最強のギターコード本!「究極コード図鑑」のレビュー
たけしゃん(@_tkshan)です。
今日はギターコード本のレビュー記事。
ギターのコード本って相当数発売されていますが、その中でもコード掲載数No.1と名高い本書をレビューします。
ギターコード本って結構大事。
特にアコギはコード弾きがメインなので、コード知識がギターの腕に影響するレベルが相当大きいです。
プロミュージシャン監修のギタースコアを買うと、テンションコードや複雑なコードが大量に出てきますが、コードフォームが大抵は1つしか載ってません。
この複雑なコードを自分の中で消化して作曲・編曲で使うには複数フォーム確認したほうが良いです。
ただ、なかなかネットでは出てきません。
複雑なコードになると、コード自体が出てきませんから、こういった本は1冊購入しておくとよいでしょう。
それでは本書の圧倒的な容量と内容をレビューしていきます。
ちなみにギターコード本と書きましたが本書は正確にはギター・キーボード両用です。
ですが、ギターコード本としても究極の名にふさわしい本です。
レビュー
分数コードはオマケ程度
本書はちゃんと分数コード(オンコード)も載っています。
本当にすごい量だなぁ。
こんな感じ。
縦がルート音で横がコード。
例えば一番左下のコードはC/Eとなるわけです。
さて、オマケ程度と書いた理由は下記の2つです。
- コードフォームが1つしか掲載されていない
- 掲載されているコードフォームがアコギでは使わないものが多い
エレキ用で書いたのかなぁ。
本当に惜しい。
まあ、使えるものもあるので参考には十分なるのですが……。
例えばC/E(画像の左下)ですが、アコギでC/Eを弾く場合はこのフォームは大半使わない。
単純にローコードのCのフォームで6弦も開放弦鳴らすだけ。
他にもアコギでよく出てくる、C/DやD/F♯とかもハイコードが記載されているので使いづらい。
といっても、ないよりはずっと良いので加点ポイントではあります。
分数コード思ったよりは使えないってだけ。
分数コードはオマケ程度に考えましょう。
分数コードメインで買うとガッカリする可能性が高いです。
値段は高い
まあ、944ページもあるので当たり前ですが値段は高いです。
本書は約5,000円。
普通のコード本って1,000円~2,000円なので3~5倍することになります。
ただ、それだけの価値はありますけどね。
作編曲でこれだけリハモが捗(はかど)る本って他にないですし、コードの網羅性もダントツですからね。
記事の最後に貼るAmazonのリンクから中古品も見つけられるので、中古を買うのも手です。
中古だと1,500円くらいからあります。
まとめ
- 912種類のコード掲載。
類を見ない網羅性!
- 同ルートのテンションコードや類似コードなどを使ってリハーモナイズで大活躍!
- 高いけど、ガッツリ弾き語りやる人は買って絶対損しないです!
コード本の中では絶対的な良書。
これ以上の本はない。
ワガママを言うとデジタルでコードごとのリンク付き目次を付けて出してほしい。
ついでに類似コードにもリンク貼って。
そうなったら本当に最強のコード本。
1万円でも買うわ(笑)。
そのくらいの最高な本ですが、それでも本格的に音楽をやる方が本書1冊だけで全部済ませるのはさすがに厳しいです。
ジャンル特化型のコード本をもう何冊か買うとよいです。
別途、レビュー記事書きますが僕の場合は「オープンコード」「ジャズコード」に特化した本をそれぞれ持ってます。
これはこれで結構使います。
オープンコードに特化したコードブック
もちろん、本書があること前提で使うのでジャンル特化本だけ持っていても、かなり微妙です。
使い方的にも本書でリハモしたコードのフォームを決める際にジャンル特化した本を使うって使い方が多いので、本書があることが前提で買ってます。
他にもハンドブック的なコード本も携帯用でギターケースに入れてます。
最近はiPhoneで済んでしまうことも多いですが、セッションで咄嗟(とっさ)に知らないコード調べるのに使うことはたまにありますので役立っています。
こんな感じでコード本は相当使用頻度が高いです。
弾き語りだとシンプルな伴奏がメインなのでリハーモナイズでどういったコード付けするかは相当重要です。
これでアコギ弾き語りの腕の4割くらいを占めると言っても過言ではない。
そんなわけで、当ブログを読んでいる弾き語りすとの皆様にはオススメの1冊です。
ライタープロフィール
ギター弾き語り
たけしゃん
アコースティックギターによる弾き語りを中心に音楽を愛するアラサーのサラリーマン。
20代はギターを片手にシンガーソングライターとして東京都内で音楽活動に精励。
30代になって音楽と仕事(サラリーマン)の両立を頑張っています。
ブログ:https://music-thcreate.com
YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCnNNGucfjwtPPAkU5Rd1MPA