ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽
代表曲にバレエ音楽『春の祭典』、『火の鳥』があり、クラシック界で20世紀を代表とするロシアの作曲家といえばイーゴリ・ストラヴィンスキーです。
ストラヴィンスキーの作風といえば技巧的で難解な和声とリズムも多く、一般的には受け入れられない曲も多いのですが、その前衛的な作風は聴く度に衝撃を与え続け20世紀以降の芸術に広く影響を及ぼした音楽家の1人になりました。
そんなストラヴィンスキーの作品を代表的なものからこれもストラヴィンスキーの作品なの?
と思うような曲までリストアップして紹介します。
受け入れられるか受け入れられないかはあなた次第、ぜひ聞いてみてください!
ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽(21〜30)
アゴンIgor Stravinsky

1953年から1957年にかけて十二音技法により作られたバレエ音楽です。
1957年6月に行われたストラヴィンスキーの75歳の誕生日を祝う演奏会で初めて演奏されました。
バレエの初演は同年の12月で、ジョージ・バランシンが振り付けを担当しています。
エボニー協奏曲Igor Stravinsky

管楽器奏者及び歌手として活躍していたウディ・ハーマンの依頼によって作られた曲で、「エボニー・コンチェルト」と呼ばれることもあります。
ちなみに、「エボニー」とはクラリネットの素材として使われることもある黒檀のことです。
ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽(31〜40)
協奏曲「ダンバートン・オークス」Igor Stravinsky

ロバート・ウッズ・ブリスの依嘱によって作られた合奏協奏曲で、題名の「ダンバートン・オークス」は彼の住所に由来します。
1938年に初演が行われましたが、この時ストラヴィンスキー本人は療養中で立ち会えませんでした。
妖精の接吻Igor Stravinsky

スイスを舞台にしたバレエ音楽で、チャイコフスキーの楽曲を元に作られました。
チャイコフスキーの没後35年に当たる1928年に初演が行われ、ストラヴィンスキー自らが指揮を担当しています。
この時の振り付けを考えたのはブロニスラヴァ・ニジンスカです。
幻想的スケルツォIgor Stravinsky

ストラヴィンスキーがモーリス・メーテルリンクの著作である「蜜蜂の生活」に着想を得て1908年に作曲した管弦楽曲です。
ストラヴィンスキーの恩師であるニコライ・リムスキー=コルサコフは楽譜を見て絶賛したそうです。
弦楽のための協奏曲Igor Stravinsky

パウル・ザッハーが設立したバーゼル室内管弦楽団の創立20周年を記念して作られた協奏曲で、「バーゼル協奏曲」と呼ばれることもあります。
ザッハーの指揮による初演は1947年に行われました。
バレエ音楽として使われることもあります。
狐Igor Stravinsky

1917年に完成した1幕のバレエ音楽で、副題は「歌と踊りのためのバーレスク」です。
初演は1922年のことで、この時の演奏をストラヴィンスキー本人は高く評価しましたが聴衆からの評判はいまいちだったようです。