【邦楽】アルペジオの魔法~アルペジオが美しい名曲まとめ
アルペジオというのは日本語だと「分散和音」という言葉になり、簡単にいえば「和音を1音ずつ弾く」という演奏方法です。
バラードのギターやピアノなどによく使われる演奏方法で、おそらく誰もが1度は耳にしたことがあるんじゃないでしょうか。
そんな「アルペジオ」という言葉を最近知って、もっといろんなアルペジオの曲が聴いてみたくなった人も多いでしょう。
この記事ではそんなあなたのために、アルペジオが美しいオススメの曲をたくさん紹介してきます!
ぜひアルペジオの美しさに酔いしれてみてください!
【邦楽】アルペジオの魔法~アルペジオが美しい名曲まとめ(1〜10)
ロビンソンスピッツ

やわらかいバンド・アンサンブルと透明感のあるエバーグリーンな歌声、胸を締め付けるような切ないメロディが、音楽ファンはもちろん同業者からの人気も高いスピッツ。
1995年4月にリリースされた11枚目のシングルは、彼らが広く世に知られるきっかけとなった名曲です。
三輪テツヤさんによる印象的なアルペジオが鳴り響いた瞬間、心がほどけていくような気持ちにさせられますね。
青春の切なさと希望を歌った詩情豊かな歌詞と、分散和音の美しい響きが見事に調和した傑作で、フジテレビ系ドラマ『白線流し』の挿入歌としても使用されました。
162万枚を超える大ヒットを記録した本作は、恋する気持ちを抱く方や懐かしい青春時代を振り返りたい時にぴったりの一曲ですよ。
more than words羊文学

四つ打ちのリズムと繊細なアルペジオが織りなす都会的なサウンドが印象的で、羊文学の新たな音楽的挑戦を感じられる楽曲です。
塩塚モエカさんの文学的な歌詞は言葉以上の感情を表現しており、ギターのアルペジオがその微細なニュアンスを美しく補完しています。
2023年9月にリリースされ、TVアニメ『呪術廻戦』第2期のエンディングテーマとして起用されました。
ストリーミング累計再生回数は1億回を突破し、アルバム『12 hugs (like butterflies)』にも収録されています。
オルタナティブロックやアニメ音楽がお好きな方、そして繊細なギターワークに魅力を感じる方にぜひ聴いてもらいたい一曲ですね。
life hackVaundy

恋愛における心の葛藤と甘酸っぱい感情を瑞々しく描いた、Vaundyさんの珠玉のラブソングです。
相手の態度に一喜一憂する主人公の心境が、まるで自分の体験のように胸に迫ってきますね。
創造的な想いと防御的な気持ちが交錯する複雑な感情を、ポップで親しみやすいメロディに乗せて表現しており、聴けば聴くほど深みにはまる仕上がりとなっています。
イントロから印象的なアルペジオが楽曲全体を彩り、Bm7やC#m7といったコード進行が生み出す美しい響きが、恋心の繊細な揺れ動きを見事に表現していますよ。
2020年3月にリリースされた本作は、2022年にGLOBAL WORKのテレビCMソングに起用され話題となりました。
日常の恋愛で感じるリアルな心境に共感したい方におすすめです。
クリスマス・イブ山下達郎

あまりにも有名なこちらの楽曲については、もはや説明するのも野暮ってものでしょう。
天才音楽家、山下達郎さんが手掛けた楽曲の中で最も人気の高い楽曲の1つであり、国民的なクリスマスソングとして知られているこちらの楽曲は、1983年にリリースされたアルバム『MELODIES』が初出です。
同年にシングルカットされてロングヒットを記録しました。
本作の魅力は何といっても、冒頭から響く美しいアルペジオとバロック風のコード進行でしょう。
間奏部分にはパッヘルベルの「カノン」が引用されており、このアルペジオが楽曲全体に荘厳で静謐な雰囲気を与えています。
雨が雪に変わる夜の静寂と、約束していた人が来ない切ない心情を歌った歌詞は、クリスマスという特別な夜の孤独感を見事に表現しております。
2016年には30年連続でオリコンチャートインしてギネス記録を達成するなど、その人気の高さがうかがえますね。
gravityLUNA SEA

16ビートのリズムとアルペジオの美しい響きが印象的なバラード調のロックナンバーが、2000年に映画『アナザヘヴン』およびテレビ朝日系ドラマ『アナザヘヴン〜eclipse〜』の主題歌として注目を集めました。
INORANさんが作曲を手掛け、RYUICHIさんが補作詞を担当した本作は、「INOペジオ」と称されるINORANさん独自のアルペジオスタイルが楽曲全体を彩ります。
クリーントーンで奏でられる繊細なアルペジオは、音と音の間に余白を持たせることで空間的な広がりを感じさせ、聴く者を楽曲の世界へと引き込んでいきます。
オリコン週間チャートで初登場1位を獲得し、プラチナ認定を受けた実績も持つ名曲は、アルペジオの美しさに触れたい方や秋の夜長にゆっくりと音楽に浸りたい方におすすめです。
LONELINESS WILL SHINEToe

孤独の中にも光を見出すというタイトルが示すように、内省的でありながらも希望を感じさせる美しいインストゥルメンタル作品です。
クリーンで繊細なアルペジオが楽曲全体を支配し、静寂から始まって徐々に音の厚みを増していく構成が印象的ですね。
toeが得意とする複雑なリズムとメロディの融合により、アルペジオが単なる伴奏を超えて楽曲の核となっています。
アルバム『NOW I SEE THE LIGHT』のリード曲として2024年7月にリリースされ、約6年ぶりの新作として注目を集めました。
写真家の太田好治さんが手がけたミュージックビデオも公開されており、音楽と映像が融合した深い感動を呼び起こします。
一人の時間を大切にしたい方や、ポストロックの繊細な世界観に浸りたい方にぴったりの楽曲です!
シンデレラボーイSaucy Dog

恋愛の理想と現実の間で揺れ動く心境を、女性目線で丁寧に描いた珠玉のバラード。
シンデレラの魔法が解ける瞬間をモチーフに、恋人の本当の姿に気づきながらも離れられない複雑な心情が歌われています。
イントロから響く美しいアルペジオが、切ない感情の波を繊細に表現し、楽曲全体に漂う哀愁を際立たせています。
2021年8月にミニアルバム『レイジーサンデー』でリリースされ、累計ストリーミング再生回数1億回を突破するなど、大きな反響を呼びました。
失恋の痛みや恋愛での自己欺瞞に悩んだ経験のある方なら、きっと心に響く楽曲となるでしょう。