プロギタリストによるエレキギター弦比較レビュー。DEAN MARKLEY・ELIXIR・FENDER【大村孝佳】
自身のソロ活動、C4、LIV MOON、dCprG、Marty Friedman、UROBOROSなどの多方面で精力的に活動中のプロギタリスト大村孝佳による、エレキギター弦レビューをここで紹介したいと思います。
各種ギター弦、DEAN MARKLEY・ELIXIR・FENDERの弾き心地から音質、おすすめピックまでを徹底比較!
もくじ
DEAN MARKLEYを使用している有名アーティスト抜粋(順不同)
- JOHN 5
- BRAD GILLIS(Night Ranger)
- ORIANTHI
- MICHAEL WILTON(Queensryche)
- LITA FORD
①DEAN MARKLEY|BLUESTEEL 2554
サウンドハウス|DEAN MARKLEY – BLUESTEEL 2554
- 値段:税抜き¥680(サウンドハウス)
- 使用ゲージ:009, 011, 016, 026, 036, 046
- テンション感:柔らかい(プレーン弦は特に)ピッキングのテンション感はしっかりしている ♥♥ or ♥♥♥
- 太さ:スタンダード
- 音質:若干硬質だがパワー感がある
- 弾き心地:ピッキングが異常な程滑らかでアタック感も良い
- 触り心地:ザラザラとツルツルの中間だが、ツルツル寄り
- おすすめピック:ピックを選ばない印象
- クセLEVEL(5段階):2♥♥
- 包装:紙+ビニール密封セット包装
- その他:巻き弦3本、プレーン弦3本でまとめられている
②DEAN MARKLEY|CUSTOM LT 2508
サウンドハウス|DEAN MARKLEY – CUSTOM LT 2508
- 値段:税抜き¥560(BIG BOSS御茶ノ水駅前店)
- 使用ゲージ:009, 011, 016, 026, 036, 046
- テンション感:普通♥♥♥
- 太さ:スタンダード
- 音質:粒立ちが非常に良く、ブリッジ・ミュート音も明瞭
- 弾き心地:軽いタッチでアタック感が出易い。
非常にパワフル
- 触り心地:ツルツル寄り
- おすすめピック:こもりがちなピックでも明瞭になる印象
- クセLEVEL(5段階):♥♥♥
- 包装:紙+ビニール密封セット包装
- その他:巻き弦3本、プレーン弦3本でまとめられている
③ELIXIR|Nanoweb Custom Light Anti-Rust #12027
サウンドハウス|ELIXIR – Nanoweb Custom Light Anti-Rust #12027
- 値段:税別¥1,040(サウンドハウス)
- 使用ゲージ:009, 011, 016, 026, 036, 046
- テンション感(5段階):コーティングのため(?
)きつめ♥♥♥♥♥
- 太さ:コーティングのため(?
