【2025】インストゥルメンタルの名曲。おすすめのインスト曲
ボーカルの入っていない音楽、いわゆる「インストゥルメンタル」、日本においては「インスト」という略語でも知られているジャンルには、映画のサウンドトラックからクラシック音楽、15秒の短いCM音楽に至るまで、さまざまな楽曲が含まれます。
本記事では、誰もが知っている有名なサントラ曲から、熱いギターインスト、いやしのラウンジ・ミュージックまで、オススメのインストゥルメンタルの名曲を幅広くセレクトしました。
「歌詞がない曲も、意外にいいかも!」と、新たな感覚への気づきにつながれば幸いです。
【2025】インストゥルメンタルの名曲。おすすめのインスト曲(1〜10)
I Dance aloneToe

日本のポストロック・シーンの草分け的にして、2000年の結成以来、どのシーンにも迎合しない孤高の存在感を放ち続けるtoe。
メンバーそれぞれがファッションデザイナーやセッション・ミュージシャンとしての顔を持ち、toeとしての作品のリリースは20年以上のキャリアの中でそれほど多いわけではなく、寡作といっていいタイプのバンドではありますが、研ぎ澄まされた音楽性は他の追従を許すものではなく、強烈なライブ・パフォーマンスも一度目にしたら忘れられないほどのインパクトを与えてくれます。
今回紹介しているのは、そんなtoeが2003年にリリースした初期のミニアルバム『songs, ideas we forgot』に収録されている楽曲。
しゃれたコード進行を軸としながらも、コードパンクやハードコアといった出自を持つメンバーならではの張りつめた緊張感、せめぎ合うように空間を支配していく各楽器の鳴りに、ぜひ耳を傾けてみてください。
エターナル・ストーリー山下康介

トランペットとサクソフォンの息の合った演奏が織りなす美しい旋律が心にしみる、山下康介さんの代表作。
永遠に語り継がれる物語をテーマに、2つの楽器が会話を交わすように繊細な掛け合いを見せます。
ノルウェー出身の天才トランぺッター、ティーネさんと、日本のトップサクソフォニスト、田中靖人さんのデュエットソングとして書き下ろされた本作は、2012年にテレビ東京系『美の巨人たち』のエンディングテーマとして使用され話題に。
今では吹奏楽やオーケストラなどさまざまな編成で演奏されています。
心を落ち着かせたいときにピッタリの1曲です。
宝島T-SQUARE

躍動感あふれるメロディと軽快なリズムが織り成す、日本のインストゥルメンタル音楽史に輝く名曲です。
サンバのリズムにジャズフュージョンのテイストを加えた爽快な楽曲は、まるで冒険への旅立ちを思わせる胸躍る展開が魅力的。
1986年3月にリリースされたアルバム『S・P・O・R・T・S』収録の本作は、T-SQUAREのキーボーディスト和泉宏隆さんが作曲を手掛けました。
吹奏楽アレンジで全国の学校や音楽団体でもたびたび演奏されており、アニメ『響け!
ユーフォニアム』でも取り上げられています。
希望に満ちた前向きな気持ちになりたいときや、心機一転したい瞬間にオススメの1曲です。
#1090 〜Thousand Dreams〜松本孝弘

テレビ朝日系『ミュージックステーション』のオープニングテーマとして24年もの間愛され続けた、天才ギタリスト松本孝弘さんの代表作。
彼の愛器であるフェンダー・ストラトキャスターへの深い思い入れを込めたこの楽曲は、若者が音楽の道を志し、夢に向かって歩み出す姿を力強く描いています。
1992年3月にリリースされ、アルバム『Wanna Go Home』にも収録された本作は、エネルギッシュなギターサウンドとメロディアスな展開が見事に調和した、情熱を胸に秘めた人々の心に響く1曲です。
I am森田真奈美

テレビ朝日『報道ステーション』のオープニングテーマとして愛された森田真奈美さんの楽曲。
冒頭の目まぐるしい高速ピアノフレーズと、美しく展開する旋律の対比が魅力的です。
本作は2011年5月にシングルとしてリリースされ、番組テーマ曲として2016年3月まで使用されました。
アルバム『Naked Conversation』など、数々の名作を生み出してきた森田さんの代表作といえるでしょう。
重要なニュースを伝える番組のテーマとしてふさわしい力強さと、希望を感じさせる優しさをあわせ持つ楽曲、改めてじっくり聴いてみてはいかがでしょうか?
幻界福山雅治

俳優としても一流の存在感を放ち、もちろん音楽でも多くのファンを魅了し続けるシンガーソングライター、福山雅治さん。
2025年9月にリリースされたこの楽曲は、自身が主演を務める映画『ブラック・ショーマン』の主題歌として書き下ろされたインストゥルメンタルです。
主人公である元マジシャンの持つ華やかさと、内に秘めた影を映し出すサウンドは、現実と幻の世界の狭間で生きるその心情を浮かび上がらせ、聴く人を物語へと誘います。
スリリングな曲展開が心を揺さぶる、壮大なナンバーです。
戦場のメリークリスマス坂本龍一

世界のサカモトこと坂本龍一さんにとって代表的な楽曲の1つであり、世界中のアーティストから好んでカバーされているこの曲は、坂本さん自身が出演した1983年の映画『戦場のメリークリスマス』のサウンドトラックとして作曲されたものです。
巨匠、大島渚さんが監督を務め、あのデヴィッド・ボウイさんが主演してビートたけしさんが重要な役割を担うなど、異色の戦争映画として知られる本作で、坂本さんはキャリア初となる映画音楽を手がけました。
映画本編の高い評価もさることながら、英国アカデミー賞の作曲賞を受賞、坂本さんの名前を世界的なものとした重要な楽曲と言えましょう。
どこか異国情緒を感じさせるメロディの素晴らしさは、それこそどこから来たのか分からないほどの美しさでもって、いつ聴いても不思議な感動を呼び起こします。







