【秋田の歌】故郷への愛が詰まった珠玉の名曲・ご当地ソング集
日本海に面し、豊かな自然と伝統文化が息づく秋田県。
この地では、秋田を愛する心が詰まった民謡や演歌、ご当地ソングが数多く誕生しています。
本記事では、そんな秋田ならではの郷愁を誘う不思議な魅力を持った名曲を集めました。
秋田出身の方も、秋田をこよなく愛する方も、きっと耳にするだけで思い出の地が目の前に浮かび上がってくることでしょう。
土地の空気感や情緒までもが伝わってくる名曲の数々を、心ゆくまでお楽しみください。
【秋田の歌】故郷への愛が詰まった珠玉の名曲・ご当地ソング集(1〜10)
風の国AKITANEW!中川奈美

秋田の雄大な自然や、そこに暮らす人々の温かさが目に浮かぶような壮大なバラードです。
歌唱は『鬼滅の刃』挿入歌で知られる中川奈美さんが務め、歌詞にふんだんに盛り込まれた秋田弁が、聴く人の郷愁を優しく誘います。
この楽曲は2023年7月に公開された、ご当地RPG『秋田市クエスト』の公式テーマソング。
制作にあたり実施されたクラウドファンディングで目標額333万円を達成したエピソードからは、地域からの熱い期待や秋田への思いが伝わってきます。
はばたけ秋田っ子NEW!津雲優

未来へ向かう秋田の子供たちを力強く後押しする、希望に満ちた応援歌です。
津雲優さんの情緒豊かな歌声に、元気いっぱいのコーラスが重なり合い、聴く人の心を温かく包み込みます。
本作は、1999年5月に明徳小学校のイメージソングとして制作された作品。
実際に同校の児童たちがレコーディングに参加したというエピソードからも、地域との絆を大切にする津雲優さんならではの温かさが伝わってきます。
故郷が恋しくなったときや、純粋な気持ちを取り戻したいときにそっと寄り添ってくれる、優しさと活力に満ちた名曲です。
秋田HATA☆HATA☆ROCK & SAMBA!!NEW!渡部絢也

秋田の魂がロックとサンバのリズムにのってはじける、底抜けに明るいご当地ソングです。
秋田県出身のシンガーソングライター、渡部絢也さんが手掛けたこの楽曲は、2017年10月に『歌と絵のCD』シリーズの一環として制作され、日本コロムビアのアルバム『決定盤!
日本の盆踊り集』にも収録されました。
県魚ハタハタを主役に、秋田民謡のメロディとラテンのリズム、ロックギターが融合したサウンドは、聴いているだけで心がウキウキしてきますよね。
歌詞には県内25市町村の名所や特産品がユーモラスに描かれ、地元への誇りと愛情がたっぷり詰まった1曲です。
マスターNEW!秋山竜次

ライブハウスのマスターから「一度は行くべき」とすすめられた秋田。
募る思いとは裏腹に、ささいな日常の出来事にはばまれて結局行けないもどかしさを、秋山竜次さんがコミカルに歌い上げます。
切実な願いが、なぜか連続ドラマの視聴や季節限定ドリンクといった身近な用事で阻まれる展開には、共感しつつも思わず笑ってしまう不思議な魅力がありますね。
この楽曲は、フジテレビ『オモクリ監督』内のコーナーから生まれた作品。
旅への憧れはあれど、日々の雑事に追われてしまう多くの人が、まるで自分のことのように感じてしまうのではないでしょうか。
秋田音頭ーAKITA・ONDO- Bonjour Club MixNEW!藤あや子feat. m.c.A・T

秋田出身の演歌歌手、藤あや子さんと日本のヒップホップシーンを牽引するm.c.A・Tさんがタッグを組んだ楽曲です。
秋田の風土や名物をリズミカルに歌い上げる民謡の魅力を、m.c.A・Tさんのラップとダンサブルなビートがさらに引き立て、祝祭感あふれるサウンドを生み出しています。
2019年1月にシングルとして世に出たこの楽曲は、NHK『うたコン』などで披露され、大きな反響を呼びました。
DA PUMPのTOMOさんが手掛けた“ヤクヨケダンス”も話題に!
故郷への深い愛情と、伝統を未来へつなぐ挑戦的な気概が感じられる1曲です。
なまはげNEW!人間椅子

秋田県に伝わる伝統行事を、重厚なヘヴィメタルサウンドで見事に描き出した1曲です。
本作は2014年6月にリリースされたアルバム『無頼豊饒』に収められ、後にバンドの歴史を彩るベスト盤『人間椅子名作選 三十周年記念ベスト盤』にも選ばれています。
青森出身のメンバーが隣県である秋田の文化を描く様子には、東北全体への深い愛情と敬意が込められているのかもしれませんね。
日本の伝承が持つ独特の空気感と、その背後にある人々の祈りを、迫力ある演奏とともに感じてみてはいかがでしょうか?
秋田ポンポン節NEW!香西かおり

秋田の漁村を舞台に、海で生きる男のたくましさと家族への深い愛情を歌った民謡調の1曲です。
この楽曲で繰り返される「ポンポン」という軽快なリズムは、漁船のエンジン音をほうふつとさせ、漁港の活気を思い起こさせます。
本作は2007年8月に香西かおりさんのデビュー20周年を記念してリリースされた作品で、後にCD-BOX『二十周年記念 シングル・コレクション』にも収録されました。
故郷を離れて暮らす方が聴けば、地元の風景や家族の顔が思い浮かぶかもしれませんね。