ピアノ伴奏パターン|伴奏付けや弾き語りに役立つアレンジをピックアップ
メロディに伴奏をつけたり、コード譜を見ながらピアノで弾き語りをする際、仕上がりを大きく左右するのが「伴奏パターン」!
初心者のうちは、ルート音+メロディ、コード+メロデイといったシンプルな弾き方で慣れていくことが大切ですが、ある程度コードをスムーズに押さえられるようになったら、ちょっと豪華に聴こえるアレンジにも挑戦してみたいですよね?
そこで本記事では、伴奏付けや弾き語りがワンランクアップする、オススメの伴奏をいくつかピックアップしました。
それほど複雑ではないものの、十分に演奏効果を得られるパターンばかりを集めましたので、ぜひピアノ伴奏の参考にしてみてください。
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ピアノ伴奏パターン|伴奏付けや弾き語りに役立つアレンジをピックアップ
アルペジオ(上行形)

「アルペジオ」とは、和音の構成音を下から、あるいは上から順に弾いていく奏法のこと。
コード弾きで同時におさえていた音をばらすことで伴奏にリズムが生まれ、より生き生きとした演奏になります。
上行形の場合は、「ドミソドミソ」のように、構成音を下から上になぞっていきます。
右手でメロディを演奏する場合は左手で上行形のアルペジオを、弾き語りの場合は、左手でルート音をおさえ右手で上行形のアルペジオを弾くとよいでしょう。
16ビート

8分音符で刻む8ビートよりさらに細かい「16ビート」は、その名のとおり16分音符を基本単位とするリズムで、きめ細かい表現を必要とする曲のドラムパートにも用いられています。
ただし、16分音符でルート音やコードを刻むだけの伴奏は音量が増しやすいため、よほど和音を強調したいフレーズでない限りオススメできません。
16ビートをピアノ伴奏で取り入れる際は、「4分音符-8分音符-16分音符-16分音符」といったように、4つ打ちや8ビートとミックスして、リズムに自然な動きが出るよう工夫してみましょう。
アルペジオ(上行+下行)

アルペジオの上行形と下行形をミックスさせると、ピアノ伴奏のバリエーションがより豊かに!
「ドミソミドミソミ」や「ドミソミソミドミソミソミ」、5度進行を含む「ドソミソドソミソ」、さらにはルート音をおさえたまま第3音と第5音を反復するなど、アレンジは無限に考えられます。
さらに、ミックスのアルペジオは、どんな拍子の曲にも合わせやすいのも便利なポイント。
ピアノ伴奏パターンとして、ぜひともマスターしておきたい方法の一つです。
オクターブのトレモロ

コードを見てルート音をパッと捉えられるようになった方は、ルート音をオクターブのトレモロにして、伴奏パターンにレンジを加えてみましょう!
トレモロとは、異なる2音を小刻みに反復する奏法のこと。
クラシック作品の中でトレモロの指示がある場合、反復する数は特に決められていませんが、伴奏付けに取り入れる際は4分音符や8分音符、16分音符などに設定し、拍感をキープしやすいよう演奏するのがオススメです。
和音の構成音をすべて把握する自信はないけれど、ルート音は理解できる!という方は、さっそく挑戦してみてくださいね。
重音+アルペジオ

重音とは、2つの音を同時に鳴らすこと。
3つ以上の場合は和音と呼ばれますが、2つと3つの区別なく和音と呼ばれることの方が多いかもしれません。
ピアノ伴奏では、和音の構成音をバラバラに弾くアルペジオの一部に重音を加えるアレンジ、いわゆる「ブンチャッチャ」のアレンジが重宝されます。
「チャッチャ」の部分は、刻まず伸ばしっぱなしにするのもOK!
コードの基本形のみを使うとなめらかにつながりにくいので、転回形も挟みながらこのアレンジを使ってみてください。
コード+メロディの一部

コードとメロディの一部を組み合わせる伴奏パターンは、しっとりとしたバラード系の弾き語りにピッタリ!
ジャーンとコードをおさえて歌い、メロディの一部をピアノでなぞって歌と絡ませることで、こなれた弾き語り演奏に仕上がります。
この伴奏は、メロディやコードをしっかり把握しておかなければできないやや高度なアレンジですが、お気に入りのバラードを歌いながらオブリガードのようにピアノをプラスできれば、心満たされること間違いなしです!