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ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽

代表曲にバレエ音楽『春の祭典』、『火の鳥』があり、クラシック界で20世紀を代表とするロシアの作曲家といえばイーゴリ・ストラヴィンスキーです。

ストラヴィンスキーの作風といえば技巧的で難解な和声とリズムも多く、一般的には受け入れられない曲も多いのですが、その前衛的な作風は聴く度に衝撃を与え続け20世紀以降の芸術に広く影響を及ぼした音楽家の1人になりました。

そんなストラヴィンスキーの作品を代表的なものからこれもストラヴィンスキーの作品なの?

と思うような曲までリストアップして紹介します。

受け入れられるか受け入れられないかはあなた次第、ぜひ聞いてみてください!

もくじ

ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽(41〜60)

タンゴIgor Stravinsky

Igor Stravinsky – Tango (audio + sheet music)
タンゴIgor Stravinsky

20世紀を代表する作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーさんの1940年の作品『タンゴ』。

もともとはピアノのために作曲されましたが、後にさまざまな楽器編成でも親しまれるようになりました。

ロシア出身の彼がアメリカに亡命後に手掛けたこの曲は、ロマンティックでありながらもモダンな魅力をたたえた名曲です。

タンゴのリズムをベースに、孤独や憧れ、不安といった感情が巧みに表現されており、繰り返しを巧みに用いた構成で、聴く者の心に響きます。

ピアノを愛好する方のみならず、幅広い音楽ファンにオススメしたい作品です。

バレエ「火の鳥」組曲Igor Stravinsky

ストラヴィンスキー 火の鳥 小澤征爾
バレエ「火の鳥」組曲Igor Stravinsky

もともとは法律家を目指していたという異色の経歴を持つロシアの作曲家、イーゴリ・ストラヴィンスキーさんは「カメレオン作曲家」と称される異才です。

有名なバレエ3部作を作曲しただけでなく、新古典主義を掲げた作風へと変化し、晩年は古典的な宗教音楽を作曲し続けた、という型にはまらない多彩な作曲家として、20世紀の音楽史に多大なる影響を及ぼしています。

そんなストラヴィンスキーさんによる『火の鳥』は、先述したようにバレエ3部作の一角を占める重要な楽曲。

実は手塚治虫さんの有名な作品『火の鳥』は、このバレエ曲『火の鳥』を手塚さんが実際に見て、作品の着想を得たというエピソードがあるのです。

そんな逸話に思いを寄せながら過ごす芸術の秋……なんともぜいたくな時間ですよね。

バレエ組曲「火の鳥」より終曲Igor Stravinsky

ストラヴィンスキー作の「火の鳥」は、ロシア民話に基づいて作られた1幕2場のバレエ音楽です。

初演は1910年、パリ、オペラ座で執り行われました。

手塚治虫氏はバレエ「火の鳥」を見たのがきっかけで、後にあの名作「火の鳥」を描くことになったそうです。

バレエ音楽「春の祭典」Igor Stravinsky

スヴェトラーノフ指揮:ストラヴィンスキー:春の祭典
バレエ音楽「春の祭典」Igor Stravinsky

冒頭のファゴットソロが印象的なこの曲は、不協和音やあまりにも原始的なリズムが当時はセンセーショナルだったようで、初演当時は客席から演奏中にヤジまでとぶような大混乱だったそうです。

吹奏楽編曲もあり、吹奏楽でも良く演奏される曲です。

バレエ音楽「火の鳥」Igor Stravinsky

20世紀を代表する革新的な作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーさん。

彼が手掛けたバレエ音楽『火の鳥』は、ロシアの民話をもとにした幻想的な物語と、独創的なオーケストレーションが魅力の作品です。

主人公のイワン王子が、火の鳥の助けを借りて悪しき魔王を倒すストーリー展開は、聴く者の心をぐいぐいと引き込んでいきます。

初演当時の衝撃は計り知れず、その後もさまざまなバレエ団によって上演され続けている不朽の名作。

革新的な音楽性と物語性を兼ね備えた本作は、クラシック音楽ファン以外にもぜひ聴いていただきたい1曲です。

バレエ音楽「狐」より「行進曲」Igor Stravinsky

I. Stravinsky – “March” from “Renard” (1916) [piano solo version]
バレエ音楽「狐」より「行進曲」Igor Stravinsky

革新的な音楽スタイルで知られる20世紀を代表する作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーさんが手掛けた名曲『バレエ音楽「狐」』。

ロシアの民話を題材に1916年に作曲された、独創的な音楽表現が魅力的な作品です。

なかでも『行進曲』は聴き手の心を捉えて離さない名曲中の名曲。

本作では、ユーモアと緊張感が交錯する劇的な物語が音楽によって効果的に表現されています。

動物たちの様子が生き生きと描かれ、それぞれのキャラクターが際立つのも見どころ。

ストラヴィンスキーさんの音楽的多様性と革新性が体感できる、クラシック音楽ファンなら一度は耳にしたい傑作です。