国内外で多数の受賞歴を誇る作曲家!三善晃の人気曲ランキング
東京大学仏文科からパリ音楽院への留学という異色の経歴を持つ三善晃さん。
合唱曲やピアノ曲、管弦楽曲など幅広いジャンルで活躍し、日本の音楽界に大きな足跡を残しました。
フランス近代音楽の影響を受けながらも、独自の音楽語法で日本の繊細な感性を表現した三善さんの作品は、今なお多くの音楽ファンを魅了し続けています。
芸術選奨文部大臣賞をはじめ、国内外で数々の賞を受賞した珠玉の名作の数々をご紹介します。
国内外で多数の受賞歴を誇る作曲家!三善晃の人気曲ランキング
ベルスーズ(子守歌)三善晃16位

現代日本を代表する作曲家、三善晃さんの手がけたピアノ曲には、繊細な音色と詩情あふれるタッチが秘められています。
『ベルスーズ』は、優しいメロディが心を癒やしてくれる子守歌のような作品。
作曲者自身の深い洞察と豊かな感性が、一音一音に込められているのが感じられます。
穏やかでありながら、どこか郷愁を誘う旋律は、聴く人の想像力をかきたてることでしょう。
落ち着いたひとときに、ゆったりと響くピアノの調べに身を委ねてみてはいかがでしょうか。
心が洗われるような安らぎのひとときを過ごせるはずです。
ヴァイオリン・ソナタ(1954)三善晃17位

1954年、20歳の三善晃さんが生み出したこの作品は、パリ音楽院留学前に作曲された、三善さんの初期の重要な楽曲です。
幼少期から音楽教育を受け、フランス近代音楽の影響を受けた彼の若き才能がここに結実しています。
全3楽章からなる本作は、第1楽章でフォーレを思わせる優雅な旋律が展開し、第2楽章では静謐で神秘的な世界が広がります。
第3楽章は激情的なリズムと和声が交錯し、聴く者を圧倒します。
フランス音楽や新古典主義に興味のある方、若き日の三善のエネルギーを感じたい方におすすめの一曲です。
三善晃さんの音楽に触れたことがない方にも、本作は三善さんの才能を感じる最良の入口となるでしょう。
主題と変奏三善晃18位

現代日本音楽を代表する作曲家、三善晃さん。
東大仏文科を卒業後パリ音楽院に留学し、文才と音楽的才能を遺憾なく発揮した合唱曲で名高い彼が手掛けたピアノのための『主題と変奏』は、多様な音楽的技法が駆使され、伝統的な変奏曲の枠を超えた音楽的風景を描き出す、三善晃らしさ全開の作品です。
緻密な構造に裏打ちされた情感豊かな表現は、聴く者の想像力をかき立て、演奏する人の感性を揺さぶります。
クラシカルでありながらどこか新しい、彼ならではの世界観を堪能できるでしょう。
混声合唱とオーケストラのための「レクイエム」三善晃19位

日本を代表する作曲家のひとりである三善晃。
パリ音楽院留学時代の体験が彼の音楽性に大きな影響を与え、独自の作風を確立しました。
彼の代表作の一つである『混声合唱とオーケストラのための「レクイエム」』は、作曲者自身の戦争体験と理不尽な死への問いかけが込められた、反戦をテーマとする力強い作品です。
壮大なスケールと緻密な構成、そして深いメッセージ性を持つ本作は、クラシック音楽ファンのみならず、平和を願うすべての人に聴いていただきたい1曲です。
春の坂道三善晃20位

三善晃さん作曲の「春の坂道」テーマソングです。
「春の坂道」は、1971年1月3日から12月26日まで放送された9作目の大河ドラマです。
泰平の世を築くための遠く険しい道のりを「春の坂道」と表現し、剣術家の柳生但馬守宗矩の生涯を描いています。
パーカッションの小物がとても効果的に使われています。