花火の雑学クイズ＆豆知識問題。高齢者向けの懐かしい話題

風上

花火の写真をきれいに撮るには、風上（かざかみ）の位置が理想的とされています。

その理由は、風下にいると花火が上がったあとに煙がこちら側に流れてきて視界をさえぎってしまうためです。

風上にいれば、煙が背中側へ流れていくので、花火の形や色がはっきりと見え、美しい写真が撮りやすくなります。

星

花火の花弁のように光や色を発する火薬の粒は、「星」と呼ばれます。

「星」は花火の美しい形や色を作り出す重要な要素で、ひとつひとつが火花となって空中で輝きます。

種類や配合によって色や光り方が変わり、様々な花火の表現を可能にしています。

昔の有名な花火師の屋号だから

花火が打ち上がるときに聞こえる「た～まや～！」という掛け声は、江戸時代に活躍した花火師の屋号「玉屋（たまや）」に由来しています。

当時の花火大会では、花火師同士が腕を競い合っていて、特に有名だったのが「玉屋」と「鍵屋（かぎや）」という二つの花火師の家。

観客たちは自分が気に入った花火に対して「たまや！」「かぎや！」と声をかけて応援していたのです。

花火を横から見たときも、丸く見えるのが特徴です。

打ち上げ花火は、空中で球状に広がるように作られており、火薬の配置が球の中心から放射状に均等になるよう設計されています。

そのため、どの方向から見ても、まん丸い形に見えるように花火が開くのです。

スターマイン

連続で立て続けに打ち上げられる花火は、「スターマイン」と呼ばれます。

スターマインは、短い時間の間に次々と花火を打ち上げることで、空いっぱいに華やかな光の連続を作り出します。

その迫力ある演出は、多くの花火大会で見どころのひとつとなっています。

音楽に合わせて打ち上げることもあり、視覚と聴覚の両方で楽しめる人気の花火です。