明治時代から昭和にかけて文部省が編さんした小学校の音楽の教科書に掲載された楽曲の総称が文部省唱歌だそうです。
誰もが口ずさんだことのある名曲ばかりで、「この曲も文部省唱歌だったの?」と驚く人もいるかも。
平成時代生まれには新鮮に感じる作品も多いでしょうね。
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文部省唱歌の人気曲ランキング【2025】(1〜10)
雪文部省唱歌1位

穏やかで美しい春の到来を歌った文部省唱歌です。
1910年の『尋常小学読本唱歌』に掲載されました。
山や里、野に春が訪れる喜びを表現した歌詞は、日本人の季節に対する繊細な感性が込められています。
本作は助詞の使い分けも見事で、花が咲く状態には「に」を、鳥が鳴く動作には「で」を使用するなど、日本語の美しさも感じられます。
春の新学期や入学式などの季節の行事で歌われることが多く、自然の移り変わりを感じながら心温まるひとときを過ごしたい方にもピッタリの名曲です。
冬景色文部省唱歌2位

冬の初めの朝から夕方までの様子が描かれた文部省唱歌『冬景色』。
1番では霧が出る朝の水辺の様子、2番では昼間の麦がなる田園の様子、3番では小雨が降る夕方の里の様子が描かれています。
美しいメロディーに乗せて歌われるそれらの景色に、秋から冬に徐々に移ろいゆく季節の変化を感じさせます。
歌詞で描かれているどれもが秋の終わり、そして冬の始まりによく見られる光景を描いています。
この曲とともに、ゆったりと流れる時間と季節を感じてみてはいかがでしょうか。
茶摘文部省唱歌3位

親しみのあるメロディーが心地よい『茶摘』は、自然に口ずさみたくなるような童謡です。
タイトルではピンとこないという方も、メロディーを一度聴けばきっと覚えがあるはずですよ!
有名な曲である一方で、歌ってみると歌詞がわからないという方もいらっしゃるかもしれません。
この曲は、日本語のきれいな言葉づかいや響きをたっぷり味わえる非常に詩的な歌詞で書かれているので、この機会に歌詞をチェックしてみるのもオススメですよ!
春の小川文部省唱歌4位

穏やかな水のせせらぎとともに、素朴で優しい情景が目の前に広がる名曲です。
文部省唱歌の中でもメロディーラインが美しく、高野辰之さんが故郷の長野県の思い出を込めて作詞されたと伝えられています。
岸辺に咲く可憐な花々や小川を泳ぐ魚たちの様子が、まるで絵画のように描かれており、日本の春の原風景を見事に表現しています。
1912年に「尋常小学唱歌 第四学年用」に掲載されて以来、世代を超えて歌い継がれてきました。
思い出の歌として、また懐かしい春の風景を感じられる曲として、心温まるひとときを過ごしたい方におすすめしたい一曲です。
われは海の子文部省唱歌5位

昔からある代表的な海にまつわる童謡といえば『われは海の子』。
初版は1910年、文部省の尋常小学校読本唱歌に発表された、長く愛され親しまれている唱歌です。
作詞作曲者は不明とされていますが、日本の歌百選にも選ばれている名曲です。
描く風景は、夏の海。
その歌詞は海辺で育った少年の成長を歌った内容とされています。
風の音や、白波の立つ広々とした海の風景が浮かぶような、雄大なスケールの楽曲です。
夏の時期に、海の風景を思い浮かべながら朗々と歌いたいですね。
海文部省唱歌6位

文部省唱歌の『海』は、日本の童謡の中でもとくに有名な楽曲の一つですね。
海の雄大さや美しさを讃える歌詞は、聞いているだけで、海を思い浮かべられるほど。
穏やかでありながら、どこか力強さも感じさせるメロディは、子供から大人まで、幅広い世代の方々に親しまれています。
『海』は1941年に発表され、以来長きにわたって愛され続けてきた名曲。
小学校の音楽の教科書にも掲載されているほか、日本の歌百選や、21世紀に残したい海の歌としても選ばれるなど、その教育的価値の高さも認められていますよ。
夏のレクリエーションなどで、高齢者の方々と一緒に歌ってみるのもおすすめです。
懐かしい思い出がよみがえってくるかもしれませんね。
虫のこえ文部省唱歌7位

1910年に『尋常小学読本唱歌』に初めて掲載され、100年以上たった現在でも小学二年生の学習指導要領の中に含まれている文部省唱歌です。
マツムシ、スズムシ、そのあと出てくる虫をご存じですか?
実は、もともとは次にキリギリスが登場していましたが、1932年にコオロギに変更されているんです!
キリギリスがコオロギを指す古語であったことから改変が加えられたそう。
高齢者の方の中でも、もしかしたらキリギリス派とコオロギ派に分かれるかもしれませんね。