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楽器を運搬するときに使えるキャリーカートやおすすめアイテムの紹介

楽器を運搬するときに使えるキャリーカートやおすすめアイテムの紹介
最終更新:

うちのギターの荷物を見て少しだけ感動しました。

「ハードケースを背負うためのアイテム」を持っていたのです。

ギターやベースのハードケースは基本的に手に持つものですので、ソフトケースやセミハードケースのように背負うことができません。

これが結構大変ですよね。

さらにエフェクターボードも……となると、結構な重量になります。

これは指にも良くありません。

僕も専門学校に通い始めた時はベースをハードケースで持ち運んでいたのですが、講師のプロミュージシャンに「指や手がおかしくなるからソフトケースにしろ」と怒られ、慌ててソフトケースを買いに行った記憶があります。

とは言え、バンドマンとしてはさまざまな理由から、楽器をハードケースで運びたい場面があります。

そこで今回は、便利アイテムと言うかおすすめアイテムのご紹介です。

    ギターのハードケースを背負うアイテム

    まずは、冒頭にお話したハードケースを背負うためのアイテムです。

    ROKKOMANN CP-4(市場相場:新品4,406円税込)

    画像を見てもらえば分かるように、ハードケースの裏面にベルトで留める形になります。

    なので、ケースに制限が多少あります。

    ボディシェイプと同じ形のハードケースにしか使えません。

    うちのギタリストはギブソンのレスポールなのですが、ぴったりのようです。

    スクエアタイプのハードケースでは使用できません。

    キャリーカート

    キャリーカートはバンドマンの間ではかなり浸透しましたね。

    楽器やエフェクターボードを載せて、ガラガラ引きずるアレです。

    僕は結構早い段階で使い始めました。

    と言うのも、前述の学生時代にソフトケースの肩紐部分が壊れたが、買い買えるお金が無くたまたま近くで売っていた1,500円ぐらいのキャリーカートに乗せたのが始まりですが(笑)。

    安ければ1,500円ぐらいから、高ければ1万円近いものまでいろいろありますが、実際にはどれが良いのでしょう。

    僕の周りのバンドマンやネットの評判、メーカーの仕様などから総合的に判断しておすすめするのが下の2つのカートです。

    MAGNA CART キャリーカート MCK(市場相場:新品3,218円税込)

    こちらは音楽機材専門の通販サイトでも取り扱われているキャリーカートです。

    特徴は以下の2点。

    まず耐荷重について説明すると、ホームセンターなどの安物では30kgぐらいだったりします。

    僕のベーシスト時代の機材を引っ張り出して重量を計ってみましたが、

    合計15kgでした。

    性能的には30kgでも十分なようですが、キャリーカートの耐荷重は平地で引く時に耐えられる重量が表示されています。

    階段を上るときなどには取っ手を持って持ち上げますし、何よりギターやベースを載せた時は重心が高く不安定になります。

    そんな時に耐えられなくなるんですよね。

    その点、このマグナカートであれば68kgまで耐えられるので安心です。

    また、リンク先に折りたたんだ画像をがあるのですが、とてもコンパクトになります。

    一人暮らしをしているバンドマンにはうれしいですね(笑)。

    他にも取っ手の高さが1m近くありますので、楽器を固定するときにも便利ですし、背の高い人でも扱いやすいです

    さて2つ目のおすすめはこちら。

    キャンパーズコレクション パワーキャリーカート60 ブラック BMC-31KD(市場相場:新品2,990円税込)

    ぱっと見普通のキャリーカートですが、こちらの特徴は以下の2点。

    まず耐荷重は先ほどのマグナカートより少し減って60kgですが必要十分です。

    そして、何より僕がオススメしたい理由は、2つ目の「取っ手が手前に曲がっている」ことです。

    今ままでに楽器の運搬にキャリーカートを使用した経験がある人は分かると思いますが、楽器を載せたときに取っ手と楽器がぴったりくっついてしまうと不便なんです。

    ソフトケースなら隙間に手を入れられますが、ハードケースでは無理です。

    しかし、このキャリーカートのように取っ手が曲がっていれば、がっちり固定できます!

    特にベーシストやキーボーディストの方にはこちらをおすすめします。

    両者に言える特徴としては車輪が大きいことです。

    車輪が小さいと振動もそれだけ大きくなりますので、これぐらいのサイズの車輪ですと少し安心ですね。

    キャリーカートで一緒に使う固定用のベルトの紹介

    大抵のキャリーカートにはゴム製のベルトが付属していますが、マグナカートには付属していません。

    僕が調べた中では以下の2つがおすすめです。

    GREATTOOL 2PCラチェット式ベルト荷締機 25mm×5m GTND‐25W(市場相場:新品1,514円税込)

    こちらはラチェット式のラッシングベルトで、強力に荷物を固定することができます。

    トラックなどで使用される形式の小型版ですね。

    ちょっと長さが長いのですが、そこは切ってしまっても問題ありません。

    カーメイト(CARMATE) ハイグレードベルト(2M) ブラック IN716-5(市場相場:新品787円税込)

    こちらは簡易タイプ。

    構造としてはG1ベルトに近いですね。

    バイクツーリングなどで使用されてる方が多いようです。

    ゴムコードですと、微妙な調整が効きにくいしゆるみやすいですから、上記2つのような物を使う方が安心です。

    最後に

    以上、いかがだったでしょうか。

    主にギターやベース運搬についてお話しましたが、もちろんキーボードやドラムを運ぶ場合でもキャリーカートはおすすめです。

    大事な楽器ですから、安物の壊れやすいキャリーカートでは不安ですからね。

    ライブが終わって帰る途中の駅でキャリーが壊れて……なんて想像もしたくありません(笑)。

    某有名ドラマー兼ピアニストの方は「スティックよりも重い物は持たない」と言ってましたが、それぐらい重量物の運搬と言うのは負担がかかるものです。

    少しでも負担を減らすためにもこれらのアイテムを使用することをおすすめします。