意外と知らない都道府県民歌。あなたの地元の歌詞と歴史を探る
学校の音楽の授業や地域の行事で一度は耳にしたことがあるかもしれない都道府県民歌。
実はすべての都道府県に存在するわけではないことや、逆に複数の曲を都道府県民歌として制定していることもあるってご存じでしたか?
この記事では、全国の都道府県民歌を一挙に紹介。
ふるさとの風景や歴史、県民の誇りが込められた都道府県民歌は、知れば知るほど奥深い世界が広がっています。
自分の出身地や気になる地域の歌をぜひチェックしてみてください!
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関東(1〜10)
東京都歌東京都

戦後の復興期、1947年4月に制定され、都民の希望を乗せて歌い継がれているのが東京都を象徴する本作です。
一般公募で選ばれた原田重久さんの歌詞と加須屋博さんの曲には、平和へ向かう朝や豊かな自然が描かれています。
都民歌として制定された当時はキングレコードからSPレコードも発売され、関連して吹奏楽版も制作されていたという歴史的な背景も興味深いです。
2024年の『広報東京都』など、都民の日に合わせた広報とのタイアップで現在も紹介されています。
歴史の重みを感じながらも、明るい未来への願いが込められた本作は、まさに首都東京の誇りといえる1曲ではないでしょうか。
県民の歌栃木県

「とちの葉」や「男体山」「鬼怒川」といった栃木の美しい風景が目に浮かぶような本作。
1962年12月の制定以来、半世紀以上にわたって県民に親しまれてきた1曲です。
岡きよしさんが作詞、川島博さんが作曲を手がけ、豊かな自然や産業の発展、そして県民の和を明るく高らかに歌い上げていますよね。
2017年9月にはダ・カーポがカバーした音源も公開され、その透明感あふれるハーモニーが新たな魅力を加えています。
とちぎテレビの放送終了時などに流れるメロディとして、地元の方にはおなじみの存在といえるでしょう。
千葉県民歌千葉県

1964年、高度経済成長の波に乗る千葉県の姿を象徴するように制作されたのが本作です。
公募で選ばれた鈴木弥太郎さんが作詞を手がけ、長谷川良夫さんが作曲を担当した歌詞には、房総の豊かな海や菜の花、そして響き渡る建設の音が力強く描かれています。
昭和47年の広報映画『県民のうた』でも紹介されるなど、映像とともに県の発展を支えてきた歴史があるのですね。
行進曲調のメロディに耳を傾ければ、当時の活気ある空気感が伝わってくるかもしれません。
山梨県の歌山梨県

戦後の混乱期を乗り越えようと制定された『山梨県の歌』。
1950年に定められた本作は、郷土の美しい自然や文化復興への願いが込められています。
富士山やぶどう畑といった山梨ならではの風景を織り込みながら、明るい未来へ向かって手を取り合うようすが描かれており、聴くだけで前向きな気持ちになれますね。
制定の年には日本ビクターからSPレコードとして制作されました。
2019年には県議会で普及促進について議論されるなど、今もなお大切に歌い継がれている県民の心の歌です。
光あらたに神奈川県

戦後の復興期にあたる1950年4月に制定され、神奈川県のシンボルとして長く親しまれている県民歌。
海や山に恵まれた豊かな風土と、新しい時代への希望を託した歌詞が印象的な本作は、飯田信夫さんが作曲を手がけた格式ある旋律も魅力です。
レコードとしては、藤井典明さんと藤原亮子さんによるSP盤のほか、1966年には三浦洸一さんと渡辺はま子さんによるカバー盤も制作されました。
郷土の歴史と県民の思いが詰まった1曲といえるでしょう。
群馬県の歌群馬県

日本歌謡史に残る作曲家、服部良一さんが手掛けた、壮大で晴れやかなメロディが印象的な県民歌。
赤城山をはじめとする雄大な自然や、力強く未来へと進む県民の希望を描いた歌詞は、一般公募によって選ばれました。
実はこの歌、群馬県にとって3代目の県民歌にあたる作品であることをご存じでしたか?
1968年10月に明治100年記念事業の一環として制定されました。
群馬テレビの放送開始や終了時に長年流れていたため、その旋律を耳にした記憶がある方も多いかもしれませんね。
半世紀以上にわたり、地域の式典や放送を通じて親しまれ続けている名曲です。
信濃の国長野県

長野県民の圧倒的な支持を集める、郷土愛にあふれた県歌です。
1900年に唱歌として作られ、県歌として正式に制定されたのは1968年のこと。
長野の豊かな山河や歴史上の偉人を網羅した歌詞が特徴的で、日本三大県民歌の一つにも選ばれています。
地理や歴史の教科書のような内容ですが、メロディは覚えやすく、歌っていて心が熱くなりますね。
1998年の長野冬季オリンピックでも歌われるなど、長野県出身でなくともその熱量に圧倒されることまちがいなしの1曲です。


