ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽
代表曲にバレエ音楽『春の祭典』、『火の鳥』があり、クラシック界で20世紀を代表とするロシアの作曲家といえばイーゴリ・ストラヴィンスキーです。
ストラヴィンスキーの作風といえば技巧的で難解な和声とリズムも多く、一般的には受け入れられない曲も多いのですが、その前衛的な作風は聴く度に衝撃を与え続け20世紀以降の芸術に広く影響を及ぼした音楽家の1人になりました。
そんなストラヴィンスキーの作品を代表的なものからこれもストラヴィンスキーの作品なの?
と思うような曲までリストアップして紹介します。
受け入れられるか受け入れられないかはあなた次第、ぜひ聞いてみてください!
ストラヴィンスキーの名曲。人気のクラシック音楽(41〜60)
4つの練習曲 Op.7 第4番Igor Stravinsky

20世紀を代表する革新的な作曲家であるイーゴリ・ストラヴィンスキーさん。
1882年にロシアに生まれ、『火の鳥』『ペトルーシュカ』『春の祭典』などのバレエ音楽で一躍有名になりました。
若き日に作曲された『4つの練習曲 Op.7』は、特に第4番が技術的にも表現的にも難易度の高い作品として知られています。
クラシック音楽の伝統を継承しつつも、彼独自の創造的解釈が加えられた本作。
リズミカルで活動的な特性を持ち、後の作品に通じるリズム感やダイナミズムの芽生えを感じさせます。
ストラヴィンスキーさんの作曲スタイルの発展を体感できる1曲を、ぜひ堪能してみてください!
イタリア組曲Igor Stravinsky

近現代の曲なのですが、バロックな曲調を元にして作曲されています。
バレエ音楽「プルチネルラ」の中から印象に残る曲をいくつかピックアップされており、またチェロなどでも演奏されています。
後半になっていくにつれ、現代曲っぽい和声が使われていることが多くなり、まさに徐々に作曲者の本性が出てきたのでしょう。
セレナード イ長調Igor Stravinsky

20世紀を代表する革新的な作曲家イーゴリ・ストラヴィンスキーさん。
彼のピアノ曲『セレナード イ長調』は、1925年に作曲された個性的な響きを持つ作品です。
グラモフォンレコーディングのために各楽章がレコードの一面に収まるよう設計されており、モダン・クラシカルや新古典主義の影響を受けた4つの楽章から成ります。
複雑なリズムや断片的なメロディ、非伝統的な和声が織りなす独特の音楽的言語は、ピアニスト自身の演奏でも味わえます。
20世紀の音楽思想に革命をもたらした彼の作品を、ぜひ音源で体感してみてください。
バレエ組曲「火の鳥」より終曲Igor Stravinsky

ストラヴィンスキー作の「火の鳥」は、ロシア民話に基づいて作られた1幕2場のバレエ音楽です。
初演は1910年、パリ、オペラ座で執り行われました。
手塚治虫氏はバレエ「火の鳥」を見たのがきっかけで、後にあの名作「火の鳥」を描くことになったそうです。
バレエ音楽「春の祭典」Igor Stravinsky

冒頭のファゴットソロが印象的なこの曲は、不協和音やあまりにも原始的なリズムが当時はセンセーショナルだったようで、初演当時は客席から演奏中にヤジまでとぶような大混乱だったそうです。
吹奏楽編曲もあり、吹奏楽でも良く演奏される曲です。