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馬にまつわる川柳を楽しもう!乗馬や競馬の臨場感あふれる句をご紹介

馬にまつわる川柳を楽しんでみましょう!

五・七・五のリズムに乗せて詠まれる馬の姿は、力強さや優雅さ、時にはユーモラスな一面まで、さまざまな表情を見せてくれます。

競馬ファンの方はもちろん、乗馬や馬が好きな方や川柳に興味がある方にもきっと響く作品が見つかるはず。

短い言葉の中に込められた馬への愛情や観察眼に、思わずうなずいたりクスッと笑ってしまうかもしれません。

ぜひお気に入りの一句を探してみてくださいね。

馬にまつわる川柳を楽しもう!乗馬や競馬の臨場感あふれる句をご紹介(1〜10)

馬日照る 蹄の音高く 春の風NEW!

馬日照る 蹄の音高く 春の風NEW!

空に太陽が輝く中で馬が軽やかに駆け抜けていく姿を描いた、さわやかな雰囲気が伝わってくる川柳です。

日照りという表現は暑そうにも感じますが、その後に続く言葉との重なりで、あたたかい日差しだというところが感じられます。

蹄の音が高らかに響くという表現も重要で、そこから馬が歩いたり走ったりするときのリズムが感じられ、そのリズムから馬の楽しそうな姿がイメージされますね。

春のあたたかい日差しやさわやかな風、それによる高揚感がしっかりと描かれているような内容です。

馬日陰 揺れる尾の先 風そよぐNEW!

馬日陰 揺れる尾の先 風そよぐNEW!

日陰でリラックスしている馬の姿を描き、その体の動きからそこでの空気感も表現したような川柳です。

風を受けて尾が揺れるという表現がポイントで、そこからあまり強くない風、おだやかでやさしい強さだというところを伝えています。

それを嫌がらずに受け入れているところからも、リラックスを強調するようなさわやかな風だということがイメージされますよね。

日陰と風のさわやかな表現から、春から秋にかけてのあたたかいシーズンが想像される内容ですね。

馬日陰 木漏れ日浴びる 休み処NEW!

馬日陰 木漏れ日浴びる 休み処NEW!

新年をあらわす「馬日」という季語を使い、その時期のおだやかな風景を表現した俳句、川柳です。

木の隙間からやわらかい光が差し込む様子や、そこでリラックスしている様子が伝わってきますよね。

馬日の陰なのか、馬が日陰にいるのかというところで、馬が休んでいる姿もイメージされます。

新年の時期だと気温が低いことが多いシーズンですが、木漏れ日が差し込んで休んでいるという表現からあたたかさが感じられるところも重要なポイントですね。

馬にまつわる川柳を楽しもう!乗馬や競馬の臨場感あふれる句をご紹介(11〜20)

いつまでも 扱いきれぬ 馬と妻NEW!

いつまでも 扱いきれぬ 馬と妻NEW!

馬の扱いと夫婦関係の難しさを重ね、苦悩している姿が目に浮かぶ川柳ですね。

馬といっても臆病な性格の馬もいれば、気性の荒いタイプの馬もいます。

奥さまも同じく体調や機嫌が悪い時があるでしょう。

それを見極めて対応する……簡単ではありませんが、相手をよく観察し話を聞いていれば、自ずとどうすべきかは見えてくると思いますよ。

もし努力していてもうまくいかないのであれば、努力の方向やアプローチを変えてみると良いかもしれませんね。

うま年に 馬車馬に乗り うまくいくNEW!

うま年に 馬車馬に乗り うまくいくNEW!

ダジャレのような内容にクスッと笑ってしまいます。

馬車馬とは、馬車を引くため目に多いをされた馬の事で、転じて、よそ見せず一途に物事をおこなう意味として使われるようになりました。

午年にちなんで、馬のように真っすぐ前だけを見て進んだらうまくいくのではないか……という意味でしょうか。

もしくは、年初めから馬車馬のごとく働いて成果を上げている様子でしょうか?

何にせよ、この短い文に4回も「うま」が登場するのに驚きですね!

勝った馬 前走までは 買った馬NEW!

勝った馬 前走までは 買った馬NEW!

競馬は信じた馬の勝利を願って白熱する競技、想像したようにいくとは限らないところでも、見ている人の気持ちが揺れ動きますよね。

そんな競馬を見守る人の思いを、うまくいかないコミカルな様子も交えつつ描いた川柳です。

「勝った」と「買った」のリズミカルな対比がポイントで、この対比から買い方の失敗を軽やかに表現しています。

前回までは信じていた馬を今回は信じ切れなかったという、悔しさと申し訳なさが描かれた内容ですね。

馬が蹴る 蹴られて進歩 する馬術NEW!

馬が蹴る 蹴られて進歩 する馬術NEW!

馬が蹴るのはいろいろな理由があると思いますが、蹴られて進歩……という事は、乗り手に対して不満があり、何かを訴えているように思えます。

そして蹴られる事で乗り手は不満に気づき、馬を乗りこなす馬術が進歩するという事でしょう。

本当に馬に蹴られると危険ですが、まずは馬と関わり距離を縮めなければ始まりません。

何事もまずは一歩を踏み出し、失敗して成長する……そう考えると馬術のみならず、さまざまな場において教えになる川柳ですね。