【2025】馬にまつわる洋楽。馬が登場する名曲まとめ
力強く駆ける姿、自由の象徴、あるいは心の中の野生──馬という存在は、洋楽の世界でも繰り返し歌われてきたモチーフです。
疾走感あふれるロックナンバーから、哀愁漂うバラードまで、馬がタイトルや歌詞に登場する楽曲は驚くほど多彩。
直接的に馬を描いた曲もあれば、比喩やレトリックとして巧みに織り込まれた曲もあり、その表現の幅広さに気づかされます。
今回は、そんな馬にまつわる洋楽を集めてみました。
聴き慣れたあの曲にも、実は馬が隠れているかもしれません。
新たな発見を楽しみながら、ぜひチェックしてみてくださいね!
【2025】馬にまつわる洋楽。馬が登場する名曲まとめ(1〜10)
Old Town Road (ft. Billy Ray Cyrus)NEW!Lil Nas X

ネットのミーム文化から飛び出し、瞬く間にスターダムを駆け上がったアトランタ出身のラッパー、リル・ナズ・Xさん。
そんな彼が世界的な旋風を巻き起こすきっかけとなったのが、カントリー界の重鎮ビリー・レイ・サイラスさんと共演した本作です。
2019年に公開されたリミックス版で、米ビルボードチャートにて19週連続1位という歴史的な記録を樹立しました。
バンジョーの音色と重厚なベースが絡み合う中、馬に乗ってひたすら道を行くカウボーイの哀愁とロマンが描かれています。
TikTokでの爆発的な流行を経て、グラミー賞でも高く評価されました。
ジャンルの垣根を超えたキャッチーなメロディーは、ドライブやパーティーで聴けば盛りあがるのではないでしょうか?
ぜひチェックしてみてください。
White HorseNEW!Taylor Swift

世界中のファンを魅了し続けるスーパースター、テイラー・スウィフトさん。
カントリーからポップまで多彩なジャンルで成功を収めていますね。
そんな彼女の初期を代表するのが、名盤『Fearless』に収録されている本作。
おとぎ話の「白馬」をモチーフにしつつ、理想化していた相手が王子様ではなかったと気づく、ほろ苦い失恋を描いたバラードです。
2008年に発売された楽曲ですが、第52回グラミー賞で最優秀カントリー楽曲賞を含む2部門を受賞した実力作で、人気ドラマ『グレイズ・アナトミー』で使用されたことでも知られています。
幻想から覚めて一歩を踏み出す切なさと強さが同居していて、心を静めたい夜や、過去の恋に区切りをつけたい人にぴったりの名曲ですよ。
Wild HorsesNEW!The Rolling Stones

イギリスの伝説的なロックバンド、ザ・ローリング・ストーンズの楽曲です。
1971年4月に発売された名盤『Sticky Fingers』に収録されています。
カントリー・ロックの要素を取り入れたサウンドと、タック・ピアノによる独特の音色が胸に響くバラードですね。
野生の馬をモチーフに、抑えきれない感情や距離感を表現したテーマは、当時のツアー生活での孤独を投影しているとも言われています。
実は、彼らと親交のあったグラム・パーソンズが在籍するザ・フライング・ブリトー・ブラザーズが、1970年に先行して自身のアルバムで発表したという逸話も有名です。
1996年にはアルバム『Stripped』からのシングルとして、アコースティックな再録音が発売されました。
静かな夜にひとりでじっくりと聴き入りたい一曲です。
Save a Horse (Ride a Cowboy)NEW!Big&Rich

カントリー・ミュージックの枠を超え、ロックやヒップホップの要素を大胆に取り入れた音楽性で人気を博すデュオ、ビッグ・アンド・リッチ。
そんな彼らが2004年に発売したアルバム『Horse of a Different Color』に収録されているのが、こちらの『Save a Horse (Ride a Cowboy)』です。
バンジョーの軽快な音色とラップのようなボーカルスタイルが融合した、ユーモアあふれるパーティー・アンセムとして親しまれてきました。
本作はESPNのポーカー世界大会のCMソングや映画『Magic Mike』など、さまざまなメディアで使用されたことでも有名です。
馬を救え、という表現は性的な比喩と言われており、歌詞全体もカウボーイがテーマの曲のように見えますが実は……という遊び心もいいですね。
理屈抜きで盛り上がりたいときや、友人たちとの賑やかなドライブのBGMとして聴いてみてはいかがでしょうか。
A Horse With No NameNEW!America

ロンドンで結成されながら、アメリカ西海岸の風を感じさせるサウンドで知られるフォークロックバンド、アメリカ。
1970年代に大きな成功を収めた彼らが、1972年に発売したシングルが『A Horse With No Name』です。
名もなき馬に乗って砂漠を行く旅人を描いた本作は、繰り返される心地よいリズムと乾いた空気感が魅力で、デビューアルバム『America』にも収録されています。
1972年3月には全米チャートで1位を獲得したほか、テレビドラマ『Breaking Bad』の劇中で使用されたことでも有名ですよね。
都会の騒がしさを離れて、心静かな時間を過ごしたいときに聴いてみてはいかがでしょうか。
静寂と向き合うひとときを彩る、色あせない名曲ですよ。
One Horse TownNEW!Blackberry Smoke

ジョージア州アトランタ出身で、古き良きサザン・ロックを現代に響かせるBlackberry Smoke。
彼らが2012年8月に発売したアルバム『The Whippoorwill』に収録されているのが、「小さな田舎町」を意味する慣用句を冠した本作です。
馬が一頭しかいないような寂れた町を舞台に、そこに留まる人々の人生を哀愁たっぷりに描いています。
歌心を大切にしたアンサンブルとハーモニウムの枯れた音色が胸に沁みますね。
2019年11月には故郷でのライブ映像作品に合わせてミュージックビデオとしても公開されており、バンドとファンにとって特別な一曲であることがうかがえます。
日々の忙しさに疲れたときや、自身のルーツを振り返りたい夜にしっとりと聴き入りたい名曲ですよ。
White HorseNEW!Chris Stapleton

カントリーを軸にソウルやロックまで飲み込む圧倒的な歌唱力で知られるケンタッキー州出身のシンガーソングライター、クリス・ステイプルトンさん。
2023年11月に発売されたアルバム『Higher』に先駆けて公開された『White Horse』は、荒々しいギターリフが炸裂するロック色の強いナンバーです。
映画のサウンドトラック向けに構想されたという経緯もあり、西部劇の荒野を疾走するような情景が目に浮かびますよね。
歌詞では「白馬に乗った騎士」のような理想的な存在にはまだなれないという、男の不器用で正直な心情がつづられています。
その完成度の高さから、第66回グラミー賞で2部門を受賞する快挙を成し遂げました。
爽快なドライブのBGMとして、アクセルを踏み込みたくなるような一曲ですよ。






