ドラマーの方、パーカッションをたしなんでみてはいかがでしょうか?
今回のテーマは「ドラマー的、パーカッションのすすめ」です。
突拍子のない話だと思った方もいると思います。
しかし、ドラムのフィルインやテクニックに凝るあまりに「物をたたく」といった、本質的な部分が見失われることは多いのです。
「同じ8ビートをたたいても、自分の音はなんかイマイチだな……」
そんな風に感じたことはありませんか?
ドラムとパーカションの違いに注目しつつ、テクニックよりも表現的な部分にピントを当てます。
では、本題にいきましょう。
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ドラムスティックという「障壁」
要点から先に述べます。
ドラムで表現力を付けるには、「どれだけスティックの存在を消せるか?」ということだと思います。
これは野球やテニスなど、物を道具で打つようなスポーツにも同じことが言えるのではないかと思います。
「プレイヤーである人間」と「対象物」の間には「道具」という障壁があるわけです。
であれば、ドラマーとドラムの間には「スティック」という障壁があります。
しかし次第に表現力がついてくると、調子のいい日には「スティックが自分の手の一部」のような感覚になっていきます。
つまり、目指すところは「素手でドラムをたたいているような感覚」なのです。
カホンをやってみよう
とはいえ、その感覚をどう養うかということが問題です。
そこで、今回おすすめしたいのは「素手でたたくパーカッションに挑戦する」ということです。
もちろんパーカッションをしっかり学ぶこととは、また別の話です。
あくまでも、かじってみる程度でいいと思います。
ただ、コンガなどは音が大きく、住宅事情的に厳しいと思うので小型カホンを買ってみるといいかなと思います。
このカホンは小型ながら、箱の裏側にスナッピーが貼ってあるので、スネアドラムの「ジャリ」というような成分もわずかながら再現できます。
そして気になる音量も、小型なのでそんなに出ません。
真夜中以外で控えめにたたくくらいならマンションでも、許容範囲かなと思います。
おすすめの練習法
最後に練習方法をひとつご紹介。
それは、カホンを使ってシングルストロークをいろいろなアクセント移動でやってみること。
以下は、スティックを使って練習パッドをたたいていますが、同じように素手でカホンをたたいてみましょう。
シングルストロークひとつとっても、スティックを持ってドラムをたたくことと、素手でカホンをたたくことでは、大きく違います。
その違いを感じとってもらいたいです。
逆にカホンでも感じない、という方は感覚を磨く練習をする必要があるかと思います。
そして、この表現力を付ける第一歩が「アクセント移動」つまり「抑揚をつけるということ」なのです。
カホンなどを手に入れたら、この「シングルストロークのアクセント移動の練習」をぜひやってみるといいと思います。
おわりに
というわけで、今回の内容をもう一度まとめると……。
「ドラマーといえども、パーカションを買い、物をたたくという基本的な行為に立ち返ってみよう」ということです。
ただ、カホンを買う予算がなければその辺の箱でも大丈夫です。
そして、この物をたたく感覚がひとしきりつかめた後で、スティックを握ってドラムをたたくと……。
きっと何かが変わっているはず、です。
ぜひお試しください。