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John Cage の検索結果(121〜130)
Mirror Man暴力温泉芸者

とんでもないインパクトを持ったアーティスト名にたじろいでしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、音楽家のみならず映画評論家や随筆家としても知られ、小説家としては2001年発表の名著『あらゆる場所に花束が……』が三島由紀夫賞を受賞した経歴を持つ異能、中原昌也さんによるノイズ・ユニットです。
1990年に本格的なデビューを果たし、ソニック・ユースやジョン・スペンサー、ベックといった海外のビッグネームのフロントアクトをこなし、海外公演なども多く経験している中原さんこと暴力温泉芸者のディスコグラフィの中でも、今回は1993年にリリースされた『Otis』を紹介します。
1996年には日本国内でメジャー・リリースされた代物であり、このアルバムがメジャー・デビュー作となった中原さんはもちろん、90年代文化の懐の深さというか業の深さに改めて感じ入ってしまいますね。
一見オシャレにも見えるアルバム・ジャケットも含めて、当時のサブカル周辺でブームとなっていた「渋谷系」の流れで「デス渋谷系」などと呼ばれていた事実は、若い音楽ファンにとっては興味深い90年代カルチャーの1つと言えるかもしれません。
肝心の音はといえば、特撮番組の主題歌をカラオケで歌ったもの、法則性を持たない気まぐれのようなノイズ、けだるい歌とギター、映画のセリフやソウル・ミュージックからのサンプリングなど、ある意味これ以上はないほどに「ミクスチャー」な作風となっています。
時代の空気感を味わえるという意味でも、ぜひ一度お試しあれ。
La CommediaLouis Andriessen

アムステルダムを代表する作曲家、ルイ・アンドリーセンさん。
独創性にあふれる音楽性で知られており、イーゴリ・ストラヴィンスキーさんやカウント・ベイシーさん、スタン・ケントンさんといったジャズをバックボーンに持つ作曲家から影響を受けています。
そんな彼の作品のなかで、定番として人気を集めるこちらの『La Commedia』は、映画監督であるハル・ハートリーさんとタッグを組んだ5部構成のオペラで、情熱的な詩にコンテンポラリー・ミュージックの複雑なメロディーがミックスされた、個性的な楽曲です。
The Music Improvisation CompanyDerek Bailey

イギリス・サウスヨークシャー州出身のギター奏者、Derek Baileyの「The Music Improvisation Company」より【Dragon Path】です。
収録曲は次の通りです。
1. Third Stream Boogaloo 2. Dragon Path 3. Packaged Eel 4. Untitled No Ⅰ 5. Untitled No Ⅱ6. Tuck 7. Wolfgang Van Gangbang
グノシエンヌ第3番Erik Satie

この楽曲は、1893年に音楽誌で初めて紹介された作品で、楽譜に小節線がないのが大きな特徴です。
左手は古代の儀式を思わせるような静かなリズムを繰り返し、その上で右手がどこか掴みどころのない旋律を奏でます。
「Avec étonnement」(驚きとともに)といったユニークな指示が奏者の解釈に委ねられ、聴くたびに異なる表情を見せてくれますよ。
映画『ユマ・フォア』でも効果的に使われました。
本作が持つ瞑想的な響きは、心の奥に沈んだ感情と静かに向き合いたい夜にぴったりです。
John Cage の検索結果(131〜140)
andataRyuichi Sakamoto

YMOとして1980年代に絶大な人気を集めた作曲家、坂本龍一さん。
日本人なら誰もが知っているアーティストですが、彼がミニマルミュージックのシーンで世界的に高い評価を集めていることを知っている方は少ないと思います。
こちらの『andata』は、そんな彼のミニマルミュージックを味わえる作品です。
キーボードによる同じ旋律と徐々に激しくなるノイズの音が、絶妙な物悲しさを演出しています。
ぜひチェックしてみてください。
Duet for cello and orchestraCassandra Miller

ロンドンを拠点に活動しているカナダ出身の作曲家、カサンドラ・ミラーさん。
実験的な作風で知られている作曲家で、コンテンポラリー・ミュージックのなかでも、特に個性的な音楽性で仕上げられています。
そんな彼女の作品のなかで、定番として人気を集めているのが、こちらの『Duet for cello and orchestra』。
前半は和音を中心としたキャッチーな仕上がりですが、4分を超えてくると徐々に和音が乱れ、インパクトのある不協和音が鳴り響きます。
そして終盤に近づくにつれて、非常に自然な度合いで和音に戻っていくという挑戦的な試みが感じられる名曲です。
fullmoon坂本龍一

「教授」こと坂本龍一さんは、今さら説明するまでもなく、日本が世界に誇る偉大な音楽家ですよね。
今回、現代音楽というテーマで坂本さんの楽曲を取り上げたのは、いわゆる基本的な音楽理論を身に付けた上で、それらのフォーマットを用いた素晴らしい名曲を多く生み出しながらも、10代で現代音楽に目覚め、既存の形式やルールにとらわれない作曲活動を続けてきたという経緯を踏まえたことが理由としてあります。
こちらの『fullmoon』は、2017年にリリースされたソロ名義としては8年ぶりとなったオリジナル・アルバム『async』の収録曲で、ヴォーカル入りの楽曲。
坂本さんが映画音楽を手掛けた小説『The Sheltering Sky』から引用された文章、というのも興味深いですね。
アルバム自体に「架空のアンドレイ・タルコフスキー監督の映画音楽」というコンセプトがあり、非常に映像的なイメージを感じさせる作品なのです。
音楽というものの先入観をできる限り取っ払って、無心で向き合ってみてください。
