【岡山の歌】郷土愛あふれるご当地ソング&名曲を一挙紹介!
岡山といえば、晴れの国と呼ばれる温暖な気候や、白桃やマスカットなどの名産品を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。
しかし、魅力あふれる地域を歌った楽曲となると、意外と知らないという方もいるかもしれませんね。
実は岡山をテーマにした歌には、郷土の風景や人々の暮らし、地域への愛情が込められたステキな作品がたくさん存在します。
この記事では、そんな岡山を歌った楽曲を集めました。
岡山にゆかりのある方も、まだ訪れたことのない方も、音楽を通じてこの土地の魅力を感じてみてください。
【岡山の歌】郷土愛あふれるご当地ソング&名曲を一挙紹介!(1〜10)
鷲羽旅情NEW!デューク・エイセス

瀬戸内の海景を舞台にした叙情豊かなご当地ソング。
2012年に地元NPOの手で制作され、作詞は西野フミ子さん、作曲は下津井在住のシンガーソングライター竹内康弘さんが手がけました。
デューク・エイセスさんによる録音は2013年初頭に鷲羽山ビジターセンターでCD化され、観光プロモーションの一環として活用されています。
久須美の鼻や瀬戸大橋、お大師堂といった具体的な地名を織り込みつつ、離愁と旅情が交差する構成が胸に響きます。
2019年には鷲羽山第二展望台にボタン式の歌碑が建立され、夕景観賞に訪れた人々が現地で男声コーラスの重厚な響きに包まれる仕掛けとなりました。
倉敷川NEW!原田悠里

倉敷の美観地区を流れる川を舞台に、別れを決意する女性の心情を描いた演歌作品です。
白壁の町並み、藍染の暖簾、石畳といった倉敷らしい風景が歌詞に織り込まれ、プロモーション映像も美観地区で撮影されるなど、岡山の魅力を存分に伝える内容に仕上がっています。
発売後はオリコン週間チャート20位を記録し、有線放送の演歌リクエストでは1位を獲得しました。
また第45回日本作詩大賞では入賞曲に選ばれるなど、作詞面でも高い評価を得ています。
凛とした強さと未練の揺れをあわせ持つ女性像が印象的で、倉敷を訪れたことがある方にはもちろん、これから訪れてみたいと思っている方にもオススメの1曲です。
鬼たいじNEW!森高千里

岡山といえば桃太郎伝説が有名ですが、森高千里さんがそのモチーフを痛快にアレンジした楽曲をご存じでしょうか。
1990年10月発売のアルバム『古今東西』に収録された本作は、桃太郎がいないなら自分が鬼退治に行くという能動的な主人公が登場します。
犬や猿、雉といったおなじみの仲間や打ち出の小づちを引き合いに出しながら、現代社会にひそむ悪を鬼に見立てて立ち向かうというユーモアあふれる歌詞が魅力的!
昔話の世界観を借りながら、前向きなメッセージを軽やかに届ける森高さんならではのセンスが光る1曲です。
倉敷川遠歌NEW!中村美津子

岡山県の美観地区を舞台にした演歌作品です。
白壁の町並みと倉敷川のほとりで繰り広げられる別れの物語が、柳の落葉や秋の空気とともに描かれます。
昭和歌謡の巨匠、石本美由起さんによる詞に、弦哲也さんが旋律をつけた王道の布陣で制作されました。
2012年3月にキングレコードからシングル『情け川/倉敷川遠歌』のカップリングとして世に出た本作は、蔵や橋といった土地の風景を借りながら、人と人の縁がほどけていく哀しみを歌い上げています。
水面のゆらぎを思わせるストリングスと和楽器のニュアンス、こぶしの効いた中村美津子さんの歌声が、旅情と郷愁を見事に表現した1曲です。
倉敷ひとり雨NEW!香西かおり

倉敷の美観地区を思わせる雨の情景を背景に、香西かおりさんが歌い上げる切ない女心を描いた作品です。
来るかどうかも定かではない相手を雨にぬれながら待ち続ける女性の姿を、倉敷という具体的な土地の名とともに切々とつづっています。
本作は2008年3月にシングル『風恋歌』のカップリングとして収録されました。
ゆったりとしたテンポで歌いやすく、吐息混じりのニュアンスを丁寧に表現できる方なら、より深く本作の世界観を味わえるでしょう。
お供になりたいNEW!勝手に観光協会

みうらじゅんさんと安齋肇さんによる「大きなお世話」ユニット、勝手に観光協会が岡山県のために作ったこの楽曲は、桃太郎伝説の三従者になぞらえて「あなたのお供になりたい」という思いを歌い上げています。
倉敷美観地区の白壁や鷲羽山の夕景、雪舟や有森裕子さんといった固有名をダジャレとともにちりばめた歌詞は、まるで観光パンフレットをポップに再構成したような遊び心にあふれています。
岡山出身の方はもちろん、これから岡山を訪れる予定のある方が聴けば、旅の気分が一層盛り上がることまちがいなしです。
宮本武蔵NEW!ドンキーカルテット

コミックバンドとして活躍したドンキー・カルテットが1970年に発表した、岡山ゆかりの剣豪を題材にした1曲。
カントリー調の軽快なリズムと語り口で、史実の武蔵をコミカルに描いた作風です。
美作出身とされる武蔵という地域の象徴を笑いとともに全国へ届けており、企画盤としては異例のヒットとなりました。
時代劇のパロディとバラエティが融合した当時ならではの空気感が楽しめます。
昭和歌謡やコミックソングが好きな方、岡山の歴史に親しみを感じたい方にオススメしたい名曲です。






