今回はピアノ伴奏の練習方法について考えてみましょう。
ピアノと言えばソロのイメージが強いですが、伴奏ができれば、いろんなところで重宝されます。
合唱祭の伴奏もできますね。
合唱祭の伴奏と言えば難しそうですが、重要なのは「合わせる」ことですから、自分の音、みんなの声を聴く余裕があるくらいのレベルの伴奏にすることが大切です。
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伴奏の基本
両手で弾くにはまずは片手ずつの練習ですが、伴奏の場合はピアノソロと違い、基本的には両手でコードを弾くので、両手の練習としてはチャレンジしやすいです。
ピアノソロは右手(メロディー)+左手(伴奏)と全く違うことを弾くのですが、伴奏の場合、右手も左手も同じ動きから始められるからです。
もちろん、前奏や間奏についてはピアノソロと同じ形ですので、片手ずつの練習が重要です。
簡単なパターンから練習しよう!
さて、伴奏部分ですがAメロ→Bメロ→サビと段々に盛り上がる形のパターンです。
まずAメロはこういったパターンが多いでしょう。
これが、ベースを変えるだけで随分雰囲気が変わります。
こういったものもまずは一番左の「白玉」で練習します。
その後、少しずつできる範囲でリズムを変化させるのです。
アクセントの位置を変えた下のようなパターンもあります。
右側は同じパターンですが1オクターブ高くしているため、盛り上がって聞こえます。
下のようなパターンもよく出てくる形です。
こんなパターンもあります。
これらのパターンは全てFです。
それをこのようにいろいろな形で弾くのですがまずは簡単な形で練習して、少しずつできるものに変えていけば良いのです。
オンコードを上手く使おう!
コードで弾いていると、「オンコード(分数コード)」というものがよく出てきます。
上の図で、「F/A」や「B♭/F」「C/F」と書いてあるものがオンコードです。
例えば「F」と言えばベースを担当している左手はルート(根音)の「ファ」のはずなのに、「ファ」以外の音を弾くものをオンコードと言います。
「F」は「ファ・ラ・ド」、「B♭」は「シ♭・レ・ファ」ですから、「F/A」や「B♭/F」はベースがルートではありませんが、コード「ファ・ラ・ド」や「シ♭・レ・ファ」の中の音を使っています。
それに対して「C/F」はベース音がF(ファ)ですから「C(ド・ミ・ソ)」の中の音ではないちょっと変わった形です。
下の図の通り分数の形で書く時と「on〇」と書く時がありますが、同じ意味です。
いろいろと決まりごとはあるのですが、今はこういう表記があれば、左手は「F(ファ)」右手は「C(ド・ミ・ソ)」を」弾くのだと覚えてください。
同じコードでも、ベース音が変わるだけで、ずいぶん雰囲気が違うことがわかるはずです。
下のコード進行は合唱祭でよく歌われる「Believe」のイントロからAメロにかけてですが、同じコード進行でベース音だけ変化しているのがよくわかる曲で、オンコードの練習の参考になるでしょう。
Believeの練習動画を載せています。