【日本の唱歌】時代をこえて愛される名曲を厳選!
『ふるさと』『春の小川』『紅葉』など、誰もが一度は口ずさんだことのある日本の唱歌。
音楽の授業で習ったり、幼い頃に友人と歌ったりした懐かしいメロディは、ときがたっても心に残り続けますよね。
四季折々の風景や日常の情景を歌った作品には、日本人の感性が詰まっています。
この記事では、世代をこえて歌い継がれてきた唱歌の数々をご紹介します。
曲名を見るだけで思わず歌い出したくなる、そんな懐かしい日本の名曲をぜひチェックしてくださいね。
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【日本の唱歌】時代をこえて愛される名曲を厳選!(21〜30)
故郷作詞:高野辰之/作曲:岡野貞一

青い山、清らかな水、そして幼い頃に遊んだ思い出。
懐かしい故郷の風景と、離れて暮らす家族や友人への思いを優しく包み込むメロディは、誰の心にも響く普遍的な魅力を持っています。
1914年に文部省唱歌として発表された本作は、高野辰之さんと岡野貞一さんによって生み出され、当時の日本の農村風景や生活を色濃く反映しています。
1998年の長野オリンピック閉会式で歌われ、多くの人々に感動を与えました。
故郷を離れて暮らすすべての人の心に寄り添う、まさに日本の心を象徴する楽曲といえるでしょう。
かたつむり

1911年に発表されました文部省唱歌です。
かたつむりは日本各地でさまざまな名前で呼ばれていましたが、この曲が発表されてからは「かたつむり」という呼称が確立されることとなりました。
軽快なメロディで、手遊びうたとして使われることもあります。
茶摘み

日本の伝統文化を今に伝える名曲。
1912年に発表され、2007年に「日本の歌百選」に選ばれました。
歌詞には、初夏ごろに行われる茶摘みの様子が描かれています。
子どもたちが2人で向かい合って遊ぶ手遊び歌としても有名ですね。
鯉のぼり

現在でも、こどもの日が近づくと全国各地で歌われている名曲。
1913年に発表されました。
歌詞には、空を泳ぐ鯉のぼりのように立派に雄大に育ってほしいという願いが込められています。
難しい言葉が含まれていることから、最近では「屋根より」で始まる『こいのぼり』のほうが親しまれているようです。
めんこい仔馬NEW!作詞:サトウ ハチロー/作曲:仁木 他喜雄

仔馬と子どもの暮らしを温かく描きながら、時代の影が忍び込む不思議な切なさを持つ1曲です。
濡れた仔馬のたてがみを乾かし、一緒に走り、やがて別れを迎える。
そんな情景がリズミカルな掛け声とともに展開していきます。
作詞を手がけたサトウハチローさんは童謡から歌謡曲まで幅広く活躍し、作曲の仁木他喜雄さんは映画音楽でも知られる実力派です。
本作は1940年12月に発売され、翌1941年1月にNHKの『国民歌謡』で全国放送されました。
映画『馬』とも関わりが深く、のちにアニメ映画でも取り上げられるなど長く愛されてきました。
親子で歌えば昔の暮らしに思いを馳せられ、保育の現場では仔馬の動きを真似る遊びとしても楽しめますよ。
大阪市街電車唱歌

七五調の心地よいリズムが、春の大阪を巡る旅へと誘ってくれる1曲。
梅田から始まり、堂島や心斎橋、天保山へと至る当時の名所が次々と歌い込まれ、活気あふれる街の様子が目に浮かぶようです。
路面電車に揺られる人々のわくわくした気持ちが伝わってくるような気がしませんか?
この楽曲は、 1908年に大阪市営路面電車のPRソングとして作られたとされています。
懐かしいメロディーに耳を傾けていると、古き良き「水の都」の賑わいが感じられるはずです。
夏の思い出はいだしょうこ

尾瀬という土地の名前も水芭蕉という花の名もこの歌から知ったような気がします。
作品自体はずいぶん昔のようですが「みんなのうた」で知っていたのだと思います。
尾瀬への思い出を歌う歌詞に、しっとりとした美しい風景が浮かんできます。





