鱗滝左近次の名言。厳しさの中に隠された育手の愛情深い言葉
人気アニメ『鬼滅の刃』に登場する、心に響く言葉の数々。
その中でも、元柱であり育手の鱗滝左近次は数多くの印象的な名言を残しています。
鬼殺隊を育て上げる師範として、時に厳しく、時に優しく、弟子たちを導いてきた彼の言葉には、戦い抜くための心構えと愛情深いメッセージが込められているのです。
この記事では、困難に立ち向かう勇気や、自分を信じる力を与えてくれる鱗滝左近次の名言をご紹介します。
きっとあなたの心にも、新たな気づきと力を与えてくれますよ。
鱗滝左近次の名言。厳しさの中に隠された育手の愛情深い言葉(1〜10)
せめて今だけは何も気にすることなくゆっくり休むといい

炭治郎が岩を切り、最終選別に向かう前に鍋を振る舞いながら言ったセリフ。
実は鱗滝は料理上手で、炭治郎が修行をしている間にはこうしてさまざまな料理を振る舞っていたようです。
ただし、このセリフを言ったシーンではこれまでの修行の疲れを労い、最終選別への英気を養うように伝えました。
というのも、最終選別はもちろん、それを突破した先にはこれまでの修行とは比べ物にならないほど大変な試練が待ち受けているからなんですね。
鱗滝の優しさが感じられる一言です。
よく生きて戻った!!!
https://www.tiktok.com/@sukinamono100812/video/75303019303634895548人の鬼と対峙しながらも無事最終選別を生き抜き、鬼殺隊員となった炭治郎。
最終選別の舞台である藤襲山から、禰豆子と鱗滝が待つ狭霧山に帰って来たときに鱗滝がかけた言葉がこちらです。
鱗滝は育手としてこれまでに多くの子供たちを鍛え、最終選別に送り出してきました。
しかし、その多くは最終選別の中で命を落としてしまったのです。
そうした過去もあったことで、炭治郎が無事に帰ってきたことに心底安堵し、抱きしめながら労いました。
鱗滝がどれほど炭治郎を心配していたのか、無事だったことがどれだけうれしかったのかが伝わってきますね。
人に聞くな。自分の頭で考えられないのか