)若干太い
- 音質:トーンは落ち着いているがパワフル
- 弾き心地:ピッキングのタッチは非常に滑らか
- 触り心地:超ツルツル
- おすすめピック:ピックを選ばない印象
- クセLEVEL(5段階):3♥♥♥
- 包装:紙+紙個包装
- その他:耐久性に優れていて寿命も超長い。
どの項目もコーティングの影響が強い印象
④FENDER|Super 250’s Nickel Plated Regular Light
サウンドハウス|FENDER – Super 250’s Nickel Plated Regular Light
- 値段:税抜き¥580(サウンドハウス)
- 使用ゲージ:009, 011, 016, 026, 036, 046
- テンション感(5段階):普通♥♥♥
- 太さ:スタンダード
- 音質:バランスが良くパワフルでロックな印象
- 弾き心地:全体的にクセがなくバランスも非常に良い。
タッチも気持ちが良い
- 触り心地:つるつる
- おすすめピック:ピックを選ばない印象
- クセLEVEL(5段階):1♥
- 包装:紙+ビニール密封まとめ包装
- その他:やはり「MAKE HISTORY」は伊達じゃない
⑤FENDER|Super Bullets 3250 Light Regular
サウンドハウス|FENDER – Super Bullets 3250 Light Regular
- 値段:税抜き¥950(サウンドハウス)
- 使用ゲージ:009, 011, 016, 026, 036, 046
- テンション感(5段階):普通〜若干きつめ♥♥♥ or ♥♥♥♥
- 太さ:スタンダード
- 音質:バランスが非常に気持ち良くアコースティックな響き
- 弾き心地:しっかり弾くと弦逃げを若干感じるので、ソフトで軽いピッキングと相性が良い印象
- 触り心地:つるつる寄り
- おすすめピック:ピックを選ばない印象
- クセLEVEL(5段階):♥♥♥
- 包装:紙+ビニール密封+2本1セット×3包装
- その他:弦のボールエンドが下画像のように銃弾型(Bulletタイプ)で特別感あり。
ライタープロフィール
プロギタリスト
大村孝佳
1983年12月26日生 大阪府出身 3歳からピアノを習い始め、11歳の時に父親の影響によりアコースティックギターを弾きはじめる。
14歳でエレクトリックギターを弾きはじめ、17歳で洋楽のハードロック/ヘヴィメタルに出会い、強い衝撃を受け傾倒してゆく。
2002年、MIジャパン大阪校のGIT-DX1期生として入学。
2004年8月25日、キーボード/サウンドプロデュースにARTENSIONのVITALIJ KUPRIJを迎え、ボーカルにRICHIE KOTZEN、MARK BOALS、そして DOOGIE WHITEをフィーチャーしたファーストアルバム”Nowhere To Go”をリリースする。
2005年、バンドCROSS HARDを結成し、アルバム”ECLIPSE FROM EAST”をリリースし、クラブチッタでのワンマンライブを成功させる。
その後、各メンバー多忙により活動凍結。
2005年11月25日、大村孝佳本人がプロデュースし、ギターオリエンテッドを追求したアルバム”POWER OF REALITY”をリリースし、若手ギタリストとして確固たる地位を築くこととなる。
2006年、CROSS HARDでもベースをプレイしていた元スパイラルフリーのKaoruとGLORIAを結成。
2007年8月22日、1stに引き続きDOOGIE WHITE、そしてTONY MOORE、TERRY ILOUS、TED POLEYの実力派ボーカル4人をゲストに迎えて完成させた”Emotions In Motion”をリリース。
2008年、Marty Friedmanのソロライブに、サポートギタリストとして参加。
以後も継続。
また、Marty Friedmanと鈴木慎一郎のユニット「LOVEFIXER」のライブサポートも行う。
2009年、台湾の歌姫A-mei(阿妹)こと張惠妹(張恵妹)のアジアツアー(AMIT LIVE TOUR / 阿密特元年世界巡迴演唱會)に、サポートギタリストとして参加。
2010年、元宝塚のAKANE LIV率いるLIV MOONに参加。
2011年、菊池成孔主催のDCPRGに参加。
同年5月には、Marty Friedmanの1ヵ月に及ぶEUツアーに同行。
同年12月25日、C4@新宿LOFTのライブにて、C4に正式加入を発表。
2012年12月24日、豪華ゲスト陣を迎えて制作された、5年ぶり4枚目のソロアルバム「Devils In The Dark」発売。
2012年12月26日、8年ぶりのワンマンライブを目黒ライブステーションにて行う。
2014年5月、Marty FriedmanとGus G.のダブルヘッドライナーEUツアー「Guitar Universe 2014」に参加。
2014年9月6日、デビュー10周年記念ワンマンライブをSHIBUYA REXで開催。
2015年7月、元Asrielの黒瀬圭亮が結成したスーパーバンドUROBOROSに参加。
2016年1月、4度目のワンマンライブをClub 1ne2woにて開催。
現在は自身のソロ活動と並行して、C4、LIV MOON、dCprG、Marty Friedman、UROBOROSなど他多方面で精力的に活動中。
iTunes:
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