【涙とお酒】香西かおりの歌いやすい曲まとめ【2025】
幼いころから民謡歌手として活躍し、銀行員としての社会人生活を経て演歌の道へと入った異色の経歴を持つ香西かおりさん。
デビュー曲『雨酒場』がロングヒットを記録して第30回日本レコード大賞の新人賞を受賞、以降は演歌のみならずポップスの分野でも自らが作詞した曲をリリースするなど、幅広いジャンルで活躍しています。
そんな香西さんの民謡で鍛えられた高い歌唱力をまねするというのは正直初心者の方々には難しいのですが、こちらで紹介している楽曲は比較的歌いやすいですから、香西さんの曲を歌ってみたいけど不安……という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
【涙とお酒】香西かおりの歌いやすい曲まとめ【2025】(11〜15)
ステージライト香西かおり

有名な演歌歌手のなかでも、ひときわポップスをよく歌うことで知られる香西かおりさん。
ポップスでも多くの名曲を持つ彼女ですが、その中でも特にオススメしたいのが、こちらの『ステージライト』。
昭和のバラードを踏襲したメロディーで、そのボーカルラインはさながら渡辺真知子さんや沢田知可子さんのよう。
ロングトーンが多い作品ですが、高音域でのロングトーンはなく、音域自体も狭い方なので、間違いなく歌いやすい楽曲と言えるでしょう。
サビの2バース目でこぶしの面影を感じさせる変調のビブラートが一瞬登場するのですが、そこがどうしても難しい方は、普通のビブラートとして歌ってもまったく問題ないので、ぜひ参考にしてみてください。
雨酒場香西かおり

香西かおりさんの楽曲のなかでも、特に演歌らしさを秘めた名作『雨酒場』。
本作は香西かおりさんの楽曲のなかでも、かなりこぶしの登場回数が多い方で、浪曲や河内音頭のような、ヒーカップ唱法という声を裏返した発声法を用いたこぶしが大半を占めています。
難しさがないわけではないのですが、この手のこぶしは一旦マスターしてしまえば、一般的なこぶしよりも速いこぶし回しができるので、浪曲に慣れている方にとっては簡単な楽曲と言えるでしょう。
恋みれん香西かおり

香西かおりさんはヒーカップ唱法という発声法をよく使用します。
この発声法は声を瞬間的に裏返すものなのですが、彼女はこの発声法を用いてこぶしを効かせることがよくあります。
そんな独特のこぶし回しを多く使用した名曲が、こちらの『恋みれん』。
ヒーカップを使ったこぶし回しは、慣れてしまえば簡単で、本作はそれに加えて音程の上下がゆるやかなボーカルラインにまとまっています。
そのため、ヒーカップに慣れている方であれば、問題なく歌いこなせるでしょう。
浮寝草香西かおり

艶めかしくなめらかなボーカルが印象的な香西かおりさんですが、実は表現の幅が広い歌手で、なかには迫力に満ちた楽曲もリリースしています。
その中でも特にオススメしたいのが、こちらの『浮寝草』。
歌い出しの発声は、演歌では見られない前方に音を広げる西洋式の発声を用いており、他の作品とは圧倒的な雰囲気の違いを見せています。
迫力に満ちたボーカルラインですが、意外にもメロウな部分が多く、大半のロングトーンは中音域以下でまとまっているので、この手の作品としては歌いやすい楽曲と言えるでしょう。
風恋歌香西かおり

2008年にリリースされた香西かおりさんの名曲『風恋歌』。
本作はオーソドックスな演歌で、全体を通して哀愁がただよっています。
こぶしの登場回数はそれなりに多く、3音階以上の変化を見せるこぶし回しも多いのですが、決して音域が広い作品ではないため、演歌としての難易度は高い方ではありません。
演歌の基礎的なスキルをお持ちの方であれば、それほど苦労せず歌いこなせるでしょう。
楽曲もキャッチーなので、カラオケでのウケもバツグンです。
おわりに
「涙とお酒」といったテーマを中心としてさまざまな女性像を歌い続ける香西かおりさんの楽曲は、演歌ファンならずとも歌ってみたい曲が多くありますよね。
同時に最初に述べたように民謡で鍛え上げられた香西さんの高い歌唱力で歌われるメロディは難しいのも事実ですが、今回紹介した曲を参考にして自分なりに歌いやすい曲を見つけて練習することをおすすめします!