今回はBrett Garsedに代表されるような、レガートとハイブリッドピッキングを使って縦横無尽に駆け巡るフレーズを紹介します。
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はじめに
ここでのハイブリッドピッキングは、ピック以外に右手の中指・薬指・小指も使ってピッキングする奏法と定義します(チキンピッキングと区別するため)。
表記は、中指(m)、薬指(a)、小指(c)となります。
題材は僕のオリジナル曲「Mirage」から、動画の2:11~2:31のフレーズです。
TAB譜はこちらです。
8弦ギターの曲ですが、このパートは6弦ギターで弾けます。
チューニングはレギュラーです。
1小節目~3小節目
途中休符も挟みますが、基本的に90BPMの32分音符で延々と弾き続けます。
ポイントは2小節目、およそ拍と拍のつなぎ目辺りで毎回弦をまたいで戻る箇所が出てきますが、すべてダウン→中指ピッキング→ダウンのパターンで弾いています。
このようにレガートフレーズが続いている流れで一瞬音飛びが発生するパターンはBrett Garsedの常套句(じょうとうく)と言えます。
4小節目
3拍目だけ右手中指・薬指・小指のピッキングも使った難易度の高いフレーズが一瞬出てきます。
特に薬指・小指で連続してピッキングする奏法は慣れないと思いますので、この2本の指だけで弦をはじく練習が必要になるかもしれません。
エクササイズ的なものも良いですが、クラシックギターの楽曲を練習するのも右手の強化には適していると思います。
4拍目の下降ラインは指を使わず連続アップピッキングで弾いています。
6小節目
32分音符の正確なレガートに加えてスキッピングの嵐なフレーズです。
よくある1弦飛ばしのフレーズですが、5弦、3弦、1弦と太さが異なる弦を行ききするのでレガートのリズムがヨレやすいかもしれません。
8小節目
ノン・ピッキングのタッピングフレーズです。
各弦の第1音目はピッキングせず、左手の押弦だけで発音します。
ここもスキッピングが絡んできますので、弦移動の際のノイズに注意しましょう。
最後に
今回は正確な32分音符の譜割りにつじつまを合わせるため、ダイアトニックスケールにクロマティックを挟んで音数を稼いでいます。
同時にフュージョン的な雰囲気も出せていると思いますので参考にしてみてください。