プロギタリストによるエレキギター弦比較レビュー。PYRAMID・RICHARD COCCO・ROTOSOUND【大村孝佳】
自身のソロ活動、C4、LIV MOON、dCprG、Marty Friedman、UROBOROSなどの多方面で精力的に活動中のプロギタリスト大村孝佳による、エレキギター弦レビューをここで紹介したいと思います。
各種ギター弦、PYRAMID・RICHARD COCCO・ROTOSOUNDの弾き心地から音質、おすすめピックまでを徹底比較!
もくじ
①PYRAMID STRINGS|EG Pure Nickel
サウンドハウス|PYRAMID STRINGS – EG Pure Nickel
- 値段:税抜¥1,180(サウンドハウス)
- 使用ゲージ:009, 012, 016, 026, 036, 046
- テンション感(5段階):3〜6弦が柔らかい♥♥ or ♥♥♥
- 太さ:若干太い印象
- 音質:粒立ちや音の分離が非常に良い
- 弾き心地:軽いタッチでパワフルなアタックが出やすい
- 触り心地:ツルツル寄り
- おすすめピック:ピックを選ばない印象
- クセLEVEL(5段階):♥♥♥
- 包装:紙包装+紙個包装
- その他:2弦が012と他メーカーより001太いが全く感じない。
ピッキングのタッチがソフトなギタリスト向きの印象で、強く弾くと弦に嫌われる感がある。
材質はピュアニッケル。
②PYRAMID STRINGS|EG NPS – 2412
サウンドハウス|PYRAMID STRINGS – NPS 2412
- 値段:税抜¥980(サウンドハウス)
- 使用ゲージ:009, 012, 016, 026, 036, 046
- テンション感(5段階):柔らかい♥♥
- 太さ:4弦が細い印象
- 音質:同社「EG Pure Nickel」と同じ印象。
非常にクリア
- 弾き心地:軽いタッチでアタックが出るので速弾きも楽々
- 触り心地:つるつる
- おすすめピック:ピックを選ばない印象
- クセLEVEL(5段階):♥♥
- 包装:紙+紙個包装
- その他:同社「EG Pure Nickel」と同じく2弦のゲージは012。
材質が定番のニッケル・プレーテッド・スティールのためか、こちらの方がオールラウンドな印象。
③RICHARD COCCO|RC9AM
- 値段:税抜¥800(サウンドハウス)
- 使用ゲージ:009, 011, 016, 026, 036, 046
- テンション感:全体的に柔らかいが、特に1~3弦が柔らかい♥ or ♥♥
- 太さ:4~6弦(巻き弦)が細く感じる
- 音質:張り立てはシャリッときらびやか
- 弾き心地:バランスが良く、スタンダードな印象
- 触り心地:若干ザラつきがある
- おすすめピック:ピックを選ばない印象
- クセLEVEL(5段階):2♥♥
- 包装:紙+ファスナー式ビニール個包装
- その他:弦1本1本がファスナー式の袋に入っており良心的。
ハンドメイド製品。
弦がとても長い
④ROTOSOUND|RH9 ROTO ORANGE HYBRID
サウンドハウス|ROTOSOUND – RH9 ROTO ORANGE HYBRID
- 値段:税抜¥650(サウンドハウス)
- 使用ゲージ:009, 011, 016, 026, 036, 046
- テンション感(5段階):柔らかい♥♥
- 太さ:THE スタンダード
- 音質:落ち着きのあり、非常にクリア
- 弾き心地:バランスが良く、ピッキングや鳴りがサラサラと滑らかで良い印象
- 触り心地:つるつる
- おすすめピック:ピックを選ばない印象
- クセLEVEL(5段階):1♥
- 包装:紙+紙個包装
- 現在は2本1セット×3ビニール包装+乾燥剤
- その他:袋から弦を出した瞬間元気良く飛び出してくる程まっすぐな印象
ライタープロフィール
プロギタリスト
大村孝佳
1983年12月26日生 大阪府出身 3歳からピアノを習い始め、11歳の時に父親の影響によりアコースティックギターを弾きはじめる。
14歳でエレクトリックギターを弾きはじめ、17歳で洋楽のハードロック/ヘヴィメタルに出会い、強い衝撃を受け傾倒してゆく。
2002年、MIジャパン大阪校のGIT-DX1期生として入学。
2004年8月25日、キーボード/サウンドプロデュースにARTENSIONのVITALIJ KUPRIJを迎え、ボーカルにRICHIE KOTZEN、MARK BOALS、そして DOOGIE WHITEをフィーチャーしたファーストアルバム”Nowhere To Go”をリリースする。
2005年、バンドCROSS HARDを結成し、アルバム”ECLIPSE FROM EAST”をリリースし、クラブチッタでのワンマンライブを成功させる。
その後、各メンバー多忙により活動凍結。
2005年11月25日、大村孝佳本人がプロデュースし、ギターオリエンテッドを追求したアルバム”POWER OF REALITY”をリリースし、若手ギタリストとして確固たる地位を築くこととなる。
2006年、CROSS HARDでもベースをプレイしていた元スパイラルフリーのKaoruとGLORIAを結成。
2007年8月22日、1stに引き続きDOOGIE WHITE、そしてTONY MOORE、TERRY ILOUS、TED POLEYの実力派ボーカル4人をゲストに迎えて完成させた”Emotions In Motion”をリリース。
2008年、Marty Friedmanのソロライブに、サポートギタリストとして参加。
以後も継続。
また、Marty Friedmanと鈴木慎一郎のユニット「LOVEFIXER」のライブサポートも行う。
2009年、台湾の歌姫A-mei(阿妹)こと張惠妹(張恵妹)のアジアツアー(AMIT LIVE TOUR / 阿密特元年世界巡迴演唱會)に、サポートギタリストとして参加。
2010年、元宝塚のAKANE LIV率いるLIV MOONに参加。
2011年、菊池成孔主催のDCPRGに参加。
同年5月には、Marty Friedmanの1ヵ月に及ぶEUツアーに同行。
同年12月25日、C4@新宿LOFTのライブにて、C4に正式加入を発表。
2012年12月24日、豪華ゲスト陣を迎えて制作された、5年ぶり4枚目のソロアルバム「Devils In The Dark」発売。
2012年12月26日、8年ぶりのワンマンライブを目黒ライブステーションにて行う。
2014年5月、Marty FriedmanとGus G.のダブルヘッドライナーEUツアー「Guitar Universe 2014」に参加。
2014年9月6日、デビュー10周年記念ワンマンライブをSHIBUYA REXで開催。
2015年7月、元Asrielの黒瀬圭亮が結成したスーパーバンドUROBOROSに参加。
2016年1月、4度目のワンマンライブをClub 1ne2woにて開催。
現在は自身のソロ活動と並行して、C4、LIV MOON、dCprG、Marty Friedman、UROBOROSなど他多方面で精力的に活動中。
iTunes:
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