ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽
代表曲にバレエ音楽『春の祭典』、『火の鳥』があり、クラシック界で20世紀を代表とするロシアの作曲家といえばイーゴリ・ストラヴィンスキーです。
ストラヴィンスキーの作風といえば技巧的で難解な和声とリズムも多く、一般的には受け入れられない曲も多いのですが、その前衛的な作風は聴く度に衝撃を与え続け20世紀以降の芸術に広く影響を及ぼした音楽家の1人になりました。
そんなストラヴィンスキーの作品を代表的なものからこれもストラヴィンスキーの作品なの?
と思うような曲までリストアップして紹介します。
受け入れられるか受け入れられないかはあなた次第、ぜひ聞いてみてください!
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ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽(21〜30)
バレエ組曲「火の鳥」終曲Igor Stravinsky

20世紀を代表する革新的な作曲家として知られるイーゴリ・ストラヴィンスキーによる記念すべきバレエ作品の壮大な終曲は、7拍子という変拍子の魅力を存分に味わえる名曲です。
ロシア民話を基にした物語のクライマックスを飾るこの楽章では、静かなホルンの独奏から始まり、徐々にオーケストラ全体が加わって感動的な大団円へと導かれます。
1910年6月にパリ・オペラ座で初演されたこの作品は、後に組曲として再構成され現在も世界中で愛され続けています。
魔王を倒し解放された登場人物たちの歓喜を表現する7拍子の躍動感は、まさに勝利の祝祭にふさわしい華やかさに満ちており、クラシック音楽の入門としても、変拍子の面白さを体感したい方にもオススメの楽曲です。
4つのエチュード 第4番 Op.7-4 嬰ヘ長調Igor Stravinsky

1908年に制作された2分弱の小品は、和声とリズムの斬新な組み合わせが光る傑作です。
軽快で活発な音の動きは、まるで花火のようにめまぐるしく弾け、聴く者を魅了します。
シンコペーションを巧みに取り入れたダイナミックな展開と、鮮やかな和音進行が絶妙に調和し、演奏者の技量を存分に引き出します。
本作は、短いながらも音楽の可能性を追求したイーゴリ・ストラヴィンスキーの革新的な精神が凝縮されており、ピアノ演奏会のアンコール曲として、心に残る感動を与えることでしょう。
なお、1947年11月にはピアニストのナディア・ライゼンバーグさんがカーネギー・ホールで印象的な演奏を残しています。
春の祭典(ピアノ連弾版)Igor Stravinsky

4本の手が紡ぎ出す圧倒的な音楽体験を味わえる、ピアノ連弾版の名作です。
1913年5月の初演に先立ち、イーゴリ・ストラヴィンスキーが自らピアノ連弾版として編曲しました。
原曲のダイナミックなリズムと不協和音を、ピアノという楽器の特性を活かして表現した本作は、オーケストラ版とは異なる魅力を持っています。
トルコのペキネル姉妹が1983年10月に残した録音は、緻密なアンサンブルと力強い表現で多くの音楽ファンを魅了しました。
リズム感とテクニックが試される、高度な音楽性が要求される作品ですが、その分演奏する喜びも格別です。
ピアノ連弾の醍醐味を追求したい上級者の方におすすめの一曲です。
プルチネルラIgor Stravinsky

セルゲイ・ディアギレフが18の曲を選び、ストラヴィンスキーに編曲を依頼したことによって作られたのがこの曲です。
完成した曲はディアギレフの意向とはまったく異なるものでしたが、彼は了承し1920年に初演が行われました。
花火Igor Stravinsky

管弦楽の音色が鮮やかに輝く傑作です。
5分に満たない曲ながら、瞬時に広がる光と音のダイナミズムを余すことなく表現しています。
1910年1月9日に初演されたこの曲は、まるで目の前で花火が爆発するような高揚感を感じさせます。
リズムの変化と色彩が豊かなオーケストレーションが特徴的で、聴く人の心に強烈な印象を残します。
クラシック音楽に興味を持ち始めた方や、短い曲で音楽の魅力を体感したい方にぴったりの1曲です。
華やかな音の世界に浸りたい方は、ぜひ一度耳を傾けてみてはいかがでしょうか。
3楽章の交響曲Igor Stravinsky

1945年に完成した曲で、1946年にニューヨーク・フィルハーモニックによる初演が行われました。
ちなみに、ストラヴィンスキーがアメリカ国籍を得てから初めて演奏された曲です。
3つの楽章によって構成されています。
アゴンIgor Stravinsky

1953年から1957年にかけて十二音技法により作られたバレエ音楽です。
1957年6月に行われたストラヴィンスキーの75歳の誕生日を祝う演奏会で初めて演奏されました。
バレエの初演は同年の12月で、ジョージ・バランシンが振り付けを担当しています。





