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路上ライブで使用してきた機材からベースの音作りなど。約2年ストリートライブをやり続けて思ったことまとめ

路上ライブで使用してきた機材からベースの音作りなど。約2年ストリートライブをやり続けて思ったことまとめ
最終更新:

僕がそれなりに金を積んでたどり着いた音について解説していきます。

正直かなり無駄金も使いました。

それでも結果いいところに落ち着けたと僕は思っています。

これから路上ライブをしようと思っている、または今すでにしていて何かしら問題を抱えているベーシストの方の助けになれば幸いです。

アンプ選びについて

路上ライブで使用してきた機材からベースの音作りなど。約2年ストリートライブをやり続けて思ったことまとめ

http://o-dan.net/ja/

まず電源のタイプをどれにするかですが。

  1. 電池駆動のアンプ
  2. バッテリー駆動のアンプ
  3. 電源が必要なアンプを外付けバッテリーで動かす
  4. 電源が必要なアンプを発電機で動かす

以上の4つの選択肢があります。

僕のオススメは「3.電源が必要なアンプを外付けバッテリーで動かす」です。

順番に説明していきます。

1. 電池駆動のアンプ

代表的なのは、Roland ステレオ・ポータブル・アンプリファイアー BA-330

僕も一番初めはこれを使っていました。

小型のもので、Roland ベース アンプ MICRO CUBE BASS RX MCB-RXもありますが、5Wなので人が多いところでは役に立ちません。

なので、Roland BA-330を中心に説明していきます。

メリット

デメリット

導入費用例(Amazon価格より)

約70,000円。

充電池 2セット分買うとして、約4,000円。

約11,000円。

合計:約85,000円。

まとめ

費用対効果が薄すぎてオススメできません。

絶対ストレスに悩まされることになります。

「3.電源が必要なアンプを外付けバッテリーで動かす」のことを先に知っていたら僕も買いませんでした。

3なら、アンプにこだわりを持たなければ、85,000円あればお釣りがきます。

2. バッテリー駆動のアンプ

今となっては当てはまるのは、PHIL JONES BASS BRIEFCASE ベースアンプだけでしょうか。

バッテリーは別売り。

生産完了する前はCRATE TX50DBJも人気だったようです。

使用していないので予想も交えた説明になりますが。

メリット、デメリット

導入費用例

約90,000円

約10,000円

合計:約100,000円

まとめ

どうしてもPHIL JONES BASS BRIEFCASEがいい人向け。

ただ重いっていうのが思ったよりしんどいです。

演奏場所までの移動、警察に止められたら移動。

たどり着いたら手がしびれてうまく演奏できないことが起こったら嫌ですしね。

3. 電源が必要なアンプを外付けバッテリーで動かす

一番のオススメはこれです。

バッテリーは

システムトークス スゴイバッテリー DX【リチウムデラックスタイプ】Ver2 SGB-MDC300LP2-DXを使用するのがオススメ。

別売インバーターが必要です。

システムトークス SUGOI INVERTER 200W ACI-SG200W

スゴイバッテリーのことも含めた説明です。

メリット

デメリット

スゴイバッテリーについて

大容量、軽い、小さい。

出力の端子もさまざま。

専用インバーターは2個コンセント挿せます。

本当に便利。

これより安い物はたくさんありますが、中途半端な物を買うのはやめた方がいいです。

実際それで僕は失敗しました。

肝心な時に動かなかったことも。

おそらく小型のバッテリーがはやって出だしたのは震災があった時。

なのでその頃の売れ残りに当たる可能性もあります。

(僕はそれでした)

