文部省唱歌の人気曲ランキング【2025】
私たちの心に深く刻まれた懐かしい旋律、文部省唱歌。
明治時代から歌い継がれてきた「ふるさと」や「春の小川」には、日本人の心に響く叙情的な美しさが息づいています。
季節の移ろいや故郷への想いを優しく紡ぎ、世代を超えて愛され続けてきた珠玉の歌々には、現代に生きる私たちの心も癒す不思議な力が宿っています。
心温まる思い出とともに、日本の心が息づく名曲の数々をお届けします。
文部省唱歌の人気曲ランキング【2025】(21〜40)
まめまき(豆まき)文部省唱歌26位

2月の節分にやることと言えば、鬼を払い福を呼ぶ豆まきですよね!
そんな豆まきについて歌った曲がその名も『まめまき』。
歌詞には豆まきをすることで、鬼が逃げたり福の神を呼び寄せる様子が描かれています。
歌詞に合わせた振り付けも動画サイトには公開されているので、曲に合わせて踊りながら豆まきをするのもオススメ!
豆を投げることでパラパラと落ちる様子などがポップに描かれているので、小さなお子さんでも入り込みやすい曲です。
むすんでひらいて文部省唱歌27位

フランスの哲学者として知られているジャン=ジャック・ルソーさん作曲という外国曲でありながら日本の歌百選に選ばれている童謡。
もともとの作詞者は不明で、日本では賛美歌、唱歌、軍歌といった、それぞれの時代によって歌詞が変化してきた楽曲であることをご存じでしょうか。
2番や3番もなく同じ内容をひたすら繰り返すシンプルな歌詞は、さまざまな考察がなされるほど聴き手にその解釈が委ねられています。
日本においては第二次世界大戦後に童謡として定着し、海外では現在も讃美歌として歌われている楽曲です。
スキー文部省唱歌28位

新年会がおこなわれる季節は冬の真っただ中、地域によっては雪が積もっていることもあるかと思います。
そんな雪を利用したスポーツの象徴ともいえるスキーを題材にした唱歌です。
目の前に広がる美しい雪山の風景、スキーの風を切るようなスピードが感じられる内容です。
軽やかなテンポで進行するサウンドも印象的で、楽しい気持ちでスキーに挑んでいる姿が伝わってきます。
スキーの経験がある人ほど、かつて見た風景が鮮明にイメージされるのではないでしょうか。
仰げば尊し文部省唱歌29位

1884年に発刊された『小学唱歌集第三篇』において、はじめて日本に広められた唱歌のひとつです。
アメリカの音楽教育家メーソンの指導の下、既存の西洋音楽の中から日本人に親しみやすい曲を選び、そのメロディーに日本語の歌詞をつけて、日本の音楽教育「唱歌」の教材として誕生しました。
月文部省唱歌30位

文部省唱歌によるこの楽曲は、1911年に『尋常小学唱歌』に掲載された日本の童謡・唱歌の一つです。
まるで盆のようなまん丸い月を描写し、その親しみやすいメロディと歌詞は今も多くの人々に愛されています。
夜空に浮かぶ月の美しさや神秘性を表現しており、シンプルでありながらも心に響くメッセージは、時代を超えて日本人の心に残り続けていますね。
当時の文部省は、作品ごとに作者の名前を公表しない方針を取っていました。
これは、唱歌が「国」によって作られたという印象を与えるためだったそうです。
空にぽっかりと浮かぶお月さまの姿が目に浮かぶような、素敵な童謡ですよ。