ピアノ伴奏パターン|伴奏付けや弾き語りに役立つアレンジをピックアップ
メロディに伴奏をつけたり、コード譜を見ながらピアノで弾き語りをする際、仕上がりを大きく左右するのが「伴奏パターン」!
初心者のうちは、ルート音+メロディ、コード+メロデイといったシンプルな弾き方で慣れていくことが大切ですが、ある程度コードをスムーズに押さえられるようになったら、ちょっと豪華に聴こえるアレンジにも挑戦してみたいですよね?
そこで本記事では、伴奏付けや弾き語りがワンランクアップする、オススメの伴奏をいくつかピックアップしました。
それほど複雑ではないものの、十分に演奏効果を得られるパターンばかりを集めましたので、ぜひピアノ伴奏の参考にしてみてください。
もくじ
ピアノ伴奏パターン|伴奏付けや弾き語りに役立つアレンジをピックアップ
ルート弾き

ピアノ伴奏パターンの中で最も簡単に弾ける「ルート弾き」。
ルート弾きとは、コードの基準となるルート音のみを弾いていくこと。
左手でルート音を押さえて右手でメロディを弾くことで、シンプルな響きにはなりますが曲が形になります。
左手が単純な分両手奏をしやすく、コードを理解するよい練習にもなるので、両手奏をマスターしていきたい方や、コードを見ながらスラスラ演奏できるようになりたい伴奏付け初心者の方は、まずはルート弾きからチャレンジしてみましょう!
アルペジオ(下行形)

和音の構成音を上から、あるいは下から順に弾く「アルペジオ」のピアノ伴奏パターン。
下行形の場合は「ソミドソミド」という形になり、コードの基準となるルート音が拍の途中で出てくることになり左手が伴奏、右手がメロディを演奏する場合はやや不安定な印象に……。
そのため、下行形のアルペジオは両手で伴奏する場合、つまり左手のルート音で右手のアルペジオを支える形で演奏できる場合に適しているといえるでしょう。
曲の途中で上行形と下行形を切り替えて変化をつけるのもオススメですよ。
コード奏

「コード奏」は、その名のとおり指示されたコード、和音をジャーンとおさえる伴奏パターンのこと。
ルート音のみをおさえるルート弾きでは作れないハーモニーを作り出すことができるため、より曲の雰囲気をつかみやすくなります。
コードをそのままおさえる基本形ばかりでつないでいくと、急に音が跳躍したり進行に違和感が生じたりしやすいので、ある程度基本形で理解できたら、なめらかな伴奏になるよう転回形を加えてみましょう!
コード奏にリズムを加える

コードを理解でき、ルート弾きやコード奏、4つ打ちなどのシンプルな伴奏をこなせるようになったら、コードにリズムをプラスしてみましょう。
「8ビート+16ビート」「シンコペーション」など、リズムのアレンジは無限大!
1曲の中で複数を使い分けたり、AメロからBメロへの移行部分だけ変化を加えてフレーズの変わり目をわかりやすくさせたりなど、さまざまな使い方が考えられます。
楽曲のイメージに合ったリズムを加えて、ピアノ伴奏付けを楽しみましょう!
8ビート

「8ビート」とは、8分音符の刻みを基調とするリズムのこと。
拍に合わせて弾く4つ打ちより細かくなり、曲に動きが生まれやすくなります。
ただ、そのまま8分音符の刻みにするだけでは、せかせかした騒がしいイメージでおしゃれさゼロ。
そこでオススメなのが、「4分音符-8分休符-8分音符」など、特定の部分に8分の刻みを挟むアレンジ!
抜け感を出すことでノリの良い伴奏に仕上がるので、ポップスの弾き歌いなどにも最適です!
4つ打ち

ルート弾きやコード奏のアレンジにも使える「4つ打ち」。
4つ打ちとは、拍子に合わせてコードを刻むことを意味し、主に4分音符になることからこの名で呼ばれています。
コードに慣れていない段階では、ジャーンとおさえながらメロディを弾いたり歌ったりするだけで精一杯かもしれませんが、4つ打ちにすることで拍感が生まれテンポが安定しやすくなるため、より流れよく曲を演奏できるようになります。
伴奏アレンジの中でもシンプルで取り組みやすい方法なので、ぜひチャレンジしてみてください。