【2025】風について歌った洋楽の名曲まとめ
窓辺から心地よい風が吹き込んでくるとき、ふと耳に浮かぶメロディがありませんか?
風をテーマにした曲は、世界中の音楽シーンで愛され続けています。
嵐のような激しい風から、穏やかな春風まで、さまざまな表情を持つ風は音楽家たちの想像力を掻き立ててきました。
時には希望を、時には切なさを運んでくる風の物語を、近年の人気曲から往年の名曲まで幅広くご紹介します。
洋楽ファンの方はもちろん、新しい音楽との出会いを求める方にもきっと心に響く1曲が見つかるはずです。
【2025】風について歌った洋楽の名曲まとめ(1〜10)
Gone With the WindArchitects

イギリスが世界に誇るメタルコアバンド、アーキテクツの『Gone With the Wind』。
この曲が、ギタリストだった故トム・サールさんの闘病中に書かれた魂の楽曲だと知ると、その重みに圧倒されますよね。
荒れ狂う嵐のようなサウンドと魂を絞り出すような絶叫は、まさに彼の内なる叫びそのもの。
しかし、その激しさの中にふと現れる静寂と美しいメロディーの対比は、天才的としか言いようがありません。
風と共に全てが消えゆく儚さを歌いながらも、そこには確かな生命の輝きが宿っています。
バンドが背負う壮絶な物語と共に、この曲を体感してみてはいかがでしょうか?
Must Have Been The WindAlec Benjamin

アメリカ出身のシンガーソングライター、アレック・ベンジャミンさんが届ける、まるで一篇の短編映画のような楽曲です。
アパートの隣室から微かに聞こえるすすり泣き。
心配した主人公はドアをノックしますが、彼女は「風の音だっただけ」とごまかしてしまいます。
それでも静かに寄り添おうとする主人公の姿に、胸が締め付けられますよね。
誰かのSOSに気づきながらも、どう声をかければいいか分からず戸惑ってしまう経験はありませんか?
この曲の主人公のように、そっと手を差し伸べる優しさこそが、相手の心を救うのかもしれません。
困っている誰かのために、もう少しだけ頑張ってみようかな、そんな気持ちにさせてくれる一曲です。
Walking in the WindOne Direction

イギリス出身の世界的グループ、ワン・ダイレクションが贈る、ファンへの置き手紙とも言える一曲です。
メンバー脱退を経て活動休止前に発表されたこともあり、感傷的なメロディはファンの間で大きな話題となりましたよね。
ポール・サイモンさんに影響を受けたというアコースティックなサウンドと、語りかけるような優しい歌声は、まるで別れの寂しさを包み込む穏やかな風のよう。
また会えるという希望のメッセージは、大切な人との未来を想う心にピッタリではないでしょうか?
風が吹く日に聴けば、切なさの中に温かい光が差すような、不思議な感覚を味わえるはずですよ。
Doves in the Wind (ft. Kendrick Lamar)SZA

アメリカ出身のR&Bアーティスト、シザさんとラッパーのケンドリック・ラマーさんがタッグを組んだ楽曲です。
「風の中の鳩」という美しいタイトルとは裏腹に、女性のセクシャリティをストレートに歌い上げたパワフルな一曲。
「男っぽくダーティなサウンドにしたい」という思いで制作されたそうで、その骨太なビートはシザさんのハスキーな歌声と相性バツグン!
挑発的な歌詞に驚くかもしれませんが、そこには身体的な魅力だけではない、内面の価値を求める切実な叫びが込められているのかもしれませんね。
二人の天才的な掛け合いに引き込まれること間違いなしです。
Icy Windy SkyUgly

新進気鋭のイギリスのバンド、アグリーが奏でる、静謐な輝きを放つナンバーです。
アコースティックギターの優しいアルペジオと、幾重にも重なる美しいハーモニーが、聴く人の心をそっと解きほぐしてくれます。
タイトル通り、どこか物悲しくも透き通った冬の情景が目に浮かぶかもしれませんね。
内省的なフォークサウンドに、ドリーム・ポップのような浮遊感が加わり、まるで風の中に漂う記憶をたどるような不思議な感覚に包まれます。
静かな夜、一人で物思いにふけりたい時に寄り添ってくれる、そんな魅力にあふれた一曲ではないでしょうか?
Gust of WindPharrell Williams

アメリカ出身のプロデューサー、ファレル・ウィリアムスさんが2014年に放ったファンクナンバーです。
アルバム『G I R L』に収録され、ダフト・パンクとの豪華コラボも大きな話題となりました。
心地よい風のように吹き抜けるディスコサウンドは、聴く人の心を軽やかにしてくれると言っても過言ではありません。
実はこの曲、奥様への愛を歌ったパーソナルな想いが、誰もが共感できる普遍的なラブソングへと昇華されているのが見事ですよね。
気分を上げたい時にぴったりの1曲といえるでしょう。
幻想的なミュージックビデオを参考に、曲の世界観に浸ってみてはいかがでしょうか?
Weren’t for the WindElla Langley

自由への渇望と、愛の狭間で揺れる心を歌う、アメリカ出身のエラ・ラングリーさんの楽曲です。
自身を“転がる石”や“タンポポの綿毛”に例える歌詞は、束縛されない生き方への強い意志の表れと言っても過言ではありません。
でも、ペダルスティールの物悲しい音色とハスキーな歌声が、心の奥にある切なさを感じさせますよね。
ワイオミングの広大な風景から着想を得たという壮大な世界観は、一度聴いたら心から離れないほどインパクト大!
風のように自由でありたいと願いながらも、誰かに心を留めておきたい。
そんな矛盾した気持ちに共感せずにはいられないのではないでしょうか?