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小学生向け!春の季語を使ったオススメ有名俳句集

春は自然が芽吹き、生き物が動き出す美しい季節ですね。

そんな春の風景を五・七・五のリズムで表現する俳句は、小学生にとって言葉の楽しさに触れる絶好の機会です。

桜やチューリップ、入学式やお花見など、身近な春の出来事を題材にすれば、子供たちも親しみやすく取り組めますよ。

今回は、小学生向けの春の俳句をたっぷりとご紹介します。

季語の使い方や作り方のコツも一緒にお伝えしますので、ぜひお子さんと一緒に春の俳句を楽しんでみてはいかがでしょうか?

小学生向け!春の季語を使ったオススメ有名俳句集(1〜10)

ふるいけや かわずとびこむ 水のおと松尾芭蕉

ふるいけや かわずとびこむ 水のおと松尾芭蕉

学校の教科書にも登場する松尾芭蕉さんの有名な俳句です。

この俳句、そんなに俳句にくわしい人でなくても多分知っていますよ。

池に一匹のカエルが飛び込む、静まり返った辺りにカエルが飛び込んだ「ポチャン」という音がひびく。

この音のひびきに「日本らしいふぜいがあるなあ……」と心が安らぐという俳句なのです。

かわずはカエルの別の呼び方です。

冬眠から目覚めたカエルは春の季語なのですが、雨ガエルは夏の季語になるんですよ。

カエルにもいろいろあるんですね。

うぐいすや 隣の家まで 声聞こえ正岡子規

うぐいすや 隣の家まで 声聞こえ正岡子規

うぐいすは春を知らせる鳥で、きれいな声で鳴きます。

この句では、うぐいすのさえずりがあまりにもはっきりとしていて、隣の家まで届くほどだという様子をえがいています。

「うぐいすや」と句の最初で春の訪れを感じさせ、「声聞こえ」で鳥の声の元気さや明るさを伝えています。

春の自然が身近に感じられ、鳥の声を聞くことで春の喜びや楽しさを味わえる俳句です。

小学生にも、春の訪れや自然の楽しさをわかりやすく伝える一句です。

毎年よ 彼岸の入りに 寒いのは正岡子規

毎年よ 彼岸の入りに 寒いのは正岡子規

まるでドラマか映画のセリフのような俳句、そう思った人もいますよね。

実はこれは正岡子規さんのお母さんがふと口にして言葉を元に子規さんが俳句に整えたとされているのです。

だからどことなくセリフってぽいのです。

お彼岸は春分の日辺りと秋分の日辺りに2回ありますが、この俳句に登場する「寒い」という言葉によってこの俳句が春のお彼岸のことを表していると分かるんですね。

「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉もあります。

微妙な季節の変わり目を感じられるのも俳句の楽しみの1つです。

空をゆく ひとかたまりの 花吹雪高野素十

空をゆく ひとかたまりの 花吹雪高野素十

高野素十さんは「たかのすじゅう」と読みます。

的確な情景描写に定評のあった高野さんはまたお医者さんでもあったんですよ。

花吹雪は普通はバラバラと花びらが飛んでゆきますよね。

でもこの花吹雪はまるで意志があるかのようにまとまって飛んで行く、そこに過ぎてゆく春をおしむ気持ちを感じるのです。

桜の花が散るのはもう春も終わりの頃、「ああ、春が終わるなあ」という気持ちがこの俳句にあります。

桜に関してはお花見も春の季語です。

「お花見は楽しいな」とい気持ちをグッと抑えて作るといい俳句ができるかも!

野に出れば 人みなやさし 桃の花高野素十

野に出れば 人みなやさし 桃の花高野素十

桜の花に比べればどこか派手さのある桃の花。

淡い色合いの桜に比べると桃の花は濃いピンク色というイメージもあります。

浮世離れした夢のような世界を「桃源郷」と表す言葉もあるくらいです。

あなたは桃の花にどんなイメージがありますか?

厳しい寒さもゆるみ暖かい春がやってきた。

どことはなしに行き交う人の表情も楽しげだと、春の到来で人がなごんでいる様子を俳句にしました。

「人みなやさし」の「やさし」は単に「優しい」という意味だけではないのですね。

その人のなごやかさのイメージがまた桃の花を呼び起こします。