幼いころから民謡歌手として活躍し、銀行員としての社会人生活を経て演歌の道へと入った異色の経歴を持つ香西かおりさん。
デビュー曲『雨酒場』がロングヒットを記録して第30回日本レコード大賞の新人賞を受賞、以降は演歌のみならずポップスの分野でも自らが作詞した曲をリリースするなど、幅広いジャンルで活躍しています。
そんな香西さんの民謡で鍛えられた高い歌唱力をまねするというのは正直初心者の方々には難しいのですが、こちらで紹介している楽曲は比較的歌いやすいですから、香西さんの曲を歌ってみたいけど不安……という方はぜひ参考にしてみてくださいね。
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流恋草香西かおり

キャリア初期の名曲として現在でもファンの間で根強い人気をほこる作品『流恋草』。
一般的な演歌歌手はキャリアの後期に差し掛かると、それまでよりも難易度が高い楽曲を歌うようになるのですが、香西かおりさんはその逆で、晩年ほどポップスなどを主体としたキャッチーな楽曲を歌っています。
本作は初期の作品ということもあり、現在の香西かおりさんの楽曲よりも演歌らしい構成が特徴です。
こぶしの登場回数がそれなりに多く、抑揚もしっかりとしているのですが、3音階以上の変化を見せるこぶしは登場しないため、決して高難易度というわけではありません。
ある程度、演歌を歌い慣れている方であれば、問題なく歌いこなせるでしょう。
酒のやど香西かおり

デビュー25周年を記念としてリリースされた香西かおりさんの名作『酒のやど』。
本作は最近の演歌曲としては、かなり大きいヒットを記録した作品なので、ご存じの方も多いのではないでしょうか?
王道の演歌で、女性の哀愁を見事に表現した歌詞が特徴です。
そんな本作のボーカルラインは、やや音域が広いものの、声量を出した状態でのロングトーンがなく、こぶしの登場回数もかなり少なく構成されています。
音域もきっちりとキーを調整すれば、誰でも歌えるレベルなので、ぜひレパートリーに加えてみてください。
恋舟香西かおり

香西かおりさんのなかでも名作として名高い『恋舟』。
オーソドックスな演歌ナンバーで、キャッチーなボーカルラインが特徴です。
こぶしの登場回数が少なかったり、登場するこぶしもそこまで難易度の高いものではありませんが、2点だけ難所が登場します。
1点目は音域。
サビで裏声を使用した高いパートが登場するので、裏声な苦手な方はキーの調整が必要です。
2点目はサビ終わりのこぶし。
めちゃくちゃに難しいこぶしではありませんが、3音階の変化をヒーカップという声を裏返す歌唱法で歌い上げるため、どうしても難しい場合は強めのビブラートでごまかしながら歌ってみてください。
人形香西かおり

香西かおりさんの隠れた名作として、ファンの間で根強い人気をほこる楽曲『人形』。
本作は昭和歌謡をベースとした作品で、非常に艶やかなボーカルが特徴です。
序盤は静かでしっとりとしたボーカルラインで、サビで一気にボルテージが上がります。
昔ながらの昭和歌謡というよりは、来生たかおさんや玉置浩二さんの作曲に近い作品で、魅力的でありながらも音程の上下がゆったりとしたボーカルラインに仕上がっているのが特徴です。
ぜひレパートリーに加えてみてください。
澪標香西かおり

香西かおりさんというと色気を全面に打ち出したボーカルが印象的ですよね。
もちろん、そういった楽曲もすばらしいのですが、晩年は哀愁歌にも磨きがかかっています。
そこでオススメしたいのが、こちらの『澪標』。
演歌をベースとしていますが、1980年代の歌謡曲寄りのポップスに近いボーカルラインが特徴で、こぶしなどの高度なテクニックはあまり登場しません。
吐息を含めた、息遣いをしっかりと使うことで、抑揚がつき、ボーカルに哀愁がただようので、ぜひ参考にしてみてください。