないでしょうか。
しかし、あまりにもひとつのことに集中しすぎてしまうと事故やケガにもつながるので、気をつけたいですね。
一期一会

「一期一会」という四字熟語には一生に一度しかない、そのときの特別な瞬間を大切にするという意味があり茶人の千利休の教えがもとになっています。
利休の弟子である山上宗二の言葉を経て、江戸時代に茶人の井伊直弼が『茶湯一会集』の中で「一期一会」という言葉として記し広まりました。
「一期」というのは「一生」という意味で、「一会」というのは「一度の茶会」という意味があります。
お茶会を開催した人も、来てくれた人もこの時間を人生一度きりと考え心を込めて取り組みましょうというすてきな四字熟語ですね。





