桜に関する豆知識。春のお花見が楽しくなる雑学まとめ
春になると美しい花を咲かせる桜は、日本人にとって親しみのある植物ですよね。
お花見はもちろん、春をテーマにした作品の中で見かける機会も多いかと思います。
この記事では、昔から日本人に愛され続けている桜にまつわる知識や雑学を集めました。
ピンクや白の花を咲かせる桜にまつわるエピソードや歴史など、桜について詳しくなれる豆知識を紹介していきますね。
春の風物詩ともいえる桜の知識を深めることで、桜が咲く春の季節をより楽しめるはず!
ぜひ、チェックしてみてくださいね。
桜に関する豆知識。春のお花見が楽しくなる雑学まとめ(1〜20)
奈良時代は桜ではなく梅の花でお花見をしていた

お花見と言えば、桜という方がほとんどかと思いますが、奈良時代は桜ではなく梅の花でお花見をしていたそうです。
当時、中国から梅がやってきたことで梅に人気が集まり、お花見と言えば梅の花となっていました。
また、桜の花は神聖なものとしてとらえられていたことも理由だそうです。
当時作られた万葉集では、桜よりも梅のことを詠んだ句の方が多かったそう。
その後、遣唐使が廃止されて日本の文化に注目が集まったことで、平安時代頃からは花見=桜となりました。
桜餅に使われる葉っぱは「オオシマザクラ」という桜の葉っぱ

関西風、関東風を問わず、桜餅には葉っぱが巻かれていますよね。
あの葉っぱは、よく見られる桜「ソメイヨシノ」の葉っぱではなく、「オオシマザクラ」という品種の桜の葉っぱなのです。
このオオシマザクラは、伊豆諸島や房総半島に多く分布しています。
他の桜に比べて、「クマリン」と呼ばれる香りの成分が多く含まれており、塩漬けにするとよりその香りが引き立ちます。
このことから桜餅の香りづけとして使用されるようになりました。
アメリカには「全米桜まつり」というイベントがある

日本では、桜が咲く時期にさまざまなイベントが開催されますよね。
実は、アメリカでも桜に関するイベントがおこなわれているんです!
それが、ワシントンでおこなわれる「全米桜祭り」。
1912年に日本からアメリカに桜が贈られたことをきっかけに始まったイベントで、太平洋戦争中を除いて、毎年開催されています。
1912年以降も、日本は幾度となく桜を寄贈しています。
イベントでは、日本の文化も感じられる公演や催しものなどがおこなわれ、多くの人がお花見にこられるそうです。
沖縄県は温暖なためソメイヨシノが咲かない

日本であれば全国どこでもソメイヨシノが花を咲かせていると思いがちですが、実は沖縄ではソメイヨシノがあまり育ちません。
それは、沖縄の気候が関係しています。
ソメイヨシノが成長するには冬の寒さも必要なため、温暖で真冬でもなかなか気温が下がりきらない沖縄での生育は難しいそう。
そのため、桜の開花宣言をおこなうさいは、温暖な気候でも育ちやすい「カンヒザクラ」という品種の桜で観測しています。
カンヒザクラは、ソメイヨシノよりも濃いピンク色の花を咲かせます。
桜の花言葉は「精神美」や「純潔」

桜の花言葉は「精神美」「純潔」などといった美しい言葉で表現されています。
この花言葉が付けられた理由としては、桜の姿を日本人の姿に重ね合わせたからという説があります。
アメリカでの桜の花言葉は、日本と同じように精神美を表す「spiritual beauty」、そして優れた教育を意味する「a good education」です。
韓国でも日本と同じような花言葉が付けられていますが、フランスでは私を忘れないでという意味の「Nem’ oubliez pas」という言葉が付けられています。