日本の唱歌・童謡・わらべうた|世代をこえて歌い継がれる心に響く名曲
子供の頃、家族や友達と一緒に歌った童謡やわらべうたを思い出すことはありませんか?
文部省唱歌をはじめとした懐かしい歌たちは、世代をこえて受け継がれてきた日本の宝物です。
でも、曲名は覚えていても歌詞が出てこなかったり、メロディはわかるのにタイトルが思い出せなかったりすることもあるのではないでしょうか。
この記事では、誰もが一度は耳にしたことのある唱歌や童謡、わらべうたを幅広くご紹介します。
懐かしい歌声に耳を傾けながら、大切な人と一緒に口ずさんでみてくださいね。
日本の唱歌・童謡・わらべうた|世代をこえて歌い継がれる心に響く名曲(1〜10)
ぞうさん

まど・みちおさんの詩に團伊玖磨さんが穏やかな3拍子のメロディをつけたこの曲は、長い鼻をからかわれた子象が「母さんも同じだよ」と誇らしげに答える姿を通して、違いを肯定する心を優しく伝えています。
2003年の「好きな童謡」ランキングでは第7位に選ばれ、世代をこえて愛され続けてきました。
キングレコードの『ぞうさん―まど・みちお童謡集〈白寿記念〉』や日本コロムビアの『まど・みちお作品集 ~ぞうさん~』など、多くの作品集に収録されています。
大切な人と一緒に口ずさみながら、自分らしさを大切にする心を育んでほしい1曲です。
おかたづけ

保育園や幼稚園で片づけの時間に歌われる生活密着型の童謡です。
呼びかけの言葉を繰り返すシンプルな構成で、小さな子供すぐに覚えられる親しみやすさが魅力。
テンポが途中から速くなるアレンジが多く、遊び心を刺激しながら自然に片づけへ誘導できる工夫が凝らされています。
YouTubeの保育系チャンネルでも取り上げられ、家庭や園でのBGMとして活躍しています。
お片づけを楽しい習慣にしたい子育て中の方や、保育の現場で働く方にオススメの1曲です。
クラリネットをこわしちゃった作詞:石井好子/作曲:不明

フランスの伝承童謡に石井好子さんが日本語詞をつけた本作は、クラリネットの音が出なくなってしまった子供の困惑を、コミカルに描いた1曲です。
「オーパキャマラード」という不思議な掛け声は、フランス語の「歩調を合わせて、友よ」という行進の呼びかけに由来しています。
1963年にNHK『みんなのうた』でダークダックスの歌唱、久里洋二さんのアニメーションで放送され、その後も何度も再放送されるほど愛され続けてきました。
楽器演奏の小さな失敗をユーモアに変えてくれるこの曲は、幼稚園や小学校で歌うのはもちろん、親子で一緒に口ずさむのにもピッタリです!
一番星みつけた文部省唱歌

夕暮れどき、空を見上げて最初に輝く星を探す体験は、誰もが一度は経験したことがあるでしょう。
1932年に文部省の小学校音楽教科書に掲載された本作は、杉、柳、松といった身近な樹木の上に星が輝く様子を、幼い子供の目線から素朴に描いています。
わらべうた風のメロディは、誰でもすぐに口ずさめる親しみやすさが魅力です。
明石市立天文科学館には歌碑が建てられ、星空を見上げる文化を象徴する作品として今も歌い継がれています。
よいの明星を探しながら、大切な人と一緒に歌ってみてはいかがでしょうか。
うみ作詞:林柳波/作曲:井上武士

青く雄大な海の景色が目に浮かぶ、誰もが知る唱歌。
作詞を手がけた林柳波さんと作曲の井上武士さんが、ともに海のない群馬県の出身というエピソードも有名です。
だからこそ、初めて目にする光景への素直な感動と憧れが満ちているのかもしれませんね。
本作は1941年に文部省の教科書で紹介され、2007年には「日本の歌百選」にも選出されました。
親子で一緒に口ずさみたくなる、やさしい時間をもたらしてくれる名曲です。
かたつむり文部省唱歌

雨上がりの道端で、一生懸命前へ前へと進もうとするかたつむりを見つけるとつい口ずさんでしまう、そんな方も多いのでは?
子供のころ聴いていて、今は自分の子供と一緒に歌っているという方もいらっしゃるでしょう。
本作は、かたつむりに「頭はどこ?」と呼びかける、子供の純粋な好奇心を描いた1曲。
1911年に文部省唱歌として『尋常小学校唱歌(一)』に収録されました。
ゆったりしたイメージとは裏腹に、軽快でリズミカルな曲調なのも魅力ですね。
親子で自然とふれあうきっかけにもなる、世代をこえて親しまれている名曲です。
金太郎作詞:石原和三郎/作曲:田村虎蔵

足柄山で熊と相撲をとるたくましい子供の姿を描いた唱歌です。
まさかりを担ぎ、馬のけいこに励む豪快な姿が、身体を動かしながら歌いやすい2拍子のリズムと掛け声によって生き生きと表現されています。
力強く元気な様子が伝わるので、保育や家庭で動物や昔話に興味をもちはじめた子供たちと一緒に歌うのにピッタリ。
ただし、本物の熊の恐ろしさは十分に伝えてあげましょう。
故郷作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一

ふと故郷を思い出して少し寂しくなる……そんな心にそっと寄り添ってくれるような、温かいメロディが魅力の名曲。
歌詞には、うさぎを追いかけた山や小ぶなを釣った川など、故郷の原風景が描かれています。
1914年に文部省唱歌として世に出た本作は、1998年の長野冬季オリンピック閉会式で演奏され、世界中の人々の心を打ちました。
IL DIVOのような海外のグループにも日本語で歌い継がれている名曲です。
故郷を離れて頑張っている方が、秋の虫の音を聴きながら自分のルーツを静かに思う、そんなひとときにもピッタリの1曲ではないでしょうか。
桃太郎作詞:不詳/作曲:岡野貞一

誰もが知る日本の昔話を歌にした、岡野貞一さん作曲による不朽の童謡。
1911年に文部省の教科書に掲載されて以降、100年以上にわたって多くの子供たちに親しまれてきました。
犬、猿、きじを仲間にして鬼ヶ島へ向かう勇敢な物語が、覚えやすいメロディにのせて描かれています。
JR西日本岡山駅では接近メロディとしても親しまれているこの楽曲。
全6番までの歌詞を物語とともに振り返りながら、みんなで歌うのもオススメです!
いぬのおまわりさん作詞:佐藤義美/作曲:大中恩

迷子になってしまった子猫を優しく助けようとする犬のおまわりさんの心温まる物語を描いた本作は、佐藤義美さんの温かな作詞と大中恩さんの親しみやすい楽曲が絶妙に融合した日本を代表する童謡です。
困った表情で「ニャン、ニャン、ニャン」と鳴く子猫の気持ちに寄り添いながら、カラスやスズメにも助けを求める犬のおまわりさんの優しさと奮闘ぶりが、聞く人の心をほっこりと温めてくれます。
1950年代から1960年代にかけて制作されたこの楽曲は、NHKの『みんなのうた』や『おかあさんといっしょ』などの教育番組で親しまれ、多くの子供たちに愛され続けています。



