【涙とお酒】香西かおりの歌いやすい曲まとめ【2025】
幼いころから民謡歌手として活躍し、銀行員としての社会人生活を経て演歌の道へと入った異色の経歴を持つ香西かおりさん。
デビュー曲『雨酒場』がロングヒットを記録して第30回日本レコード大賞の新人賞を受賞、以降は演歌のみならずポップスの分野でも自らが作詞した曲をリリースするなど、幅広いジャンルで活躍しています。
そんな香西さんの民謡で鍛えられた高い歌唱力をまねするというのは正直初心者の方々には難しいのですが、こちらで紹介している楽曲は比較的歌いやすいですから、香西さんの曲を歌ってみたいけど不安……という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
【涙とお酒】香西かおりの歌いやすい曲まとめ【2025】(1〜10)
流恋草香西かおり

キャリア初期の名曲として現在でもファンの間で根強い人気をほこる作品『流恋草』。
一般的な演歌歌手はキャリアの後期に差し掛かると、それまでよりも難易度が高い楽曲を歌うようになるのですが、香西かおりさんはその逆で、晩年ほどポップスなどを主体としたキャッチーな楽曲を歌っています。
本作は初期の作品ということもあり、現在の香西かおりさんの楽曲よりも演歌らしい構成が特徴です。
こぶしの登場回数がそれなりに多く、抑揚もしっかりとしているのですが、3音階以上の変化を見せるこぶしは登場しないため、決して高難易度というわけではありません。
ある程度、演歌を歌い慣れている方であれば、問題なく歌いこなせるでしょう。
酒のやど香西かおり

デビュー25周年を記念としてリリースされた香西かおりさんの名作『酒のやど』。
本作は最近の演歌曲としては、かなり大きいヒットを記録した作品なので、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
王道の演歌で、女性の哀愁を見事に表現した歌詞が特徴です。
そんな本作のボーカルラインは、やや音域が広いものの、声量を出した状態でのロングトーンがなく、こぶしの登場回数もかなり少なく構成されています。
音域もきっちりとキーを調整すれば、誰でも歌えるレベルなので、ぜひレパートリーに加えてみてください。
恋舟香西かおり

香西かおりさんのなかでも名作として名高い『恋舟』。
オーソドックスな演歌ナンバーで、キャッチーなボーカルラインが特徴です。
こぶしの登場回数が少なかったり、登場するこぶしもそこまで難易度の高いものではありませんが、2点だけ難所が登場します。
1点目は音域。
サビで裏声を使用した高いパートが登場するので、裏声な苦手な方はキーの調整が必要です。
2点目はサビ終わりのこぶし。
めちゃくちゃに難しいこぶしではありませんが、3音階の変化をヒーカップという声を裏返す歌唱法で歌い上げるため、どうしても難しい場合は強めのビブラートでごまかしながら歌ってみてください。
くちなし悲歌香西かおり

多くの名曲を持つ香西かおりさんですが、その中でも特に切ない作品として有名な『くちなし悲歌』。
バンドの演奏も後半から登場しますが、基本的にピアノの演奏を全面に打ち出しており、それら演奏の雰囲気も相まって、バツグンの切なさをほこります。
演歌らしさをもった楽曲なのですが、ボーカルライン自体は昭和歌謡のそれで、こぶしのような複雑なボーカルテクニックはほぼ登場しません。
やや音域が広いので、しっかりと自分に合ったキーに調整するよう心がけて歌いましょう。
もしや・・・あんたが香西かおり

浜圭介さん、荒木とよひささんといった作曲家たちとコンビを組んでリリースした香西かおりさんの名作『もしや・・・あんたが』。
ギターのアルペジオなどに演歌らしさを感じさせる楽曲ですが、あくまでもポップスとしての作品で、こぶしはBメロからサビに移り変わるロングトーンで1度しか登場しません。
ただ、泣き歌のポップスとしての側面が強いため、しっかりとした感情表現は必要です。
単純なボーカルラインの難易度は易しい部類に入りますので、お酒の勢いで感情をこめたボーカルを披露したい方はぜひチェックしてみてください。
とどかぬ想いNEW!香西かおり

別れた相手を思う、主人公の一途な姿が描かれた作品です。
香西かおりさんの楽曲で、2025年7月にリリース。
夢の中だけでも会いたいと願う痛切な気持ちが、伝わってきて胸を締め付けます。
哀愁を帯びた歌声もまた、本作のドラマ性をより一層深めている印象。
忘れられない恋の記憶を抱えている方が耳にすれば、そのやるせない心情に深く共感してしまうのではないでしょうか。
ホームで香西かおり

歌謡曲やポップスにも積極的に取り組むことで知られている香西かおりさん。
そんな彼女の作品のなかでも、特に涙を誘う切ないポップスとして人気を集めているのが、こちらの『ホームで』。
ポップスといっても現代ポップスのような複雑なものではなく、渡辺真知子さんや岩崎宏美さんのような昭和のポップスに仕上げられているので、音程の上下はあくまでもゆるやかです。
休符も多いのですが、ロングトーンが多いため、ロングトーンの歌い出しの前には呼吸を整えるよう意識しましょう。