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ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽

代表曲にバレエ音楽『春の祭典』、『火の鳥』があり、クラシック界で20世紀を代表とするロシアの作曲家といえばイーゴリ・ストラヴィンスキーです。

ストラヴィンスキーの作風といえば技巧的で難解な和声とリズムも多く、一般的には受け入れられない曲も多いのですが、その前衛的な作風は聴く度に衝撃を与え続け20世紀以降の芸術に広く影響を及ぼした音楽家の1人になりました。

そんなストラヴィンスキーの作品を代表的なものからこれもストラヴィンスキーの作品なの?

と思うような曲までリストアップして紹介します。

受け入れられるか受け入れられないかはあなた次第、ぜひ聞いてみてください!

もくじ

ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽(1〜20)

ヴァイオリン協奏曲Igor Stravinsky

ストラヴィンスキー/ヴァイオリン協奏曲/チョンキョンファ(Vn)/マゼール/ベルリン・フィル
ヴァイオリン協奏曲Igor Stravinsky

ストラヴィンスキーの代表作の一つ、1931年に初演された4楽章からなる曲です。

サミュエル・ドゥシュキンという有名なヴァイオリニストのために書かれた本作は、新古典主義の影響を受けつつ、独自の現代的な音楽語法が色濃く表れています。

ヴァイオリンとオーケストラが絶え間なく対話を繰り広げ、室内楽的な質感を大切にした構成が特徴です。

華やかな技巧よりも音楽的な対話を重視し、バッハの影響を感じさせるタイトルながら、あくまでストラヴィンスキーらしさが光る作品となっています。

クラシック音楽の新しい可能性に興味のある方におすすめの1曲です。

放蕩児の遍歴Igor Stravinsky

Stravinsky: The Rake’s progress – Nagano, Hadley, Ramey, Upshaw
放蕩児の遍歴Igor Stravinsky

クラシック音楽の革新者として知られるイーゴル・ストラヴィンスキーの代表作の一つです。

物語は、若者トム・レイクウェルの堕落と自己破滅への道を描いています。

音楽は、18世紀のオペラの形式を基礎としながらも、現代的な解釈が加えられ、ストラヴィンスキーならではの驚きの和声進行やリズムが特徴的です。

本作は、堕落と自由、愛と欲望といったテーマを巧みに描き出し、聴く人の心に深い印象を残します。

1951年のヴェネツィアでの初演以来、世界中で上演され続けている名作です。

クラシック音楽の新しい可能性を探求したい方におすすめの一曲です。

バレエ組曲「火の鳥」終曲NEW!Igor Stravinsky

Stravinsky: Finale – Suite from The Firebird / Los Angeles Philharmonic, Gustavo Dudamel
バレエ組曲「火の鳥」終曲NEW!Igor Stravinsky

20世紀を代表する革新的な作曲家として知られるイーゴリ・ストラヴィンスキーによる記念すべきバレエ作品の壮大な終曲は、7拍子という変拍子の魅力を存分に味わえる名曲です。

ロシア民話を基にした物語のクライマックスを飾るこの楽章では、静かなホルンの独奏から始まり、徐々にオーケストラ全体が加わって感動的な大団円へと導かれます。

1910年6月にパリ・オペラ座で初演されたこの作品は、後に組曲として再構成され現在も世界中で愛され続けています。

魔王を倒し解放された登場人物たちの歓喜を表現する7拍子の躍動感は、まさに勝利の祝祭にふさわしい華やかさに満ちており、クラシック音楽の入門としても、変拍子の面白さを体感したい方にもオススメの楽曲です。

交響詩『ナイチンゲールの歌』Igor Stravinsky

Igor Stravinsky – The Song of a Nightingale (Le Chant du Rossignol) [w/score]
交響詩『ナイチンゲールの歌』Igor Stravinsky

「夜鳴きうぐいす」を再構成して作られた交響詩、バレエ音楽です。

交響詩の初演は1919年に、バレエの初演は1920年に行われました。

この時に振り付けを担当したのはレオニード・マシーンでしたが、あまり評判は良くなかったようです。

第1幕が1907年から1909年、残りの第2、第3幕が1913年から1914年の合計4年かけて作曲していましたが、作曲の途中でストラヴィンスキーの代表作品となっていく『春の祭典』や「火の鳥」があり、作風が大きく変化していきました。

第2幕「夜鳴きうぐいすの歌」(Le chant du Rossignole)以降をもとに作られたのがこの交響詩『ナイチンゲールの歌』です。

交響曲ハ調Igor Stravinsky

ロシアの名作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーによる交響曲を紹介します。

ストラヴィンスキーが第二次世界大戦で家族を失い、パリを逃れてアメリカに脱出するという困難に見舞われていた時に作られた曲です。

4つの楽章で構成されており、演奏時間は約30分です。

1940年に初演が行われました。

ストラヴィンスキーはバレエ音楽やオペラの作品が多く、ベートーベンやハイドンで見られるような交響曲は多くは残してはいません。

これは数少ないストラヴィンスキーによる交響曲です。

オーケストラ団体に所属していて、次に演奏会で演奏する曲で悩んでたらこの曲を検討してみてはいかがでしょうか。

サーカス・ポルカIgor Stravinsky

サーカス・ポルカ/I.ストラビンスキー  東京佼成ウインドオーケストラ
サーカス・ポルカIgor Stravinsky

クラシック巨匠による吹奏楽のオリジナル作品を聞いてみませんか?

それがイーゴリ・ストラヴィンスキーによる「サーカス・ポルカ」です。

タイトルは正しくは「若い象のためのサーカス・ポルカ」ですが、略されて単に「サーカス・ポルカ」と呼ばれます。

象のバレエ用に作られた曲で、実際にチュチュを着た象が踊ったとのことです。

現在は演奏される機会はあまり多くありませんが、紹介している動画のように東京佼成ウインド・オーケストラによるプロ吹奏楽団による録音やヘルベルト・フォン・カラヤンによる管弦楽版も残っています。

吹奏楽はここ100年で発達した若い編成の演奏スタイルですが、ストラヴィンスキーのような巨匠による吹奏楽作品も残っています。