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意外と知らない都道府県民歌。あなたの地元の歌詞と歴史を探る

意外と知らない都道府県民歌。あなたの地元の歌詞と歴史を探る
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意外と知らない都道府県民歌。あなたの地元の歌詞と歴史を探る

学校の音楽の授業や地域の行事で一度は耳にしたことがあるかもしれない都道府県民歌。

実はすべての都道府県に存在するわけではないことや、逆に複数の曲を都道府県民歌として制定していることもあるってご存じでしたか?

この記事では、全国の都道府県民歌を一挙に紹介。

ふるさとの風景や歴史、県民の誇りが込められた都道府県民歌は、知れば知るほど奥深い世界が広がっています。

自分の出身地や気になる地域の歌をぜひチェックしてみてください!

東北・北海道(1〜10)

最上川山形県

山形県全域を流れる母なる川の雄大な姿を、格調高い旋律で歌い上げた日本三大県民歌の一つ。

昭和天皇が皇太子だった1925年に現地を訪れた際の印象をもとに詠んだ和歌へ、1930年に島崎赤太郎さんが曲をつけました。

それから長きにわたり県民に親しまれ、1982年3月に正式に県民の歌として制定されました。

わずか一首の短歌でありながら、広大な野をゆったりと流れ海へ注ぐ川の清らかさが凝縮されています。

県内の学校行事や式典で歌い継がれているほか、酒田市の日和山公園には歌碑も建立されています。

むかしのむかし (ホームソング)北海道

1967年5月に制定された北海道民の歌は3曲あり、その中でホームソングとして親しまれている曲です。

この楽曲は、勇壮な行進曲「光あふれて」とは対照的に、開拓の歴史や日々の暮らしを昔話のように優しく歌い上げています。

作詞は一般公募から選ばれ、作曲は『めだかの学校』で知られる中田喜直さんが担当しました。

温かなメロディは、今も道民の心に深く刻まれています。

光あふれて (行進曲)北海道

北海道民の歌「光あふれて」 歌詞字幕&ふりがな付き
光あふれて (行進曲)北海道

広大な大地を持つ北海道ならではのスケール感あふれる行進曲をご存じですか?

原野や森、湖といった豊かな自然美と、未来への希望を高らかに歌うこの作品は、行進曲ながらも親しみやすい旋律が特徴です。

作曲を手掛けたのは、あの『上を向いて歩こう』で有名な中村八大さん。

1967年5月に北海道百年記念事業の一つとして「道民のうた」として制定された際、歌詞の公募にはなんと1463編もの応募がありました。

3曲制定されている北海道民歌の中でも、もっとも演奏される機会が多い1曲です。

北海ばやし (道民音頭)北海道

実は北海道には「道民のうた」として制定された楽曲が3つも存在しています。

その中でも今回紹介するのは、お祭りや盆踊りで親しまれる音頭形式の作品『北海ばやし』です。

広大な大地や豊かな自然を、力強いリズムとともに歌い上げる本作は、まさに北海道のスケール感そのもの。

1967年5月、北海道百年記念事業の一環として公募された歌詞をもとに制作されました。

宮城県民歌宮城県

宮城縣民歌(1939年) 〈宮城県制150周年記念特集〉
宮城県民歌宮城県

遠山徳男さんが作詞、福井文彦さんが作曲を手がけた本作は、平和への願いや仙台平野の豊かな自然、そして産業の復興を誓う歌詞が、荘重な旋律とともに響き渡る1曲ですね。

1948年9月には、藤山一郎さんと安西愛子さんの歌唱、古関裕而さんの編曲により、日本コロムビアからSPレコードとして発売されました。

県制150周年記念事業の式典やロビーコンサートで演奏されるなど、宮城県の誇りを語り継ぐうえで欠かせない、行政と県民をつなぐ大切な存在です。

輝く郷土宮城県

「宮城県民歌『輝く郷土』」(宮城県制150周年記念式典披露)
輝く郷土宮城県

戦後の復興期に、荒廃した郷土を復興しようとする活動の中で制作された『輝く郷土』。

遠山徳男さんが作詞、福井文彦さんが作曲を手がけ、平和の到来や産業の振興、そして新しい宮城の建設を誓う力強い内容となっています。

戦前の県民歌とは異なり、河北新報社との連携による公募で歌詞が選ばれたプロセスには、県民自らの手で故郷を再建しようという熱意が反映されていますよね。

今なお公的な場で歌い継がれている点も注目すべきポイントです。

岩手県民の歌岩手県

県民の歌 歌:立川澄人、伊藤京子 演奏:オーケストラ
岩手県民の歌岩手県

1965年3月、岩手県庁の新庁舎竣工を記念して制定された1曲です。

作編曲を手がけたのは、『夏の思い出』などで知られる中田喜直さん。

歌詞は公募で選ばれた田原耕二さんによるもので、岩手の広大な空や歴史ある文化、そして未来への希望を描いています。

明るく力強い旋律は、聴く人の心に郷土への誇りを呼び起こしますね。

制定当時には立川澄人さんと伊藤京子さんの歌唱でビクターからシングル盤も発売されました。

それからときを経た2007年9月には、平泉の世界遺産登録や国体開催に向けた機運を高めるため、再録音版の放送が県庁内で開始されています。

時代が変わっても形を変えながら歌い継がれる、岩手のシンボルといえるでしょう。

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