【5大プログレ】Yes(イエス)の代表曲・人気曲
イギリスが誇るプログレッシブロック・バンドの中でも、高度なテクニックに裏打ちされた重厚かつシンフォニックなアンサンブル、美学を感じさせるアートワークや神秘的な歌詞と美しいメロディを武器として世界的な成功を収め、俗に「プログレ四天王」や「5大プログレ」の一角を占める存在といえばイエスです。
長いキャリアの中で多くのメンバー・チェンジがあり、ポップな路線を模索した時期もあり、初心者の方がその偉大な歴史を追うとなると根気がいるかもしれません。
今回の記事では、イエスが生み出した素晴らしい代表的な名曲の数々を紹介しています。
彼らの音楽を知るきっかけとなれば嬉しいです!
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【5大プログレ】Yes(イエス)の代表曲・人気曲(1〜10)
AwakenYES

クラシックを思わせる優雅なピアノの音色からはじまる『Awaken』。
1977年にリリースされた8枚目のスタジオアルバム『究極』に収録されています。
15分の大作で、オランダの画家レンブラントの生涯についての書籍などからインスピレーションを受けて制作されました。
めまぐるしく変わるテンポやメロディーの中に、クラシック音楽の要素とエネルギーに満ちたロックサウンドが同居する、まさにYESらしい楽曲といえるでしょう!
Tempus FugitYES

1974年に一度脱退したあと、1976年にYESに再加入したキーボードのリック・ウェイクマンさんでしたが、1979年にはボーカルのジョン・アンダーソンさんとともに再びバンドを脱退。
ボーカルとキーボードというバンドにとっての軸を失ってしまったYESでしたが、なんと同じ事務所に属していたエレクトロポップ・デュオ、バグルスをまるごと買収するという荒業でその危機を乗り切ろうとします(ちなみに、バグルスは『ラジオ・スターの悲劇』のヒットで有名)。
その新体制で1980年にリリースしたアルバム『ドラマ』に収録されている『Tempus Fugit』では、旧作に負けないエネルギッシュなサウンドを披露しています。
The Gates of DeliriumYES

レフ・トルストイの『戦争と平和』をテーマに制作された、1974年リリースの7作目のスタジオアルバム『リレイヤー』。
このアルバムのオープニングを飾るのが『The Gates of Delirium』です。
21分を超える大作で、途中の激しいギターパートは戦いを、後半の静かなパートは平和への祈りを表現しています。
ファンからの人気が高く、長い曲ですがライブで演奏されることもあるそう。
YESの作り上げた壮大な物語に浸ってみてはいかがでしょうか?
【5大プログレ】Yes(イエス)の代表曲・人気曲(11〜20)
Starship TrooperYES

1971年にリリースした3枚目のアルバム『イエス・サード・アルバム』。
このアルバムで、YESはデビュー当初のアート・ロックやサイケデリック・ロックのサウンドから離れ、本格的なプログレロックに進化を果たしました。
そのアルバムに入っている1曲『Starship Trooper』は、3つのパートのわかれた9分強の大作。
なんと、ジョン・アンダーソンさん、スティーブ・ハウさん、クリス・スクワイアさんがそれぞれのパートを別々に作曲しています。
当時まだ新しかったプログレというジャンルに果敢に挑戦しようとしている彼らの苦心が伝わりますね!
Time and a WordYES

1970年に発表したセカンドアルバム『時間と言葉』に収録されているタイトル曲『Time and a Word』。
YESがプログレバンドへの転換を果たす以前の、当時人気だったビートルズやトラフィックなどの影響を色濃く感じさせるロックサウンドが特徴です。
また、オーケストラのサウンドを導入するなど、ロックに芸術的要素を加えようとするアート・ロックの要素があるのもポイント。
アート・ロックを源流としてプログレロックへと変化していく、YESの進化の過程を感じられる楽曲です!
Rhythm of LoveYES

復活YESの第2弾(通算では12作目)のアルバム『Big Generator』収録曲で、アルバムのリリースは1987年9月。
前作『90125』のヒットを受けて制作されたアルバムですが、途中で前作でもプロデューサーを務めたトレバー・ホーンさんが降板するなど制作は難航した作品だったようです。
ちなみにプロデューサーはギターのトレバー・ラビンさんが担当しています。
サウンドや楽曲の方向的には前作『90125』でのポップでモダンでコンパクトなポップソング路線をさらに追求して完成度を高めたものになっていると思いますが、制作の難航でリリースも当初の予定から1年近く後ろにずれ込んだようで、そのことも影響してか、前作ほどのセールスには至りませんでした。
しかし、今こうやってあらためて聴いてみても、トレバー・ラビンさんのテクニカルで多彩なギタープレイと巧みなコーラスワークが存分に楽しめるサウンドメイクとなっており、時代をこえた名曲と言って間違いないと思います!
I’ve Seen All Good PeopleYES

美しいコーラスから始まる『I’ve Seen All Good People』。
1971年リリースの『イエス・サード・アルバム』に収録されています。
2つのパートからなる曲で、最初のパート『Your Move』はシングルとして発売されヒットを記録。
現在でも、YESの楽曲の中で最も有名な1曲として知られています。
明るいハーモニーと、カントリーロックやフォークの影響を感じるサウンドが魅力です。
まだ当時はYESがプログレバンドとしての路線を確立する前の時代ですが、すでにプログレっぽい要素が感じられるのもおもしろいですね!