スゴイバッテリーにしてからは快適、ストレスフリー。

導入費用例

約40,000円。

約5,000円。

約32,000円。

合計:約77,000円。

まとめ

自分の好きな音を出せて、しかも軽くて、大容量で。

1、2に比べたら導入費用も安い。

インバーターのコンセントも2個あるので、エフェクターの電源用に回すこともできます。

個人で用意できる範囲で、巷に存在するもので、最適な選択肢はおそらくこれです。

これが一番いつもの簡単に電力を得られる室内の環境に近い。

スゴイバッテリーのさらに詳しいことはこちらの記事にまとめてあります。

路上ライブのスゴイバッテリーの使用にあたって、追記その②。

(いただいた質問についてのやりとり。

「4,電源が必要なアンプを発電機で動かす」は、現状発電機を使うのは、場所がとても限られるため現実的ではないので、このまま次に行きます。

音作りについて

正直出音の向きの延長上に建物などの反射物がないと、ベースの音はすぐ散っていきます。

自分のモニターはできたとしてもお客さんには伝わりません。

その上で僕がどうしていたか。

詳しくはこちらの記事を参考に。

路上ライブに使うバッテリーなら絶対にスゴイバッテリー。

いただいた質問とやりとり。

エフェクターについて

エフェクターの電源をどう取るかによって選択肢が変わります。

  1. 電池駆動のエフェクターを使う
  2. 充電式パワーサプライを使う
  3. 外付けバッテリーから電源を取る

これもアンプと同じ理由で「3.外付けバッテリーから電源を取る」がオススメです。

好きなエフェクターが使えるので。

好みですが、順番にオススメを紹介していきます。

1. 電池駆動のエフェクターを使う

やっぱりZOOM製品が一番使いやすかったですね。

アンプがモニタースピーカーだった場合はアンプシミュレーターがあると助かりました。

MS-60BとMS-70CDRはラインセレクター機能があったのでとても便利でした。

一番よく使っていました。

あとはBOSS Digital Delay “GIGA DELAY” DD-20も使っていました。

ワープ機能が好きで。

2. 充電式パワーサプライを使う

電池駆動以外のエフェクターを気軽に使いたい方はこちら。

まず、日本エレクトロ・ハーモニックス 充電式パワーサプライ Power Tankこれが必要になってきます。

充電式パワーサプライ。

仕様は9Vのエフェクター限定。

容量2000mAhで、最大出力1000mA。

これが実際どういうことか、最大出力が1000mAを超えるものは使えない

Eventideとかは無理。

容量2000mAhは、計算例はex,2000mAh/500mA=4時間。

割る数字はつないだエフェクターの消費電力の合計です。

9Vである程度の消費電力を抑えた質のいいエフェクターとなると、TC Electronicのエフェクターがオススメです。

値段もそんなに高くなくて、コスパはめちゃめちゃいいです。

この辺りは消費電力100mAなので4個つないだとしても2000mAh/400mA=5時間保ちます。

あとコンプはEmpress Effects エンプレスエフェクト コンプレッサー ギターエフェクター Compressorを使っていました。

消費電力100mAで、音もいい感じにできますし、原音MIXのある数少ないコンプ。

3. 外付けバッテリーから電源を取る

これはスゴイバッテリーがあれば何でもつなげるので、あとは路上というちょっと過酷な環境下で使ってもいいかなと思えるレベルのエフェクターなら何でも大丈夫です。

僕はこの辺りをよく使っていました。

エフェクター番外編

紹介したの空間系ばかりだったので、歪みを1つだけ。

あまり使っている人に会ったことないのですが、昔からこのエフェクターは好きで。

3バンドイコライザーのミッドシフトが可能で。

ボリューム、ブレンド、ゲインに加え、モードスイッチ付き。

ブレンドとミッドシフトが、キモで他の歪みでは作りづらい音もサクッと作れたり。

今は歪みはこれ1個です。

運搬について

カートにアンプをゴムひもをくくりつけて歩いていました。

エフェクターもケースに入れて一緒にくくって。

スゴイバッテリーと小物はリュックに入れて。

バッテリーに関しては、リュックの中で勝手にスイッチ入っても困るので、買った時についていた発泡スチロールを使って固定できるようにしていました。

カートの持ち手はとても重要。

ここが硬いと手が本当に疲れます。

路上演奏していた場所

やってて一番楽しかったのは、京都の四条大橋の交差点のところ。

いろんな国籍の方が行き来しているので、リアルな反応がみられる。

これが一番楽しかった。

あとは音反射する建物がある。

景色綺麗。

結構遅くても人がいる。

近くに駐車場がある。

環境的にもやりやすい場所でした。