ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽
代表曲にバレエ音楽『春の祭典』、『火の鳥』があり、クラシック界で20世紀を代表とするロシアの作曲家といえばイーゴリ・ストラヴィンスキーです。
ストラヴィンスキーの作風といえば技巧的で難解な和声とリズムも多く、一般的には受け入れられない曲も多いのですが、その前衛的な作風は聴く度に衝撃を与え続け20世紀以降の芸術に広く影響を及ぼした音楽家の1人になりました。
そんなストラヴィンスキーの作品を代表的なものからこれもストラヴィンスキーの作品なの?
と思うような曲までリストアップして紹介します。
受け入れられるか受け入れられないかはあなた次第、ぜひ聞いてみてください!
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ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽(11〜20)
ロシア風スケルツォIgor Stravinsky

ロシアの巨匠イーゴリ・ストラヴィンスキーの意外なイメージを見られる曲を紹介します。
それがこの「ロシア風スケルツォ」という曲です。
もともとは映画音楽として作り始められた曲なのですが、映画の製作が中止されたためジャズバンド用に書き直されました。
初演が行われたのは1944年のことです。
オーケストラ版も作られており、こちらの初演は1946年です。
「春の祭典」や「火の鳥」のイメージがある方は非常におどけて楽し気な雰囲気があるこの曲に驚くことでしょう。
イーゴリ・ストラヴィンスキーの作品の中ではとても愉快で楽しい曲です。
バレエの情景Igor Stravinsky

圧倒的な迫力と優美さを兼ね備えた傑作です。
1944年に作曲されたこの曲は、ブロードウェイのレビューショーのために書かれましたが、後に独立したバレエ作品として完成しました。
全11曲から構成される約16分の音楽は、ダンスの動きに合わせて緻密に作られています。
リズムや和声の新しい技法が駆使され、シンコペーションや独特の対位法が特徴的です。
1948年のロンドン初演では、フレデリック・アシュトンの振付により、批評家から高い評価を受けました。
音楽と身体表現の融合を追求したい方におすすめの一曲です。
ヴァイオリン協奏曲Igor Stravinsky

ストラヴィンスキーの代表作の一つ、1931年に初演された4楽章からなる曲です。
サミュエル・ドゥシュキンという有名なヴァイオリニストのために書かれた本作は、新古典主義の影響を受けつつ、独自の現代的な音楽語法が色濃く表れています。
ヴァイオリンとオーケストラが絶え間なく対話を繰り広げ、室内楽的な質感を大切にした構成が特徴です。
華やかな技巧よりも音楽的な対話を重視し、バッハの影響を感じさせるタイトルながら、あくまでストラヴィンスキーらしさが光る作品となっています。
クラシック音楽の新しい可能性に興味のある方におすすめの1曲です。
放蕩児の遍歴Igor Stravinsky

クラシック音楽の革新者として知られるイーゴル・ストラヴィンスキーの代表作の一つです。
物語は、若者トム・レイクウェルの堕落と自己破滅への道を描いています。
音楽は、18世紀のオペラの形式を基礎としながらも、現代的な解釈が加えられ、ストラヴィンスキーならではの驚きの和声進行やリズムが特徴的です。
本作は、堕落と自由、愛と欲望といったテーマを巧みに描き出し、聴く人の心に深い印象を残します。
1951年のヴェネツィアでの初演以来、世界中で上演され続けている名作です。
クラシック音楽の新しい可能性を探求したい方におすすめの一曲です。
エディプス王Igor Stravinsky

古代ギリシャの詩人であるソポクレスが書いた戯曲「オイディプス王」を元にイーゴリ・ストラヴィンスキーが手掛けたオペラです。
1927年に完成し、同年にオラトリオ形式で初演が行われました。
1948年に改訂が行われています。
演奏時間は約50分です。
ストラヴィンスキーは難解なパッセージに和声を用いることが多いのですが、本作品では原作があり、合唱曲的かつ、模倣的であることから他の作品に比べて和声もリズムも単純で多くの聴衆に取っては謎の多いものという解釈が占めていました。
台本がラテン語で書かれているため、長時間にわたる音楽作品で使われるテキストのリブレットには、ラテン語でナレーションは開催地の言語が使われます。
ペトルーシュカIgor Stravinsky

「春の祭典」、「火の鳥」に続き、イーゴリ・ストラヴィンスキーの三大バレエ音楽に数えられている曲で、命を吹き込まれたわら人形の物語です。
バレエ・リュスというバレエ団のために作曲され、1911年に初演されました。
日本で初演されたのは1937年のことです。
表題となっているペトルーシュカは、ロシア版のピノキオとも言っていい存在で、人間ではないものの真の情熱を感じて人間に憧れる人形の一つです。
ストラヴィンスキーらしさはあるものの、「春の祭典」、「火の鳥」に比べて物語も分かりやすいため、3大バレエの中では親しみがわきやすいバレエ音楽でおすすめです。
ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽(21〜30)
夜鳴きうぐいすIgor Stravinsky

ストラヴィンスキーの代表作の一つで、中国を舞台にした物語です。
美しい歌声で皇帝を魅了する夜鳴きうぐいすと、機械仕掛けの偽物のうぐいすが対比されます。
自然の力と人工物の虚しさを描き、音楽の持つ癒しの力を強調しています。
1914年に初演されたオペラ版は、後にバレエ音楽として1920年に改訂されました。
東洋的な雰囲気を醸し出す旋律や和声が特徴的で、ストラヴィンスキーの革新的な音楽スタイルが光る作品です。
自然の美しさや音楽の力に魅せられる方におすすめの一曲です。