炭治郎が初めて鬼と戦い、トドメを刺そうとしていたところに現れた鱗滝のセリフです。
当時の炭治郎はまだ鬼にトドメを刺す方法を知らず、短刀を持って鬼に向かっていました。
そんな彼を見てそれではトドメが刺せないと伝えた鱗滝に対し、気が動転している炭治郎はトドメの刺し方を訊ねました。
すると鱗滝はこのセリフを言い放ち、炭治郎を突き放しました。
自分で考えて対処する力を身に着けてほしいという思いや、炭治郎の素質を見たいという思いがあったのかもしれません。
ぶっきらぼうな言葉からは冷たい性格なのかもと思わせますが、その裏には炭治郎の事情を思いやり、大切にしたいという気持ちが隠れているんですね。
人間は皆お前の家族だ。人間を守れ
https://www.tiktok.com/@lj…rk/video/7293070393005378817炭治郎が鱗滝の元で鍛錬をしている間、禰豆子は眠って起きなくなってしまいました。
最終選別を終えた炭治郎が戻って来るころには目を覚ますのですが、実は禰豆子が眠っている間に鱗滝は彼女に暗示をかけていたというのです。
それが今回紹介しているこの言葉。
人間は仲間で鬼は敵、そう言い聞かせたのです。
鱗滝はこの暗示に効果があるかわからないと言っていましたが、炭治郎が鬼殺隊となって最初の鬼との戦いで禰豆子はこの言葉を思い出し、人間を守り鬼との戦いに加勢しました。
判断が遅い
https://www.tiktok.com/@miyuta55/video/7391402500580019463物語の序盤で鱗滝が炭治郎に向かって言ったセリフです。
鱗滝のセリフの中ではとくに知名度が高く、印象に残っている方も多いでしょう。
炭治郎が初めて鬼と戦ったあと、鱗滝は炭治郎に対して、もし禰豆子が人を食ったらどうするか訊ねました。
炭治郎はその質問に即答できず、鱗滝は炭治郎の頬を叩きながらこのセリフを言いました。
鬼となった禰豆子を連れていくための覚悟が足りないと炭治郎を叱責したのです。
この言葉がキッカケで炭治郎は腹を決め、鱗滝による修行がスタートしたのでした。
竈門炭治郎及び鱗滝左近次、冨岡義勇が腹を切ってお詫び致します
https://www.tiktok.com/@miyuta55/video/7389625140151061778那田蜘蛛山での戦いのあとにおこなわれた柱合会議にて、お館様が読み上げた手紙の中に書いてあったセリフです。
この手紙は炭治郎が禰豆子を連れて任務に当たることを認めさせるために鱗滝がお館様に宛てて書いたもの。
その中には禰豆子が人を食ったことは一度もないこと、そしてもし禰豆子が人を食った際には自分と義勇も責任を取るという意味でこのセリフが書かれていました。
炭治郎を見いだした義勇と育手である鱗滝の思いに胸が熱くなります。
絶対に負けるな
無限城にて炭治郎たちが猗窩座と戦っているとき、禰豆子は珠世が開発した鬼を人間に戻す薬を服用して寝込んでいました。
鱗滝に見守られながら、薬の副作用に苦しそうに耐えています。
鱗滝は禰豆子の姿を見て心の中で応援し、それと同時に無限城で戦っている炭治郎のことも気にかけます。
禰豆子が人間に戻れれば無惨の目論見は崩れ、驚くべきスピードで成長した炭治郎が鬼たちを倒してくれるのではないかと、この状況を突破できるように願うセリフでした。
このセリフを通して、長く続いてきた人間と鬼との戦いの歴史を大きく変えた2人を思います。
お前を認める、竈門炭治郎

義勇から炭治郎の修行を依頼された鱗滝は、炭治郎が鬼殺隊を目指して修行するに値する人物かどうかを試そうとしました。
その最初の試練が狭霧山を下山してくることでした。
ただ下山するだけかと思いきや、道中にはさまざまな罠が仕掛けられている上、空気が薄く霧が濃い……、そんな悪条件の中炭治郎はなんとか下山してきました。
ボロボロになりながらも戻ってきた炭治郎に向け、鱗滝がこのセリフをかけたんです。
鱗滝が初めて炭治郎を認めたワンシーンでした。
よく頑張った。炭治郎お前は凄い子だ……

炭治郎が最終選別に向かうための最後の試練として、鱗滝は大きな岩を刀で切るという試練を課しました。
炭治郎はこれまでの鍛錬で積み上げてきたことを振り返りながらその試練に立ち向かいます。
そしてついに岩を切れたとき、鱗滝が炭治郎にこの言葉をかけたのです。
実は出会った当初から鱗滝は炭治郎のことを「優しすぎる」と評しており、最終選別には行かせないつもりでした。
岩を切る試練も炭治郎にはできないと思っていたのですが、炭治郎は鱗滝から教わったことを自分のものにして乗り越え、鱗滝はその努力を褒め称えました。
厄除の面という。お前を災いから守るようにと、まじないをかけておいた

最終選別を前に食事をともにしたあと、炭治郎への激励を送るシーンで語られたセリフです。
鱗滝はこれまでも、彼の元で修行をした子供たちに手作りの狐のお面を手渡していました。
このお面は厄除の面といい、無事に最終選別から戻って来られるようにという願いが込められているんだそうです。
今回も同じく炭治郎に厄除の面を手渡し、そこに込められた思いを語りました。
技術的な修行だけでなく、こうしてメンタル的な面でもサポートをしてくれるステキな師匠であることがわかりますね。