文部省唱歌・童謡・わらべうた。歌い継がれる日本のこころ
文部省唱歌の童謡・わらべうたの中から、スタジオスタッフがおすすめする名曲、人気曲のご紹介です。
いつまでも歌い継がれる、日本の懐かしいプレイリストです。
文部省唱歌・童謡・わらべうた。歌い継がれる日本のこころ(21〜30)
小さい秋みつけた

小さい秋の歌詞はなんとも悲しい内容の歌詞です。
北側の窓ガラス、曇っている、うつろな目をしてミルクを溶かすなど寂しい表現を重ねて少しずつ寒くなり、訪れる秋を体感しながら言葉で表現しているのではないでしょうか。
屋根より高いこいのぼり

5月5日子供の日の端午の節句に男の子と父親が元気で暮らせますようにという願いを込めた歌です。
当時の一家の大黒柱は父親であり、女性である母親はこの歌には登場しません。
当時の時代背景が映し出されている歌です。
文部省唱歌・童謡・わらべうた。歌い継がれる日本のこころ(31〜40)
浦島太郎

毎日村でまじめに働いていた漁師が亀を助けてあげたらお礼に竜宮城に連れていってくれるという不思議な物語の歌です。
楽しい時はあっという間に過ぎてしまう。
また約束を守らなければとんでもない結果が待っているという教訓を教えてくれます。
赤い靴

戦争時代、外国人は敵であり大人にとっても言葉が通じない理解できない存在でした。
外国人を異人さんと言っていた時代、実際に外国人を見たことがない子どもたちは怖い存在だと思っていた気持ちがよく伝わってくる歌です。
赤とんぼ

赤とんぼが飛んでいる夏は終わりの夕暮れ。
少しずつ日暮れが早くなり家に帰らなければいけない時間もせまってきています。
オレンジ色の夕暮れを背に家に帰ったことを赤とんぼを見て思い出している懐かしい気持ちになる歌です。
青い眼の人形

世界がボーダーレスになった現在アメリカ生まれの人形は珍しくなく、青い眼の外国人も実際に会えます。
しかし、昔の日本では人形でしか外国人を見たことがない人もいて当時の日本人のアメリカ人に対する思いがしのばれる歌です。
春風作詞:加藤義清/作曲:フォスター

日本の伝統と西洋の音楽が見事に融合した作品。
春の穏やかな風景を描いた歌詞と、心地よいメロディーが、聴く人の心に優しく寄り添います。
1926年に「検定唱歌集」に掲載されて以来、長く愛され続けている本作。
柳の枝や凧、庭に吹く風など、春の訪れを感じさせる情景が目に浮かぶようです。
新学期や入園・入学シーズンにぴったりの1曲。
子供たちと一緒に歌えば、春の喜びをより深く感じられるでしょう。
大人の方にも、懐かしい思い出とともに楽しんでいただけるはずです。