『ふるさと』『春の小川』『紅葉』など、誰もが一度は口ずさんだことのある日本の唱歌。
音楽の授業で習ったり、幼い頃に友人と歌ったりした懐かしいメロディは、ときがたっても心に残り続けますよね。
四季折々の風景や日常の情景を歌った作品には、日本人の感性が詰まっています。
この記事では、世代をこえて歌い継がれてきた唱歌の数々をご紹介します。
曲名を見るだけで思わず歌い出したくなる、そんな懐かしい日本の名曲をぜひチェックしてくださいね。
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【日本の唱歌】時代をこえて愛される名曲を厳選!(1〜10)
かぞへ歌NEW!

文部省唱歌として広く学校現場で歌われてきた、日本の伝統的な数え歌。
1910年7月に『尋常小學讀本唱歌』に収録されたこの作品は、数を数えながら、忠義や親孝行、兄弟の和、友情、誠実さといった徳目を子供たちに教える内容となっています。
古くから各地に伝わるわらべ歌の旋律を教材用に整えたもので、福井直秋さんが伴奏譜を作成し、学校教育の現場で歌いやすい形にまとめられました。
1997年には杉並児童合唱団の歌唱によるアルバム『尋常小学唱歌 第三学年』にも収められています。
村祭NEW!

秋の実りと神様への感謝を歌った、日本の原風景を感じさせる名曲。
笛や太鼓の音が聴こえてくるような、にぎやかなお祭りの情景が目に浮かぶ歌詞が魅力的ですよね。
1912年3月に発行された『尋常小学唱歌 第三学年用』に掲載されて以来、長きにわたり親しまれてきた歴史ある1曲。
由紀さおりさんや安田祥子さんらによって歌い継がれ、今でも秋の定番ソングとして愛されています。
リズミカルな擬音が楽しい本作は、お祭りの高揚感を味わうのにピッタリです!
ひよこNEW!

小学校1年生向けに書かれたこの曲は、兄弟仲良く集団で行動することの大切さを教えてくれます。
文部省が編さんした『尋常小学唱歌 第一学年用』に収録され、1911年5月に刊行された本作。
小さなひよこたちが親鳥のもとで助け合いながら歩く様子を通して、まだ小さな子供たちには大人の保護と仲間とのきずなが必要だというメッセージが込められています。
明るく歌いやすいメロディと、歩くリズムに合わせた拍子が印象的な、温かな情景描写が安心感を与えてくれる1曲です。
冬の夜NEW!

1912年3月に発行された『尋常小学唱歌 第三学年用』に掲載されて以来、一世紀以上にわたり歌い継がれてきた文部省唱歌です。
外では厳しい吹雪が吹き荒れるなか、囲炉裏を囲んで過ごす家族の温かい団らんの情景が描かれています。
母の手仕事や父の語る昔話に耳を傾ける子供たちの様子からは、穏やかな幸せときずなを感じ取ることができますよ。
2007年には「日本の歌百選」にも選定された本作。
寒い季節に、家族との思い出を振り返りながら口ずさんでみてはいかがでしょうか。
四季の雨NEW!

四季それぞれの雨が持つ豊かな表情を繊細に切り取った、日本ならではの情緒あふれる唱歌です。
1914年に刊行された『尋常小学唱歌 第六学年用』に収められた1曲で、文部省唱歌として長年親しまれています。
春のけむるような雨から冬の寒さを伝える雨音まで、季節の移ろいを美しい日本語でつづった歌詞が印象的ですよね。
ゆったりとした3拍子の穏やかなメロディが、聴く人の心にしみじみとした安らぎを与えてくれる名曲です。
時計の歌NEW!

1910年に発行された教科書『尋常小学読本唱歌』に収録されて以来、長く歌い継がれている文部省唱歌です。
規則正しい擬音語のリズムにのせて、朝から晩まで休まず動き続ける時計の様子が描かれています。
レコード録音の歴史も古く、1932年には文谷千代子さんと日本ビクター・ジュニア・オーケストラによるSP盤が発売されるなど、さまざまな形で記録されてきました。
NHKの教育番組や学校教材としても親しまれてきたため、聴けば懐かしい教室の風景がよみがえる方もいるかもしれませんね。
朝顔NEW!

毎朝咲く花を数えながら、昨日より今日、今日より明日と増えていく朝顔に心を寄せる子供の視点が描かれた文部省唱歌です。
明治44年に刊行された『尋常小学唱歌(一)第一学年用』に収録されました。
花の数を数え、大きなつぼみは明日、小さなつぼみは明後日と時間の感覚を自然に学べる教材として全国の尋常小学校で歌われてきた本作。
夏の観察日記と結びついた朝顔という題材が、世代をこえて懐かしさを呼び起こしてくれるでしょう。






