意外と知らない都道府県民歌。あなたの地元の歌詞と歴史を探る
学校の音楽の授業や地域の行事で一度は耳にしたことがあるかもしれない都道府県民歌。
実はすべての都道府県に存在するわけではないことや、逆に複数の曲を都道府県民歌として制定していることもあるってご存じでしたか?
この記事では、全国の都道府県民歌を一挙に紹介。
ふるさとの風景や歴史、県民の誇りが込められた都道府県民歌は、知れば知るほど奥深い世界が広がっています。
自分の出身地や気になる地域の歌をぜひチェックしてみてください!
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東北・北海道(11〜20)
青森県賛歌青森県

青森の豊かな自然や産業、そして未来への希望を壮大に歌い上げる本作。
1971年9月に県政100周年を記念して制定された、歴史ある県民歌です。
作詞は地元の俳人である永沢与助さんが手がけ、補作を詩人のサトウ・ハチローさん、作曲を田中利光さんが担当しました。
歌詞には県を象徴する山や海、工業都市としての発展を願う言葉が並び、当時の高度経済成長期の熱気が伝わってくるようです。
現在は2001年に制定された別の歌が主流ですが、本作も例規上は廃止されておらず、県の歩みを物語る貴重な存在といえるでしょう。
県民の歌秋田県
戦後の復興から高度成長へと向かう1959年12月。
秋田県が新しい時代のシンボルとして公募し2曲目の県民歌として制定したのが本作です。
八郎潟干拓事業や国体開催を控えた「躍進の秋田」を象徴するように、明るく軽快曲調で構成されています。
1961年にはキングレコードからSP盤が製造され、のちにシングル盤としても再発されました。
また、1968年の明治100年記念事業として制作された合唱と吹奏楽のための楽曲『大いなる秋田』の第4楽章にも取り入れられており、単なる式典歌を超えて深く愛されています。
関東(1〜10)
千葉県民歌千葉県

1964年、高度経済成長の波に乗る千葉県の姿を象徴するように制作されたのが本作です。
公募で選ばれた鈴木弥太郎さんが作詞を手がけ、長谷川良夫さんが作曲を担当した歌詞には、房総の豊かな海や菜の花、そして響き渡る建設の音が力強く描かれています。
昭和47年の広報映画『県民のうた』でも紹介されるなど、映像とともに県の発展を支えてきた歴史があるのですね。
行進曲調のメロディに耳を傾ければ、当時の活気ある空気感が伝わってくるかもしれません。
埼玉県歌埼玉県

1967年の埼玉国体開催を控え、県民の心をひとつにするために作られた行進曲風の楽曲です。
歌詞には秩父の山並みや利根川の流れといった自然美が織り込まれています。
1965年9月に制定され、レコードも発売された本作は、戦前の初代に代わる二代目として誕生した歴史を持ちます。
県庁の電話保留音としても使われているため、意外な場所で耳にしている方も多いかもしれませんね。
山梨県の歌山梨県

戦後の混乱期を乗り越えようと制定された『山梨県の歌』。
1950年に定められた本作は、郷土の美しい自然や文化復興への願いが込められています。
富士山やぶどう畑といった山梨ならではの風景を織り込みながら、明るい未来へ向かって手を取り合うようすが描かれており、聴くだけで前向きな気持ちになれますね。
制定の年には日本ビクターからSPレコードとして制作されました。
2019年には県議会で普及促進について議論されるなど、今もなお大切に歌い継がれている県民の心の歌です。



