【2025】雪降る夜に聴きたい洋楽の雪の名曲
窓の外を漂う雪を眺めながら、ゆったりと音楽に身を委ねる冬の夜。
そんな静かな時間を彩るのにぴったりなのが、雪をテーマにした洋楽の数々です。
ロマンティックなバラードから、スキー場でよく耳にする爽快なポップスまで、雪をイメージした楽曲は世界中に溢れています。
クリスマスシーズンにぴったりな曲や、冬のドライブで聴きたい曲など、今回はさまざまなシチュエーションで楽しめる洋楽の雪の名曲を幅広くご紹介します。
海外のアーティストたちが作り出す幅広いジャンルの「雪ソング」を、ぜひお楽しみくださいね!
【2025】雪降る夜に聴きたい洋楽の雪の名曲(1〜10)
Snow WhiteLaufey

ジャズやクラシック、ボサノヴァを融合させた独自のスタイルで注目を集めているアイスランド出身のシンガーソングライター、ラウフェイさんが2025年8月にリリースした楽曲は、完璧さへの果てしない追求と、そこから生まれる葛藤を描いた作品です。
鏡に映る自分と理想の姿を比べ続ける女性の苦悩が、繊細なオーケストラアレンジと彼女の震える歌声によって表現されています。
クラシカルなサウンドが冬の静けさと美しく調和し、雪の降る夜にゆっくりと自分自身と向き合いたいときにぴったりの1曲です。
本作は2025年8月にリリースされたアルバム『A Matter of Time』からの先行曲で、より大きくスケール感のある音楽性へと進化した彼女の新たな一面を感じられます。
Angel In The Snowa-ha

1980年代に世界を席巻したノルウェーのポップバンド、a-haが1993年にリリースした5枚目のアルバム『Memorial Beach』に収録されている本作。
ギタリストのポール・ワクター=サヴォイさんが妻へ贈る結婚祝いの曲として書かれたもので、歌詞にはどこへ行っても寄り添う存在として、そして悩みを払う存在としての天使のイメージが込められています。
穏やかなテンポのメロディに乗せて、愛する人への献身的な想いが優しく歌われる抒情的な1曲です。
静かに降り積もる雪を眺めながら、大切な人のことを想う夜にぴったりの作品ですね。
Glory of the SnowClairo

ベッドルーム・ポップから70年代ソウルまで幅広い音楽性を見せるClairoさん。
2024年のアルバム『Charm』に収録されたこの曲は、過去の恋愛を静かに振り返る歌詞と、ヴィンテージなソウル・ジャズの温もりが溶け合った作品です。
囁くような歌声が、記憶の糸を手繰り寄せながら閉ざしていた扉を開こうとする心の揺れを優しく包み込みます。
アレッシ・ブラザーズの『Seabird』から着想を得たという本作は、アコースティック・ギターやフルート、オルガンが織りなす柔らかなアンサンブルが魅力。
雪の降る夜、窓辺で思い出に浸りたいときにそっと寄り添ってくれる一曲です。
When Memories SnowMitski

アメリカを拠点に活動するシンガーソングライターのミツキさん。
日本とアメリカのルーツを持ち、13カ国以上で暮らした経験から生まれる独自の視点と詩的な歌詞で、インディシーンに確固たる地位を築いています。
2023年9月にリリースされたアルバム『The Land Is Inhospitable and So Are We』に収録された本作は、記憶を雪にたとえた静謐なナンバー。
雪かきをするように記憶を脇へ押しやる様子や、溶けた雫が排水管を流れる音まで描写し、心の奥で踊るように残る記憶との葛藤を繊細に歌い上げます。
幽玄な木管楽器と合唱が織りなすオーケストラルなサウンドは、雪の降る夜の静けさそのもの。
過去と向き合いたいけれど向き合えない、そんな複雑な感情を抱えながら冬の窓辺で物思いにふけるひとときにそっと寄り添ってくれる楽曲です。
I’ve Got My Love to Keep Me WarmElla Fitzgerald & Louis Armstrong

1937年にアーヴィング・バーリンさんによって作られた名曲を、エラ・フィッツジェラルドさんとルイ・アームストロングさんがデュエットで歌った作品です。
1957年10月にリリースされた名盤『Ella and Louis Again』に収録されており、オスカー・ピーターソンさんのピアノを中心とした豪華なバックバンドが演奏を支えています。
歌詞では、冬の寒さをものともしない愛の温もりが綴られており、雪の降る夜にぴったりな温かいメッセージが込められています。
エラさんのクリアな歌声とルイさんの味わい深いバリトンボイスが織りなすハーモニーは、まさにジャズの黄金期を象徴する響きです。
静かな冬の夜、窓の外に舞う雪を眺めながら聴きたい1曲でしょう。
Fresh Static SnowPorter Robinson

エモーショナルな電子音楽で世界中のファンを魅了するアメリカ出身のプロデューサー、ポーター・ロビンソンさん。
2014年にリリースされたアルバム『Worlds』に収録されたこちらの曲は、ボーカロイドを駆使して感情豊かなメロディが融合した幻想的なサウンドが特徴です。
孤独な時期に「運命の相手」への憧れを込めて制作されたという本作は、降り積もる新雪のように純粋で切ない想いが音に込められています。
静かに舞い落ちる雪を眺めながら、内省的な時間を過ごしたいときにぴったりの一曲です。
金属的なシンセの響きから天上的な展開へと変化する構成が、冬の夜の静寂と心の揺らぎを美しく表現しています。
Tears to SnowHopsin

ロサンゼルス出身のラッパー、ホプシンさんは独立系レーベル・Funk Volumeを拠点に活動し、過激なリリックとセルフプロデュースのスタイルで知られるアーティストです。
2013年11月にリリースされた通算3作目のアルバム『Knock Madness』に収録されている本作は、彼にしては珍しい感情を前面に出したミディアムテンポのナンバー。
元恋人との関係破綻や業界内での人間不信を、ピアノやストリングスを伴う抑制されたビートに乗せて吐露しており、「弱さをさらけ出す新しいデリバリー」と本人が語るように、彼の表現の幅を示す一曲となっています。
雪が降る夜、人間関係の脆さや孤独を静かに見つめ直したいときに寄り添ってくれる、感情の機微を映し出すウィンターソングです。







