意外と知らない都道府県民歌。あなたの地元の歌詞と歴史を探る
学校の音楽の授業や地域の行事で一度は耳にしたことがあるかもしれない都道府県民歌。
実はすべての都道府県に存在するわけではないことや、逆に複数の曲を都道府県民歌として制定していることもあるってご存じでしたか?
この記事では、全国の都道府県民歌を一挙に紹介。
ふるさとの風景や歴史、県民の誇りが込められた都道府県民歌は、知れば知るほど奥深い世界が広がっています。
自分の出身地や気になる地域の歌をぜひチェックしてみてください!
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中部(1〜10)
新福井県民歌福井県

2014年12月に開催されたイベント「福井しあわせ元気スポーツフェスタ2014」で初めて披露されたこの曲。
作詞は詩人の三好達治さん、作曲は世界的指揮者の小松長生さんが手掛けています。
1954年に制定された旧来の歌詞を受け継ぎつつ、2018年の福井国体を見据えて、現代風の親しみやすい旋律へと生まれ変わった本作。
越前若狭の美しい自然や産業、そして未来への希望を歌う歌詞はそのままに、誰もが口ずさめる爽やかなメロディー特徴です。
県が公式にオーケストラ伴奏や吹奏楽版の楽譜を配布するなど、地域に根差した公共音楽として親しまれています。
式典からスポーツの現場まで、県民の心を一つにするために幅広く歌い継がれる1曲ですね。
近畿(1〜10)
京都府の歌京都府

京都といえば歴史ある神社仏閣や美しい街並みが思い浮かびますが、そんな古都の誇りと未来への希望を込めた府民の歌があることをご存じでしょうか?
1984年に制定された本作は、一般公募で選ばれた歌詞をもとに作られました。
長い歴史を受け継ぎながら新しい時代へと進んでいく姿が、風や炎といった言葉とともに力強く描かれています。
團伊玖磨さんが手掛けたメロディは、荘厳でありながらも親しみやすく、聴く人の心を大らかにしてくれますね!
当時レコード化されたほか、行進曲としてアレンジされたバージョンが2008年発売のアルバム『團伊玖磨 吹奏楽作品集 Vol.2』に収録されています。
式典だけでなく、吹奏楽の響きとしても楽しめるのがステキですよね!
兵庫県民歌兵庫県

戦後まもない1947年5月に、新憲法の施行を記念して兵庫県が制定したこちらの歌。
実は、新しい時代の幕開けを祝うために作られた歴史ある作品なんですよね。
作詞は公募で選ばれた野口猛さん、作曲は信時潔さんが担当しており、平和や民主主義への希望が込められた荘厳な響きが特徴なんです。
当時の記念式典で合唱されたという記録も残っていて、復興へと向かう人々の熱意が伝わってくるようです。
しかし、その後は長らく公的な場で歌われる機会が減ってしまい、その存在がないものとして扱われてきた歴史があります。
しかし、近年になって資料が再確認されるなど、その歴史的価値があらためて注目されています。
和歌山県民歌和歌山県

戦後の復興期にあたる1948年8月、文化による地域再建を願って制定されたのがこの県の歌です。
作詞は西川好次郎さん、作曲は山田耕筰さんが手掛けており、温暖な気候や豊かな海といった南国紀州の情景が浮かぶ世界観が特徴。
荘重ながらも親しみやすいメロディには、復興への熱い思いが込められています。
1971年の黒潮国体や1977年の全国植樹祭など、県内の重要な式典で演奏されてきた歴史があり、県庁の電話保留音にも採用されるなど、まさに行政と深く結びついた楽曲ですよね。
1979年にはレコードとして記録され、CDが各学校へ配布されるなど、形を変えながら歌い継がれている本作。
郷土の誇りを感じさせる、歴史ある名曲です。
奈良県民の歌奈良県

古都奈良の歴史と未来を歌い上げるこの県民歌。
1968年に制定された本作は、作詞を萩原四朗さん、作曲を福島正二さんが手がけました。
歌詞には吉野や畝傍山といった由緒ある地名が登場し、歴史の重みと県民の誇りを感じさせる荘重な仕上がりになっているんですよね!
合唱に適したメロディは、学校や式典で歌い継がれる親しみやすさも兼ね備えています。
現在も県の広報広聴課で音源の貸し出しがおこなわれており、行政の大切な文化資産として扱われています。
地域の行事や式典で長く愛され続ける奈良の象徴ですね。
滋賀県民の歌滋賀県

戦後の復興期、滋賀会館の開館に合わせて1954年に県民歌に制定されたのが本作。
公募で選ばれた蓼沢猟さんの歌詞をもとに西條八十さんが補作し、古関裕而さんが作曲を手がけた豪華な制作陣による1曲です。
比良の山並みや琵琶湖の美しさなどが織り込まれ、当時の県民の希望が込められています。
古関さんらしい明るく親しみやすい旋律は、合唱曲としても映える美しさを持っていますね。
近年では2025年開催の『わたSHIGA輝く国スポ・障スポ』で、県旗掲揚曲としてびわ湖ホール声楽アンサンブルによるバージョンが採用されるなど、時代を超えて親しまれています。
中国・四国(1〜10)
岡山県の歌岡山県

戦後復興の象徴として新庁舎が完成した1957年に制定された県民歌です。
直後に開催された岡山産業文化大博覧会で披露され、2005年の晴れの国おかやま国体でも演奏されるなど、大きな節目で県民の心を一つにしてきました。
公募によって選ばれた歌詞には、瀬戸内の穏やかな海や山並みを背景に平和や躍進といった願いが込められています。
作曲は当時岡山大学の教授だった水野康孝さんが担当し、親しみやすくも格調高いメロディが魅力ですね。
当時のSP盤には吹奏楽版もあわせて収録されており、地域の歴史と誇りを今に伝える貴重な作品といえるでしょう。


