国内外で多数の受賞歴を誇る作曲家!三善晃の人気曲ランキング
東京芸術大学の講師や桐朋学園の大学長など、その輝かしい経歴でも知られている作曲家、三善晃さん。
近代フランス音楽の影響を感じさせる音楽性をベースに、声楽曲、器楽曲、管弦楽曲、電子音楽、現代邦楽といった多種多様な音楽を世に送り出しました。
また、国際審査員として1995年にエリザベート王妃国際音楽コンクール作曲部門の審査員を務めるなど、晩年まで音楽の発展に力を尽くしたことでも知られています。
今回は、そんな三善晃さんの人気曲ランキングをご紹介します。
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国内外で多数の受賞歴を誇る作曲家!三善晃の人気曲ランキング(1〜10)
ピアノソナタ三善晃8位

現代日本音楽を代表する作曲家、三善晃さん。
彼は東京大学文学部仏文科に進み、パリ音楽院留学を経て作曲家としての才能を開花させました。
三善さんの手がけたピアノ独奏曲の中でも、『ピアノソナタ』は1958年に作曲された重要な作品。
全3楽章の大作で、西洋音楽の伝統的な形式に基づきつつ、日本の伝統音楽や自然の要素を織り交ぜた三善さん独自の音楽語法や和声法が展開されています。
本作からは、作曲家としての探求心と創造性があふれんばかりに感じられます。
ピアノの深淵な響きに心を委ねてみてはいかがでしょうか。
音楽の神髄に触れる体験ができるはずです。
ピアノ小品集「海の日記帳」第23曲「わんぱくさざえ」三善晃9位

三善晃さんが48歳の時に作曲したピアノ小品集『海の日記帳』。
この作品集に収められた第23曲は『わんぱくさざえ』と名付けられたとってもキュートな1曲です。
ポップで明るいリズムに乗って、元気いっぱいに遊ぶさざえの姿が音で描かれています。
曲中には「もぐらたたき」を思わせるアクセントもあり、ユーモアたっぷりの仕上がりに。
途中で疲れを見せながらも、最後はハイテンションでキメる展開にワクワクが止まりません。
三善さんならではの感性に、子供心をくすぐられる1曲を、想像力をはたらかせながら、楽しく演奏してみてはいかがでしょう。
ピアノ小品集「海の日記帳」第24曲「手折られた潮騒」三善晃10位

現代日本を代表する作曲家、三善晃さんの作品集『海の日記帳』に収められた『手折られた潮騒』は、繊細な音色が美しいピアノ小品です。
子ども向けの教材としてつくられましたが、三善さんの卓越した作曲技術によって、どの年代の方にも楽しめる仕上がりになっています。
特筆すべきは、調性が目まぐるしく変化する部分。
演奏者には、セクションごとに音色を変える即興的な表現力が求められます。
三善晃さんのフランス音楽に通じた洗練されたセンスと、日本人らしい繊細な感性の融合を、存分に堪能できる本作は、ピアノを学ぶ子供たちにはもちろん、発表会で演奏したい大人の方にもオススメです。
国内外で多数の受賞歴を誇る作曲家!三善晃の人気曲ランキング(11〜20)
ピアノ小品集「海の日記帳」第25曲「さよりっ子たちの訪問」三善晃11位

現代日本を代表する作曲家、三善晃さん。
東京大学文学部仏文科への進学、在学中のパリ音楽院留学など、異色の経歴を持つ彼は、類まれな音楽的才能と文才を遺憾なく発揮し、合唱曲をはじめ多くの名作を遺しました。
彼が手掛けたピアノ小品集『海の日記帳』は、現代のジャンルに分類される作品集で、海や水辺をテーマとした小品の数々からは、独創性あふれる音の世界が広がります。
第25曲『さよりっ子たちの訪問』は、かわいらしい曲想のなかに3度のレガートや豊かな表現といった音楽的要素が詰め込まれた魅力的な作品です。
ピアノ小品集「海の日記帳」第28曲「波のアラベスク」三善晃12位

現代日本を代表する作曲家、三善晃さん。
東京大学文学部仏文科からパリ音楽院への留学など異色の経歴を持ち、持ち合わせた音楽的才能と文才が遺憾なく発揮された合唱曲を数多く遺しました。
その一方で、ピアノのために書かれた作品も優れた傑作が並びます。
こどものためのピアノ小品集『海の日記帳』に収められた『波のアラベスク』は、波をイメージしたアラベスクな音型が印象的。
三善さんの日本的情緒とフランス留学で培われた感性が融合した美しい音楽に、演奏する人も聴く人も海辺にいるような錯覚をおぼえるでしょう。
中上級のピアニストに、ぜひチャレンジしていただきたい作品です。
ピアノ曲集「赤毛のアン」第1曲「きこえるかしら(オープニング・テーマ)」三善晃13位

三善晃さんは、現代日本を代表する作曲家の1人。
東京大学仏文科在学中にパリ音楽院に留学するという異色の経歴を持ち、その音楽的才能と文才を遺憾なく発揮した合唱曲の数々が知られています。
そんな三善さんが手掛けたピアノ曲集『赤毛のアン』は、彼が作曲したアニメーション作品の挿入曲をピアノ版に編曲した作品集です。
オープニングテーマの『きこえるかしら』は、優雅で感動的な旋律や、自由で幅広い和声が魅力的な1曲。
繊細かつ豊かなピアノの音色に乗せて、アンの物語が鮮やかによみがえる1曲です。
ピアノ独奏曲としても魅力的ですが、アンの世界観に浸りたい方にもぜひオススメしたい作品ですよ。
ピアノ曲集「音の栞」第1曲「小さい舟唄」三善晃14位

現代日本を代表する作曲家、三善晃さん。
東京大学文学部仏文科に進学し、在学中にパリ音楽院に留学し研さんを積むという異色の経歴を持つ彼は、持ち合わせた音楽的才能と文才が遺憾なく発揮された多くの合唱曲を遺しました。
ピアノ曲集『音の栞』の第1曲『小さい舟唄』は、そんな彼が手掛けたピアノ独奏曲のなかでも特に人気の高い作品。
優しく語りかけるようなメロディと、バルカロールのリズムを背景に設定した美しい旋律が特徴です。
短い演奏時間の中で聴く者に深い感動を与える、三善さんの繊細な音楽性が凝縮された珠玉の1曲は、ピアノ学習者のみならず、あらゆる音楽ファンにオススメです!