日本の伝統楽器と西洋音楽を融合させ、独自の音世界を築いた現代音楽家、武満徹さん。
琵琶と尺八を用いた『ノヴェンバー・ステップス』で世界的な評価を受け、ピアノ曲から映画音楽まで、その繊細な余韻と大胆な表現力は国境を越えて多くの人々の心を揺さぶりました。
「タケミツ」の愛称で親しまれた巨匠の珠玉の楽曲を、皆様の心に響いた思い出とともにご紹介します。
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世界のタケミツと称された現代音楽家、武満徹の人気曲ランキング(1〜20)
ノヴェンバー・ステップス武満徹1位

日本の作曲家、武満徹さんの『ノヴェンバー・ステップス』。
琵琶、尺八とオーケストラのための作品として作曲された本作によって、武満さんは世界的に広く知られることとなりました。
西洋楽器と和楽器の融合という新しい境地を開いたこの作品。
当初は『ウォーター・リング』というタイトルが付けられていましたが、「浴槽」を連想させるとの意見や初演が11月に行われる事情から、11月を意味するタイトルに変更されたそうです。
秋をイメージした作品ではないようですが、尺八のかすれた音が何となく落ち葉のこすれる音に聴こえるような気がしませんか?
アステリズム武満徹2位

20世紀を代表する現代音楽の作曲家、武満徹さん。
『アステリズム』は、彼の代表作の一つに数えられるピアノ協奏曲で、オーケストラの強烈なクレッシェンドに対し、ピアノは断片的なモチーフを奏でながら全曲を締めくくります。
武満独自の手法で、西洋音楽と日本の伝統音楽が絶妙に融合された芸術性の高い作品。
静寂を重んじ、素材本来の響きを生かした音楽は、聴く者の心に深く染み入ります。
現代音楽に親しみのある方はもちろん、初めて武満作品に触れる方にもオススメしたい珠玉の1曲です。
小さな空武満徹3位

日本の現代音楽界をけん引してきた作曲家、武満徹さん。
『小さな空』は親しみやすいメロディが魅力的な名曲として広く親しまれており、たびたびピアノソロでも演奏されています。
1962年にラジオドラマのテーマ曲として作曲されたこの曲は、子供時代の思い出や感情をテーマに、青空や夕空、夜空を見上げたときの印象や心の動きが繊細に描いています。
無邪気で純粋な気持ちが呼び覚まされるような、温かみのあるメロディに心が和む、子供の頃を懐かしむ大人の方にもオススメの1曲です。
うたうだけ武満徹4位

戦時中も作曲活動を続け、現代音楽の革新者として世界的に名声を得た武満徹さん。
『うたうだけ』は、シンプルながらも深い感情表現を持つ武満作品のなかでも高い人気を誇る歌曲で、ピアノ演奏でも親しまれています。
武満さんならではの和声と旋律が融合し、日本の伝統と西洋音楽の架け橋となった本作はには、武満さんの多様な音楽性が表れています。
感情の機微を丁寧に紡ぎ上げた音の世界は、聴く人の心に静かに響くことでしょう。
現代音楽になじみのない方にもオススメしたい1曲です。
こどものためのピアノ小品 第1曲「微風」武満徹5位

『こどものためのピアノ小品 第1曲「微風」』。
戦後の激動の時代を生き抜き、東洋と西洋の音楽を融合させた斬新な作風で世界的に評価された現代音楽の巨匠、武満徹さんが手がけた子供向けのピアノ作品集のなかの1曲です。
タイトルにもなっている「微風」のように、穏やかで心地よい音の響きが印象的な本作からは、柔らかな曲調のなかにも武満さん特有の美的センスが感じられます。
音楽を通して自然や世界の美しさに気付くことができる1曲であり、音楽初心者から経験者まで、ピアノを愛するすべての方にオススメしたい作品です。