日本の唱歌。懐かしの曲、こころのうた
さまざまな唱歌の中から、スタジオスタッフがおすすめする名曲、人気曲をご紹介します。
日本のこころを歌う懐かしのプレイリストです。
日本の唱歌。懐かしの曲、こころのうた(1〜5)
故郷唱歌

青い山、清らかな水、そして幼い頃に遊んだ思い出。
懐かしい故郷の風景と、離れて暮らす家族や友人への思いを優しく包み込むメロディーは、誰の心にも響く普遍的な魅力を持っています。
1914年に文部省唱歌として発表された本作は、高野辰之さんと岡野貞一さんによって生み出され、当時の日本の農村風景や生活を色濃く反映しています。
1998年の長野オリンピック閉会式で歌われ、多くの人々に感動を与えました。
ト長調の3拍子で紡がれるシンプルで覚えやすい旋律は、卒業式や成人式など人生の節目に歌われ続けています。
郷愁を誘う歌詞とメロディーは、故郷を離れて暮らす全ての人の心に寄り添う、まさに日本の心を象徴する楽曲といえるでしょう。
BELIEVE

NHKの「生きもの地球紀行」の3代目エンディングテーマ曲で作詞作曲は杉本竜一。
1998年に発表された後、合唱曲として編曲されて小中学校で歌われている。
ゆったりとした旋律が段々に盛り上がって行き、英語の歌詞と共に山場を形成する。
この星に生まれて

作詞作曲は杉本竜一で1996年にCD収録された「生きもの地球紀行」の2代目のエンディング主題歌である。
夢を捨てないで、というメッセージと共にスケールの大きな歌詞と流れるような美しいメロディーで広く愛唱されている。
朧月夜

1914年に発表されてから今でも長く親しまれ続けています。
一番の歌詞では段々と日が暮れていく様子を、二番の歌詞では朧月が照らす夜の風景を書いています。
のどかでありながらも美しいメロディも愛されています。
みかんの花咲く丘川田正子

静岡のみかん畑がモチーフだそうで、丘から海や船を眺めている美しい風景が浮かびます。
が、この歌も亡くなった母さんが出てきて心にしみるものがあります。
戦後すぐの作品ですから、やはり戦争の影響でしょうか。
こんな美しい歌にも哀しさが宿っています。
日本の唱歌。懐かしの曲、こころのうた(6〜10)
パフ

作曲はピーター・ヤロで、ピーター・ボール&マリーのフォークソング曲として演奏された。
日本語訳は芙龍明子のものが小学校3年生の音楽の教科書に載っている。
優しい怪獣を歌った歌で、親しみやすい旋律にちょっと寂し気な歌詞がつく。
われは海の子

1910年に発表され、2007年には「日本の歌百選」にも選ばれています。
作詞・作曲者はともに不詳です。
敗戦後は軍艦などが登場する7番がGHQの指示で削除されています。
1947年以降は3番までが歌われるようになりました。