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ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽

代表曲にバレエ音楽『春の祭典』、『火の鳥』があり、クラシック界で20世紀を代表とするロシアの作曲家といえばイーゴリ・ストラヴィンスキーです。

ストラヴィンスキーの作風といえば技巧的で難解な和声とリズムも多く、一般的には受け入れられない曲も多いのですが、その前衛的な作風は聴く度に衝撃を与え続け20世紀以降の芸術に広く影響を及ぼした音楽家の1人になりました。

そんなストラヴィンスキーの作品を代表的なものからこれもストラヴィンスキーの作品なの?

と思うような曲までリストアップして紹介します。

受け入れられるか受け入れられないかはあなた次第、ぜひ聞いてみてください!

ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽(1〜20)

交響曲ハ調Igor Stravinsky

ロシアの名作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーによる交響曲を紹介します。

ストラヴィンスキーが第二次世界大戦で家族を失い、パリを逃れてアメリカに脱出するという困難に見舞われていた時に作られた曲です。

4つの楽章で構成されており、演奏時間は約30分です。

1940年に初演が行われました。

ストラヴィンスキーはバレエ音楽やオペラの作品が多く、ベートーベンやハイドンで見られるような交響曲は多くは残してはいません。

これは数少ないストラヴィンスキーによる交響曲です。

オーケストラ団体に所属していて、次に演奏会で演奏する曲で悩んでたらこの曲を検討してみてはいかがでしょうか。

サーカス・ポルカIgor Stravinsky

サーカス・ポルカ/I.ストラビンスキー  東京佼成ウインドオーケストラ
サーカス・ポルカIgor Stravinsky

クラシック巨匠による吹奏楽のオリジナル作品を聞いてみませんか?

それがイーゴリ・ストラヴィンスキーによる「サーカス・ポルカ」です。

タイトルは正しくは「若い象のためのサーカス・ポルカ」ですが、略されて単に「サーカス・ポルカ」と呼ばれます。

象のバレエ用に作られた曲で、実際にチュチュを着た象が踊ったとのことです。

現在は演奏される機会はあまり多くありませんが、紹介している動画のように東京佼成ウインド・オーケストラによるプロ吹奏楽団による録音やヘルベルト・フォン・カラヤンによる管弦楽版も残っています。

吹奏楽はここ100年で発達した若い編成の演奏スタイルですが、ストラヴィンスキーのような巨匠による吹奏楽作品も残っています。

ロシア風スケルツォIgor Stravinsky

ロシアの巨匠イーゴリ・ストラヴィンスキーの意外なイメージを見られる曲を紹介します。

それがこの「ロシア風スケルツォ」という曲です。

もともとは映画音楽として作り始められた曲なのですが、映画の製作が中止されたためジャズバンド用に書き直されました。

初演が行われたのは1944年のことです。

オーケストラ版も作られており、こちらの初演は1946年です。

「春の祭典」や「火の鳥」のイメージがある方は非常におどけて楽し気な雰囲気があるこの曲に驚くことでしょう。

イーゴリ・ストラヴィンスキーの作品の中ではとても愉快で楽しい曲です。

ペトルーシュカIgor Stravinsky

Stravinsky: Petroesjka / Petrouchka Concertgebouw Orchestra Live concert HD
ペトルーシュカIgor Stravinsky

「春の祭典」、「火の鳥」に続き、イーゴリ・ストラヴィンスキーの三大バレエ音楽に数えられている曲で、命を吹き込まれたわら人形の物語です。

バレエ・リュスというバレエ団のために作曲され、1911年に初演されました。

日本で初演されたのは1937年のことです。

表題となっているペトルーシュカは、ロシア版のピノキオとも言っていい存在で、人間ではないものの真の情熱を感じて人間に憧れる人形の一つです。

ストラヴィンスキーらしさはあるものの、「春の祭典」、「火の鳥」に比べて物語も分かりやすいため、3大バレエの中では親しみがわきやすいバレエ音楽でおすすめです。

バレエ組曲「火の鳥」終曲Igor Stravinsky

Stravinsky: Finale – Suite from The Firebird / Los Angeles Philharmonic, Gustavo Dudamel
バレエ組曲「火の鳥」終曲Igor Stravinsky

20世紀を代表する革新的な作曲家として知られるイーゴリ・ストラヴィンスキーによる記念すべきバレエ作品の壮大な終曲は、7拍子という変拍子の魅力を存分に味わえる名曲です。

ロシア民話を基にした物語のクライマックスを飾るこの楽章では、静かなホルンの独奏から始まり、徐々にオーケストラ全体が加わって感動的な大団円へと導かれます。

1910年6月にパリ・オペラ座で初演されたこの作品は、後に組曲として再構成され現在も世界中で愛され続けています。

魔王を倒し解放された登場人物たちの歓喜を表現する7拍子の躍動感は、まさに勝利の祝祭にふさわしい華やかさに満ちており、クラシック音楽の入門としても、変拍子の面白さを体感したい方にもオススメの楽曲です。