ピアノ伴奏パターン|伴奏付けや弾き語りに役立つアレンジをピックアップ
メロディに伴奏をつけたり、コード譜を見ながらピアノで弾き語りをする際、仕上がりを大きく左右するのが「伴奏パターン」!
初心者のうちは、ルート音+メロディ、コード+メロデイといったシンプルな弾き方で慣れていくことが大切ですが、ある程度コードをスムーズに押さえられるようになったら、ちょっと豪華に聴こえるアレンジにも挑戦してみたいですよね?
そこで本記事では、伴奏付けや弾き語りがワンランクアップする、オススメの伴奏をいくつかピックアップしました。
それほど複雑ではないものの、十分に演奏効果を得られるパターンばかりを集めましたので、ぜひピアノ伴奏の参考にしてみてください。
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ピアノ伴奏パターン|伴奏付けや弾き語りに役立つアレンジをピックアップ(1〜10)
16ビート

8分音符で刻む8ビートよりさらに細かい「16ビート」は、その名のとおり16分音符を基本単位とするリズムで、きめ細かい表現を必要とする曲のドラムパートにも用いられています。
ただし、16分音符でルート音やコードを刻むだけの伴奏は音量が増しやすいため、よほど和音を強調したいフレーズでない限りオススメできません。
16ビートをピアノ伴奏で取り入れる際は、「4分音符-8分音符-16分音符-16分音符」といったように、4つ打ちや8ビートとミックスして、リズムに自然な動きが出るよう工夫してみましょう。
4つ打ち

ルート弾きやコード奏のアレンジにも使える「4つ打ち」。
4つ打ちとは、拍子に合わせてコードを刻むことを意味し、主に4分音符になることからこの名で呼ばれています。
コードに慣れていない段階では、ジャーンとおさえながらメロディを弾いたり歌ったりするだけで精一杯かもしれませんが、4つ打ちにすることで拍感が生まれテンポが安定しやすくなるため、より流れよく曲を演奏できるようになります。
伴奏アレンジの中でもシンプルで取り組みやすい方法なので、ぜひチャレンジしてみてください。
オクターブのトレモロ

コードを見てルート音をパッと捉えられるようになった方は、ルート音をオクターブのトレモロにして、伴奏パターンにレンジを加えてみましょう!
トレモロとは、異なる2音を小刻みに反復する奏法のこと。
クラシック作品の中でトレモロの指示がある場合、反復する数は特に決められていませんが、伴奏付けに取り入れる際は4分音符や8分音符、16分音符などに設定し、拍感をキープしやすいよう演奏するのがオススメです。
和音の構成音をすべて把握する自信はないけれど、ルート音は理解できる!という方は、さっそく挑戦してみてくださいね。
ピアノ伴奏パターン|伴奏付けや弾き語りに役立つアレンジをピックアップ(11〜20)
重音+アルペジオ

重音とは、2つの音を同時に鳴らすこと。
3つ以上の場合は和音と呼ばれますが、2つと3つの区別なく和音と呼ばれることの方が多いかもしれません。
ピアノ伴奏では、和音の構成音をバラバラに弾くアルペジオの一部に重音を加えるアレンジ、いわゆる「ブンチャッチャ」のアレンジが重宝されます。
「チャッチャ」の部分は、刻まず伸ばしっぱなしにするのもOK!
コードの基本形のみを使うとなめらかにつながりにくいので、転回形も挟みながらこのアレンジを使ってみてください。
コード+メロディの一部

コードとメロディの一部を組み合わせる伴奏パターンは、しっとりとしたバラード系の弾き語りにピッタリ!
ジャーンとコードをおさえて歌い、メロディの一部をピアノでなぞって歌と絡ませることで、こなれた弾き語り演奏に仕上がります。
この伴奏は、メロディやコードをしっかり把握しておかなければできないやや高度なアレンジですが、お気に入りのバラードを歌いながらオブリガードのようにピアノをプラスできれば、心満たされること間違いなしです!
シンコペーション+和音

「シンコペーション」とは、本来の強迫と弱拍のパターンを崩した状態のこと。
たとえば通常「強-弱-強-弱」となる拍子の場合、2拍目の弱拍と3拍目の強迫をタイで結ぶことで2拍目に重心が移り、「強-強-余韻-弱」と変化します。
シンコペーションはピアノ伴奏にもいいアクセントをプラスしてくれますし、和音と組み合わせることでよりインパクトのある伴奏に仕上がります。
コード奏や両手奏に余裕を持って取り組めるようになった方は、ぜひ挑戦してみてください。
跳躍

ルート音をおさえたあと、高い音でコードをおさえる「跳躍」の伴奏パターンは、両手奏に慣れている方にオススメ!
テンポがゆっくりの曲であればそれほど難易度は高くありませんが、アップテンポの曲の中で使う場合、手が距離感に慣れていないとなかなか音がはまりません。
コードをばらしているだけのシンプルな形ではありますが、両手奏では左手だけに気をとられているわけにはいかないので、跳躍の幅に慣れる練習をしてからメロディをプラスしてみてください。
弾き語りで伴奏を両手で行う場合は、左手がルート音、右手がコードと役割を分けられるので、跳躍の形でも取り入れやすいでしょう。
おわりに
今回は、基本的なものから動きのあるものまで、比較的シンプルなピアノ伴奏パターンをご紹介しました。
曲の中で使い分けたり、複数のパターンをミックスしたりすることで、よりアレンジの幅が広がっていきます。
ぜひ伴奏による楽曲の変化を楽しみながら、いろいろな伴奏を楽しんでみてくださいね!