音楽の流れは、まるで春風のように新しい息吹を運んでくれます。
2025年3月、世界の音楽シーンは魅力的なサウンドであふれています。
新体制で注目を集めるリンキン・パークの楽曲や複雑な感情をつづったアリアナ・グランデさんの楽曲など、今流行している洋楽は私たちの心に新たな感動を届けてくれます。
この春、あなたの心に響く特別な1曲を探してみませんか?
流行りの洋楽【2025年3月】(1〜10)
OG CRASHOUTBhad Bhabie

2003年生まれのフロリダ州ボイントンビーチ出身、バッド・バービーさんのトラップミュージックが、強烈なインパクトを残しています。
エネルギッシュなラップフローと力強いビートが融合した本作は、彼女の代名詞とも言えるアグレッシブなスタイルが全開。
2025年にリリースされた楽曲では、思わず体が揺れだすようなリズムと共に、彼女の個性的なパフォーマンスが存分に発揮されています。
2017年のデビュー曲『These Heaux』でBillboard Hot 100の77位を記録し、史上最年少の女性ラッパーとしてチャート入りを果たしたバッド・バービーさんの勢いは、今も止まることを知りません。
力強いビートとキャッチーなメロディーラインが織りなす本作は、パーティーシーンで盛り上がりたい方や、現代のトラップミュージックを楽しみたい方にぴったりの一曲です。
The GiverChappell Roan

2010年代後半から米国のポップミュージックシーンで台頭してきたチャペル・ローンさんが、これまでとは全く異なる斬新なカントリーミュージックに挑戦。
耳に心地よいフィドルの音色をバックに、力強く歌い上げる彼女のボーカルパフォーマンスは圧巻です。
2025年3月にリリースされて米国ビルボードのホット・カントリー・ソングス・チャートでは初登場1位という快挙を達成。
アメリカの建設作業員や探偵、歯科医など、さまざまな職業の女性の姿を描いた意欲作です。
本作は、個性的なプロモーション展開とオリジナリティ溢れるミュージックビデオでも話題となり、多様なジャンルの音楽ファンから熱い支持を集めています。
Somebody That I Used To Know (feat. Kimbra)Gotye

軽やかなギターのバッキングと木琴のメロディラインが印象的なアートポップ・ナンバーで、ベルギー出身でオーストラリアを拠点に活動するゴティエさんが2011年7月に発売したアルバム『Making Mirrors』からカットされた1曲です。
ニュージーランド出身の実力派シンガー、キンブラさんをゲストに迎え、過去の恋愛関係の終焉を男女双方の視点から描いた本作は、世界23カ国以上の音楽チャートで1位を獲得。
アメリカのビルボード・ホット100では8週連続1位を記録し、第55回グラミー賞では年間最優秀レコード賞に輝きました。
2025年3月に公式にリリースされたグラミー賞受賞アーティストのドーチさんによる楽曲『Anxiety』においてこちらのこちらの曲が引用され、改めて注目が集まっています。
FUFNJade

イギリス出身のプロデューサーやソングライターと手を組み、エレクトロポップとディスコの要素を融合させた音楽性で注目を集めているジェイドさん。
Little Mixのメンバーとして培った表現力と、ソロならではの新鮮な魅力が光る作品は、切ない別れと強い決意を込めたエモーショナルな一曲となっています。
イタリアの高級ブランドFENDIの「マンマ バゲット」キャンペーンでも起用され、2025年2月からその魅力を世界中に届けています。
力強いビートとポップなメロディが印象的な本作は、心に秘めた感情を解き放ちたい時や、新たな一歩を踏み出したい時にぴったりの一曲です。
RelationshipsHaim

シンプルな日常に潜む人間関係の機微を描いた、カリフォルニア発の三姉妹バンドのハイムによる7年ぶりの意欲作。
70年代クラシックロックと90年代R&Bを巧みに融合させた洗練されたサウンドは健在です。
本作では、恋に落ちた時の感情の揺れ動きが描かれており、バンドの真骨頂とも言える繊細なヴォーカルハーモニーが心に染み入ります。
MVにはNetflixドラマ『アウターバンクス』で知られるドリュー・スターキーさんが出演、若者の恋愛模様を印象的に演出。
グラミー賞「最優秀新人賞」にもノミネートされた実力派バンドの新たな一面が垣間見える作品で、2025年7月にはフジロックにおいて12年ぶりの来日公演も予定されています。
恋愛の曖昧さに悩む全ての人に聴いてほしい一曲です。
Still BadLizzo

パワフルでソウルフルなヴォーカルと力強いメッセージで世界中を魅了するアメリカのアーティスト、リゾさん。
80年代を彷彿とさせるファンキーなギターリフと躍動感あふれるビートに乗せて、自己信頼と前向きなエネルギーを表現した本作は、彼女らしさが存分に発揮された渾身のナンバーです。
デビュー以来、『Truth Hurts』や『Good As Hell』といったヒット曲を生み出してきたリゾさんは、2020年のグラミー賞では3冠を達成。
さらに2023年には最優秀レコード賞に輝くなど、その実力は折り紙付きです。
アルバム『Love In Real Life』からの先行シングルとなる本作を聴けば、誰もが自然と前を向けるような勇気をもらえることでしょう。
元気が欲しい時やモチベーションを上げたい時にぴったりな一曲です。
EmergenceSleep Token

覆面メタルバンドとして知られる英国のSleep Tokenが放つロック界の革命的な音楽が世界で大きな注目を集めています。
ヴォーカルのVesselさんによるR&B風の低音から澄んだファルセット、そしてスクリームまでをも操る圧倒的な歌唱力と、オルタナティブ・メタルとインディー・ポップを融合させた革新的なサウンドが織りなす本作は、UKロックチャート1位、米ビルボード・ホット100で57位を記録する快挙を達成。
2025年5月発売予定のアルバム『Even in Arcadia』の先行シングルとして、Bilmuriのサックス奏者Gabi Roseさんとのコラボレーションも実現した意欲作です。
深い情感とテクニカルな演奏が織りなす壮大なサウンドスケープは、ジャンルを超えた新しい音楽の可能性を感じさせてくれます。