ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽
代表曲にバレエ音楽『春の祭典』、『火の鳥』があり、クラシック界で20世紀を代表とするロシアの作曲家といえばイーゴリ・ストラヴィンスキーです。
ストラヴィンスキーの作風といえば技巧的で難解な和声とリズムも多く、一般的には受け入れられない曲も多いのですが、その前衛的な作風は聴く度に衝撃を与え続け20世紀以降の芸術に広く影響を及ぼした音楽家の1人になりました。
そんなストラヴィンスキーの作品を代表的なものからこれもストラヴィンスキーの作品なの?
と思うような曲までリストアップして紹介します。
受け入れられるか受け入れられないかはあなた次第、ぜひ聞いてみてください!
ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽(1〜10)
春の祭典Igor Stravinsky

イーゴリ・ストラヴィンスキーの代表曲の一つで、「火の鳥」を作曲していた際に見た幻影に着想を得て作られました。
ストラヴィンスキー3大バレエ「ペトルーシュカ」「火の鳥」と並んで有名な楽曲でぜひ知るべき作品です。
1913年にシャンゼリゼ劇場で行われた初演には、あのクロード・ドビュッシーやモーリス・ラヴェルサン=サーンスといった著名な作曲家が訪れました。
当時から前衛的な制作人が集まり話題となっていましたが、聴いた聴衆で芸術か芸術ではない論争に発展して騒動になりました。
聴いたら分かる通りとても前衛的な音楽になっています。
交響曲第1番Igor Stravinsky

交響曲としては初めての作品ながら、独自性が光る1曲です。
4楽章から成る伝統的な構成には、ロシアの音楽的伝統とストラヴィンスキーの個性が見事に融合されています。
特筆すべきは第3楽章で、木管楽器が奏でる牧歌的な旋律が印象的です。
また第4楽章では、ロシア民謡を引用した祝祭的な雰囲気が漂い、聴く者を魅了します。
ロマン派音楽の影響を受けつつも、ストラヴィンスキーならではの音楽的アイデアが随所にちりばめられた本作は、ストラヴィンスキーの音楽家としての出発点を示す重要な作品といえるでしょう。
クラシック音楽の歴史に興味がある方にぜひおすすめしたい1曲です。
交響詩『ナイチンゲールの歌』Igor Stravinsky

「夜鳴きうぐいす」を再構成して作られた交響詩、バレエ音楽です。
交響詩の初演は1919年に、バレエの初演は1920年に行われました。
この時に振り付けを担当したのはレオニード・マシーンでしたが、あまり評判は良くなかったようです。
第1幕が1907年から1909年、残りの第2、第3幕が1913年から1914年の合計4年かけて作曲していましたが、作曲の途中でストラヴィンスキーの代表作品となっていく『春の祭典』や「火の鳥」があり、作風が大きく変化していきました。
第2幕「夜鳴きうぐいすの歌」(Le chant du Rossignole)以降をもとに作られたのがこの交響詩『ナイチンゲールの歌』です。
兵士の物語Igor Stravinsky

ストラヴィンスキーの音楽劇は、7つの楽器を用いた小編成ながら、深い表現を実現しました。
物語は、兵士と悪魔との取引を通じて、人間の欲望と幸せの本質を問いかけます。
ジャズやタンゴなど当時の新しい音楽形式を取り入れ、独自のスタイルを確立。
1918年9月28日、スイスのローザンヌで初演され、戦後の混乱期を反映した革新的な作品として高く評価されました。
音楽と演劇が融合した総合芸術として、現代でも多くの人々に感銘を与え続けています。
クラシック音楽に興味がある方や、音楽と物語の融合を楽しみたい方におすすめの一曲です。
結婚Igor Stravinsky

民族音楽を現代的に解釈し、結婚という儀式の意味を探求した作品です。
4台のピアノと豊かな打楽器群を使用した独特の音響効果が特徴的で、20世紀音楽に大きな影響を与えました。
伝統的なロシアの結婚式を描きながら、その背後にある社会的圧力や個人の葛藤も表現しています。
1923年の初演時は賛否両論でしたが、後に20世紀バレエの傑作として認められました。
音楽と振付の革新性を味わいたい方や、社会制度を芸術的に考察したい方におすすめの1曲です。
ロシア風スケルツォIgor Stravinsky

ロシアの巨匠イーゴリ・ストラヴィンスキーの意外なイメージを見られる曲を紹介します。
それがこの「ロシア風スケルツォ」という曲です。
もともとは映画音楽として作り始められた曲なのですが、映画の製作が中止されたためジャズバンド用に書き直されました。
初演が行われたのは1944年のことです。
オーケストラ版も作られており、こちらの初演は1946年です。
「春の祭典」や「火の鳥」のイメージがある方は非常におどけて楽し気な雰囲気があるこの曲に驚くことでしょう。
イーゴリ・ストラヴィンスキーの作品の中ではとても愉快で楽しい曲です。
ミューズを率いるアポロIgor Stravinsky

弦楽器のみで構成されたシンプルな美しさが特徴の作品です。
アポロンと3人のムーサたちの出会いと成長を描いた物語は、芸術の神聖さと創造性を象徴しています。
1928年にパリで初演され、ジョージ・バランシンによる革新的な振付と相まって、20世紀のバレエ音楽に大きな影響を与えました。
クラシカルな形式を踏襲しながらも、リズムやメロディの使い方に新たな風を吹き込んだ本作は、クラシックバレエの伝統を尊重しつつ、現代的な感覚を取り入れることに成功しています。
バレエ音楽に興味がある方や、ネオクラシカルな音楽を楽しみたい方におすすめの1曲です。


