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邦楽ブルースの名盤|一度は聴きたいおすすめのアルバム

根強い人気をほこる邦楽ブルース。

世間的な知名度はそこまでありませんが、実は日本の音楽ジャンルのなかでも特に全体の水準が高いジャンルで、なかには世界的な知名度をほこる実力派シンガーがいます。

今回はそんな邦楽ブルースの名盤をピックアップいたしました。

コアな音楽ファンほど好む日本のブルース……。

これまで邦楽ブルースに興味がなかった方はそのレベルの高さにビックリするかもしれませんよ!

もちろん、マイナーな名盤もピックアップしましたので、コアなブルースマニアの方も必見です!

邦楽ブルースの名盤|一度は聴きたいおすすめのアルバム(1〜10)

Live

Night Lifeブレイクダウン

日本が世界に誇る実力派ブルースバンド、ブレイク・ダウン。

近藤房之助さんや服田洋一郎さんらが在籍する彼らの名盤『Live』は、1981年にリリースされた2ndアルバムです。

ロバート・ジョンソンさんやジョン・リー・フッカーさんなど、ブルースの巨匠たちの楽曲をカバーした本作。

英語の歌詞にこだわった歌唱と、クラシカルなブルーススタイルが見事にマッチしています。

近藤さんと服田さんがプロデュース&アレンジを手掛けており、日本のブルースシーンに多大な影響を与えた名盤として、今なお高く評価されています。

ブルース好きの方はもちろん、邦楽の隠れた名盤を探している音楽ファンにもオススメの1枚です。

ブルー・ジェイド

横浜ホンキートンク・ブルースエディ藩

横浜出身のギタリスト兼ボーカリストとして知られる、エディ藩さん。

グループサウンズブームの時代から活躍を続け、「ハマのブルースキング」と呼ばれる実力派アーティストです。

そんな彼の名盤として名高い、こちらの『ブルー・ジェイド』は、ブルースやジャズ、ロックといった、あらゆるジャンルをミックスした、独創性のあふれる作品がいくつも収録されています。

エディ藩さんの音楽観や人生観が反映された、彼の集大成のような作品に仕上がっています。

ハイセンスなブルースを探している方に、オススメしたいアルバムです。

サンセット・ギャング

たそがれのメイク・ラヴ・カンパニー久保田麻琴と夕焼け楽団

日本のブルースシーンに新風を吹き込んだ久保田麻琴と夕焼け楽団。

こちらの『サンセット・ギャング』は彼らの曲のなかでも、とくに独特のけだるい雰囲気が目立つ作品です。

アメリカーナな要素にレゲエや沖縄民謡の要素をミックスした音楽性といった感じですね。

圧のないメロディなので、BGMとして最適。

細野晴臣さんがベースとドラムで参加するなど、実力派ミュージシャンの協力もあって、非常に完成度の高い仕上がりです。

ブルースファンの方はもちろん、新しい音楽に興味がある方もぜひチェックしてみてください。

邦楽ブルースの名盤|一度は聴きたいおすすめのアルバム(11〜20)

Boogie Live

Cotton Boogie花伸

Hanashin – Cotton Boogie / Rocket 88 / Fever
Cotton Boogie花伸

花伸は、1970年代後半に大阪のブルースシーンを席巻した5人組バンドです。

ジェイムス・コットン・バンドを手本に、力強いボーカルとブルースのリズムが特徴的です。

1978年2月にリリースされたデビュー作『Boogie Live』は、京都大学西部講堂でのライブ録音を収録。

ジェイムス・コットンやルイ・ジョーダンのカバー曲を中心に、ファンキーでタイトな演奏が魅力です。

伊藤銀次さんの初プロデュース作としても知られており、関西ブルース・バンドとしての地位を確立しました。

ブルースファンはもちろん、日本の音楽シーンに興味のある方にもオススメの一枚です。

哀歌-aiuta-

St. Louis Blues八代亜紀

八代亜紀さんといえば、「演歌の女王」として知られる日本を代表する歌手。

小さい頃から浪曲とジャズに親しんでいた彼女が、2015年に初のブルースアルバム『哀歌-aiuta-』をリリースしました。

日本とアメリカのブルースカバーを中心に、THE BAWDIESや横山剣さんからの提供曲も収録されています。

八代さんは「浪曲は日本のブルース」という持論を持ち、ブルースの「悼み」や「哀しみ」を日本語で表現することに挑戦。

その結果、日本の歌謡ブルースとアメリカのブルースを融合させた、新しい地平を切り開いた作品に仕上がりました。

ブルースの普遍的な魅力を感じたい方にオススメです。

土一揆

カモナ・ウシャコダウシャコダ

ウシャコダ/カモナ・ウシャコダ 1979年
カモナ・ウシャコダウシャコダ

独特なステージパフォーマンスで話題を呼んだウシャコダ。

6人組のバンドですが、そのルーツは千葉県の松戸市にあります。

1978年にヤマハのコンテストでグランプリを獲得し、翌年にデビューアルバム『土一揆』をリリース。

このアルバムはジャズ、ブルース、カントリーなど、様々なジャンルを融合させた独自のサウンドが特徴です。

「カモナ・ウシャコダ」や「サラ金ブルース」など、コミカルな歌詞と千葉の農民をイメージした衣装で注目を集めました。

ソウルやR&Bの要素も取り入れた彼らの音楽は、今でも新鮮な響きを持ち続けています。

黒人音楽に興味がある方や、ユニークな日本のブルースを探している方にオススメの1枚です。

Soulful

Call The Brown Sugar Woman大木トオル

日本を代表するブルースシンガー、大木トオルさん。

彼のアルバム『Soulful』は、日本のブルース界に新風を吹き込みました。

全米で「ミスターイエローブルース」と称賛される彼の実力が、存分に発揮された名盤ですね。

収録曲の『SWEET SOUL MUSIC』は、大木さんの魂の叫びそのもの。

ブルースの本場、アメリカで培った技術と日本人ならではの感性が見事に融合しています。

唯一、世界的に活躍している日本人ブルースシンガーなので、初心者の方はまず彼からチェックしてみましょう。